下地材とは
フローリングやフロアタイルなどの仕上材を取り付けるための部材が、下地材です。安全で快適な家を作るためには、この下地材の選定が重要になってきます。下地材の種類や、仕上材との関係についてご紹介します。
意味:下地材とは
下地材(したじざい)とは、フローリングやフロアタイル、クロス、化粧合板などの仕上材を設置するための部材です。建物の耐久性を向上させることや、断熱性、透湿性、遮音性などの機能性を高めることが目的であり、設置される場所に応じて異なった資材が選ばれます。
例えば天井や壁では、耐火性を重視したものが使われたり、洗面所や浴室など水気のあるところでは耐水性の高いものが用いられており、快適な家にするためにはこのような選択が重要になるといえます。
どんな種類の下地材がある?
下地材の代表的なものには、床関係で使われる構造用合板や、壁・天井などで使われるプラスターボードがあります。そもそも合板とは、薄く切った板材を数枚貼り合わせたものを指します。それを繊維の方向が交差するような形で組み合わせていった資材が、構造用合板と呼ばれており、交差させることで強度を高めているため、家屋を支える下地材として適しているのです。
またプラスターボードは石膏ボードとも呼ばれており、石膏を主成分にした素材を板状に固め、紙で挟んだ資材のことを指します。壁や床などの下地材として多用されている一方で、仕上材としても利用されることがあります。
なお仕上材として用いる場合は、素材の性質上、釘やネジが使用できないため、金物などを取り付ける際は接着することになります。その他の下地材として、普通合板や構造用パネル、木質ボードといったものもあります。
下地材と仕上材の関係は?
下地材は、仕上材を設置するための土台であると同時に、建築物の構造を強化するために用いられる部材でもあります。そのために、壁や床、天井などの設置場所や、水気があるかどうかなどのシチュエーションに応じた資材選択が重要になるのです。
一方で壁紙や床材などの仕上材も、単なる装飾だけではありません。湿気の多い部屋では吸湿性の高い壁紙、人が多く行き交う場所では頑丈なフロアタイルを選ぶなど、建物の耐久性や機能性をさらに向上させるための部材でもあるのです。
したがって、適切な下地材と仕上材を組み合わせることで、リフォーム効果もよりいっそう発揮されることになります。仕上材を選ぶ際には、下地材との組み合わせという視点を取り込みましょう。
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