トイレリフォームの相場は?費用を安く抑えるポイントを解説
2022年03月22日更新
トイレのリフォーム費用の相場を知りたい方は必見。この記事では、トイレのリフォーム費用の相場をグレードと工事内容別に徹底解説。注意点や費用を安く抑えるコツも併せて解説するので、この記事を読むとトイレのリフォームの基礎知識が習得できます。
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- 目次
1.トイレのリフォーム費用相場
リフォーム費用は、どのような場所でも利便性や機能性、デザイン性など重視する項目が多いほど高額になりがちです。希望する内容によっては予算をオーバーする可能性もあるため、事前にリフォーム費用の相場を把握しておくと良いでしょう。
トイレのリフォーム費用は、15万円~50万円程度が相場です。ただし、費用の相場は工事内容や本体のグレードによって変動します。最近人気が高いタンクレストイレでも、スタンダードなグレードのものを選べば相場の範囲内でのリフォームが可能です。
トイレのリフォームと一口に言っても、タンクのみを交換する小規模なものから空間全体を一新する大規模なものまでさまざまです。ここでは、トイレのリフォーム費用の相場をグレードと工事内容別に解説します。
1_1. トイレのタンクまたは便器のみを交換する場合
現在主流となっている洋式トイレには、タンク一体タイプとセパレートタイプ、タンクレスタイプの3種類があります。このうちセパレートタイプはタンクと便器が分かれているため、どちらか一方の壊れた方のみの交換も可能です。
タンクまたは便器のみを交換する場合のリフォーム費用は、次の通りです。
【 タンクのみ 】
タンクのみを交換する場合、グレードに関わらず10万円程度が相場です。
※リフォーム費用には、タンクの代金と工事費が含まれています。
グレード | |
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リフォーム費用の相場 | |
スタンダードモデル | 10万円程度 |
ハイグレードモデル | 10万円程度 |
【 便器のみ 】
便器のみを交換する場合のリフォーム費用は、スタンダードモデルが55,000円~20万円程度、ハイグレードモデルが30万円~50万円程度が相場です。
グレード | |
---|---|
リフォーム費用の相場 | |
スタンダードモデル | 5.5万~20万円程度 |
ハイグレードモデル | 30万~50万円程度 |
タンクのみの交換はトイレ本体の解体や設置が不要なので、比較的リーズナブルな価格でリフォームできます。
1_2. トイレ本体の交換と床材をリフォームする場合
トイレの種類に関わらず本体を交換するときには、床材を同時にリフォームするケースも少なくありません。トイレ本体の交換と床材をリフォームする場合の費用は、スタンダードモデルで12万円~20万円程度が相場です。
一方で温水洗浄便座や高節水などのさまざまな機能がプラスされたハイグレードモデルは、30万円~50万円程度がリフォーム費用の相場になります。
グレード | |
---|---|
リフォーム費用の相場 | |
スタンダードモデル | 12万~20万円程度 |
ハイグレードモデル | 30万~50万円程度 |
- 関連ページ:トイレの床材張り替えリフォームと費用
1_3. トイレ空間全体をリフォームする場合
トイレ本体に加えて床や壁、天井などの空間すべてをリフォームする場合、13万円~54万円程度が相場になります。シンプルな機能だけが付いたスタンダードモデルは、13万円~24万円程度が相場です。
一方でハイグレードモデルの費用相場は31万円~54万円程度となり、スタンダードモデルの2倍程度になります。ただし、トイレ本体と床材だけをリフォームする場合と、費用相場はほとんど変わりません。
グレード | |
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リフォーム費用の相場 | |
スタンダードモデル | 13万~24万円程度 |
ハイグレードモデル | 31万~54万円程度 |
1_4. トイレを和式から洋式にリフォームする場合
和式から洋式にリフォームする場合の費用は、35万円~59万円程度が相場です。グレード別では、スタンダードモデルが35万円~49万円程度、ハイグレードモデルが48万円~59万円程度になります。
グレード | |
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リフォーム費用の相場 | |
スタンダードモデル | 35万~49万円程度 |
ハイグレードモデル | 48万~59万円程度 |
ほかの工事内容に比べて費用が高い理由は和式と洋式では形状が異なるため、必要な工事が多いからです。
リノコではトイレのリフォーム事例を多数掲載中です。こちらも参考にご覧ください。
2.トイレリフォームのポイント
ここでは、トイレをリフォームする際に知っておきたいポイントを3つ解説します。
2_1. トイレ本体のタイプを選ぶ
トイレをリフォームする際には、まず本体のタイプを選びましょう。どのタイプを選ぶかで、利便性やデザイン性などが異なるからです。本体のタイプは、おもにタンク一体タイプとセパレートタイプ、タンクレスタイプの3種類があります。
タンク一体タイプ
特徴 | 各パーツが一体化したタイプ |
メリット | ・凹凸が少ないのでお手入れしやすい ・低い水圧にも対応 |
デメリット | ・故障すると丸ごと交換しなければならない ・セパレートタイプに比べて価格が高め |
セパレートタイプ
特徴 | 独立した各パーツを組み合わせるタイプ |
メリット | ・価格がリーズナブル ・メーカーに囚われず各パーツを自由に組み合わせられる ・壊れたパーツのみの交換が可能 |
デメリット | ・形状が複雑でお手入れしにくい ・連続使用で水量不足になる可能性がある |
タンクレスタイプ
特徴 | タンクがないタイプ |
メリット | ・タンク一体タイプよりもさらにお手入れしやすい ・デザイン性が高い ・コンパクトサイズなのでトイレが広く使用できる |
デメリット | ・手洗い場を別に設置しなければならない ・3つのタイプの中でも価格が高め ・低い水圧では非対応なことがある |
この中で人気が高いのはタンクレストイレですが、本体に手洗い場がないので別に設置する必要があります。
2_2. 必要な機能を整理する
一口にトイレと言っても、節水や自動洗浄など機能はさまざまです。トイレをリフォームする際には本体のタイプを検討するとともに、自分や家族が必要な機能を整理しておくと良いでしょう。
トイレに付いているおもな機能は次の通りです。
・ 節水
・ 節電
・ 防汚
・ 自動洗浄
・ 清掃サポート
・ 除菌
・ 部屋暖房
・ アプリとの連携
・ 便ふたのオートセンサー など
ただし、トイレ本体のタイプによっては希望する機能が備えられていないものもあるので注意が必要です。希望する機能がオプションで用意されている場合は、追加費用が発生します。
2_3. 排水方式と排水芯の寸法を確認する
トイレをリフォームする際には、排水方式と排水芯の寸法を確認しておきましょう。排水方式と排水芯の寸法に対応していないトイレは、設置できない可能性があるからです。
【 排水方式の確認方法 】
トイレの排水方式は、壁排水方式と床排水方式の2種類があります。トイレ本体と壁に排水管が接続されているのが確認できる場合は壁排水方式で、マンションに採用されているケースが多いです。
一方で戸建に採用されているケースが多いのは、トイレの周囲に排水管が確認できない床排水方式になります。
【 排水芯の確認方法 】
排水芯はメーカーによって位置が異なります。壁排水方式は、床から排水管までの高さを測って寸法を確認します。一方の床排水方式で測る寸法は、本体下部に取り付けられているネジキャップの大きい方から壁までの距離です。
3.トイレリフォームの注意点
トイレをリフォームするときには、事前に知らなかったことでスムーズに工事が進められなかったり、希望に沿ったものが設置できなかったりする可能性があるので注意しましょう。
ここで、トイレをリフォームする際の注意点を解説します。
3_1. 物件によってはタンクレストイレが設置できない
タンクレストイレはトイレ空間をスッキリ見せられるだけでなく、デザイン性が高いので人気です。多くの戸建てやマンションではタンクレストイレを設置できます。しかし、物件によってはタンクレストイレを設置できないことがあるので注意しましょう。
タンクレストイレを設置するためには、一定の水圧が必要だからです。特にマンションの2階以上では水圧が足りない可能性が高いため、リフォーム前に設置できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
タンクレストイレの設置に必要な水圧不足が懸念されるポイントは、おもに次の通りです。
・ 築20年以上の古い配管を使用している
・ トイレに井戸水を使用している
・ シャワーの水圧が弱い など
メーカーによっては、低水圧に対応しているタンクレストイレを販売していることもあります。タンクレストイレへのリフォームを検討している場合は、水圧に対応しているかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。
3_2. コンセントを確認する
最近の多くのトイレには、暖房便座やオート開閉などさまざまな機能が備えられています。便利な機能の多くは電気の供給によって作動するため、トイレ内にコンセントが必要です。
しかし、築年数が古い戸建てやマンションには、トイレ内にコンセントが設置されていないケースも少なくありません。コンセントを新設する場合は電気工事費が上乗せされるため、リフォーム費用が高くなります。
また、トイレ内にすでにコンセントが設定されていても、必要なワット数に対応していないことがあります。このような場合はワット数に応じてアンペアを上げなければならないため、別途電気工事が必要です。
4.トイレのリフォーム費用を抑えるには
トイレリフォームにかかる費用の平均額は、15万円~50万円程度です。デザイン性や機能性にこだわるほど費用が高くなりやすいですが、工夫次第では節約することも可能になります。
ここでは、トイレのリフォーム費用を抑える方法を3つ解説します。
4_1. 安いグレードを選択する
トイレのリフォーム費用は、トイレ本体の種類だけでなくグレードによっても変動します。グレードはメーカーや商品によって異なりますが、スタンダードモデルからハイグレードモデルが用意されているケースが多い傾向にあります。
このうちハイグレードモデルは便利な機能が数多く備えられているので、ほかのグレードに比べて本体価格が高めです。同じ商品でも、スタンダードモデルとハイグレードモデルでは30万円程度の差があることも少なくありません。
最近のスタンダードモデルには暖房便座や洗浄ノズルなどが備えられているものも多いため、ハイグレードモデルを選ばなくても十分な可能性もあります。
できるだけ本体価格が安いグレードを選ぶとリフォーム費用の節約につながるため、事前に最低限求める機能を整理しておくと良いでしょう。
4_2. 補助金や助成金を活用する
トイレをリフォームする際に、一定の条件を満たしていれば補助金や助成金が受けられる可能性があります。例えば要支援者または要介護者のためにトイレのリフォームを行う場合は、介護保険の補助金制度が利用できます。
補助金の支給対象の工事は、手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材への変更などです。条件を満たしていることを確認した上でリフォーム前に申請すると、最大20万円が支給されます。
このほかにも、国や自治体独自で設けている制度もあります。制度によって申請方法や支給額が異なるため、各自治体の公式ホームページで確認してみましょう。
4_3. 定額のリフォーム業者に依頼する
リフォームの費用は、同じ条件の工事内容でも業者によって異なります。業者ごとにリフォーム費用に違いがある理由は、工事単価や使用する材料などがすべて同じではないからです。
そのため、リフォームを行う際には複数社に見積もりを依頼し、費用や工事内容などのさまざまな項目を比較して選ぶことが大切です。リフォーム実績が高くわかりやすい料金設定の業者をお探しなら、リノコを検討してみてください。
リノコでは、全国どこでも定額料金でリフォームが行えます。料金の中には商品代と工事費、保証がすべて含まれているため、後から高額な費用を請求されることがないので安心です。
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5.トイレのリフォームでよくある質問
最後に、トイレのリフォームに関するよくある質問を紹介します。
トイレリフォームにかかる期間は?
トイレのリフォーム期間は早ければ当日に完了することもありますが、工事内容によって異なります。
工事内容 | |
---|---|
リフォーム期間 | |
トイレのタンクまたは便器のみを交換する場合 | 30分~2時間程度 |
トイレ本体の交換と床材をリフォームする場合 | 半日~2日程度 |
トイレ空間全体をリフォームする場合 | 1日~2日程度 |
トイレを和式から洋式にリフォームする場合 | 2日~3日程度 |
和式から洋式に変更する場合やトイレを新設する場合などの大掛かりな工事が必要になると、リフォーム期間が3日以上かかることもあります。
トイレリフォームの流れは?
トイレのリフォームを依頼する前に、工事の流れを把握しておきましょう。工事内容や業者によって異なりますが、トイレをリフォームする際の基本的な流れは次の通りです。
1. 工事内容の説明
2. 養生・トイレの解体
3. トイレの設置
4. 配管接続
5. リフォーム完了
工事内容の説明を受けた後は、トイレ内に傷や汚れが付くのを防ぐために養生が行われます。既存のトイレを解体して新たなものを設置した後は、各種配管を接続して工事は完了です。
6.まとめ:ポイントや注意点を押さえてトイレのリフォームを成功させよう
最近人気のタンクレストイレは、デザイン性や機能性が抜群です。しかし、物件によっては希望のトイレを設置できない可能性があるため、排水方式や排水芯の寸法、水圧などを事前に確認しておくことをおすすめします。
トイレのリフォーム費用は15万円~50万円程度が相場ですが、選び方次第で節約することも可能です。スタンダードモデルでもデザイン性が高く機能性に優れているものもあるため、希望する要件を整理して理想のトイレ空間にリフォームしましょう。
リノコではリフォームをご検討中の方は、是非リノコまでお問い合わせください。現地調査~見積もり作成まで無料で承っております。
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