トイレ交換の前に知っておきたい基礎知識やリフォーム事例をあわせて解説!
2022年03月23日更新
そろそろ新しいトイレに変える時期かな…と思っていても、実際にどのくらい費用がかかるのか気になるのではないでしょうか。リフォームは頻繁にするものではないので、なかなかイメージしにくいですよね。
この記事では、トイレを交換する前に知っておくべき基礎知識、トイレの種類、実際のリフォーム事例などを紹介します。トイレを交換しようと検討している方はぜひ参考にしてください。
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1.トイレ交換をする前に知っておくべき基礎知識
トイレの交換をする前に、トイレに関する基礎知識を確認しておきましょう。自宅のトイレがどのような種類なのか詳しく調べたことがある人は、あまりいないのではないでしょうか。
毎日使用するトイレなので、なるべくストレスがたまらないものを選びたいですよね。はじめに、トイレの種類、また洗浄方式によってメリット・デメリットを見ていきます。
トイレの種類
トイレの種類は大きく分けて、組み合わせ型・タンク一体型・タンクレス型の3種類です。
それぞれのメリット・デメリットを確認する前に、簡単に特徴を説明します。現在使用しているトイレはどのタイプに当てはまるか確認してみてくださいね。
トイレの種類 | |
---|---|
特徴 | |
組み合わせ型 | タンクと便器が別々になっている |
タンク一体型 | タンクと便器がくっついている |
タンクレス型 | タンクがついていない |
それでは次に、それぞれの種類のトイレについて詳しく見ていきましょう。
組み合わせ型
組み合わせ型は、タンクと便器が別々になっているのが特徴です。
私たちにとっては、なじみのあるタイプかもしれません。それでは組み合わせ型のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット | ・タンクと便器どちらかが壊れた場合、片方のみ修理できる |
デメリット | ・ほこりがたまりやすい ・一度流してしまうとタンクに水が溜まるまで時間がかかる |
タンク一体型の場合タンクと便器が一緒になっているため、どちらかが壊れると一時的に使用できません。
しかし、組み合わせ型は便器のみが壊れた場合に、便器のみ交換すれば良いので費用が抑えられますし、比較的簡単に修理できます。
組み合わせ型のデメリットは、便器とタンクの間にほこりがたまりやすく掃除に手間がかかる、タンクに一度水がたまってからでないと流せないといった点です。
タンク一体型
次に紹介するのはタンク一体型です。
名前の通り、タンクと便器がくっついているのが特徴となっています。タンク一体型のメリット・デメリットについては下記をご覧ください。
メリット | ・掃除しやすい ・見た目がすっきりしている |
デメリット | ・タンクに一度水がたまらないと流せない ・便器とタンクどちらかが故障した場合も一緒に修理が必要 |
一体型のメリットは、組み合わせ型に比べて凹凸が少ないため、ほこりがたまりにくく掃除がしやすい点です。
加えて、見た目がすっきりとしているのでデザイン重視の方は一体型が良いでしょう。
一方で、一体型のデメリットは組み合わせ型と同じようにタンクに水がたまらないと流せません。
また組み合わせ型のように便器とタンク別々に修理ができないため、組み合わせ型より修理費用が高くなってしまう可能性があります。
タンクレス型
タンクレス型は、タンクがないのが特徴です。タンクがない代わりに水圧で水を流します。
タンクレス型のメリット・デメリットを表にまとめたのでご覧ください。
メリット | ・タンクがない分狭い部屋にも設置できる ・スタイリッシュなデザイン ・タンクがないため掃除しやすい |
デメリット | ・水圧が低いところには設置できない ・水圧が低いため流れにくい |
タンクレスは、3つのトイレの中でも一番見た目がすっきりしている印象があります。
タンクがない分圧迫感がないため「トイレの空間が狭い…」と思っている方にはおすすめのタイプです。
一方で、タンクレスは直接水道から水を引いて流すため、水圧が低いと流れにくいというデメリットがあります。
特に、高さのあるマンションは階が高くなるほど水圧が低くなる可能性があるのでタンクレス型を設置したい場合は事前に確認しておきましょう。
洗浄方式の種類
次に、洗浄方式の種類を見ていきましょう。洗浄方式の種類は、洗い落とし式・トルネード式・サイホン式・サイホンゼット式・サイホンボルテックス式の5つにわけられます。
それぞれの洗浄方式の特徴を見ていきましょう。
洗い落とし式
洗い落とし式は、水の落差を用いて汚物を流す洗浄方式です。
水面が狭いため汚物がつきやすいのが特徴です。また水の落差があるため流す際に水が跳ねる可能性があります。
トルネード式
トルネード式は名前の通り、渦を巻きながら汚物を流します。
水面が広いため付着してしまった汚れもしっかり取れるのが特徴です。さらにほかの洗浄方式に比べて、使用する水が少ないため節水にもなります。
サイホン式
水を吸い出す力で汚物を吸い込む洗浄方式をサイホン式と呼びます。
サイホンゼット式やサイホンボルテックス式に比べて、水面が狭いため汚れがつきやすいというデメリットがあります。
サイホンゼット式
サイホンゼット式は、ゼット孔と水を吸い出す力を用いるサイホン式を組み合わせた洗浄方式です。
サイホンゼット式はサイホン式よりも水面が広いので、汚物が取れやすいメリットがあります。
サイホンボルテックス式
サイホンボルテックス式は、水を吸い出す力で吸い込むサイホン式と、うずまき(ボルテックス)を合わせた洗浄方式です。
水が溜まる範囲が広いため、便器に汚物がつきにくいメリットがあります。また、流す際の音が静かなのも特徴です。
2.トイレリフォームの種類と費用相場
トイレの種類や洗浄方式の特徴がわかったところで次は、トイレリフォームの種類と実際の費用相場を見ていきましょう。
和式便器から洋式便器へ交換する
はじめに、和式便器から洋式便器へ交換する場合の費用や特徴を確認しましょう。和式便器から洋式便器へ交換する場合平均費用は10~30万円が相場となります。
和式便器は床にはめこんであるため、洋式便器に交換する場合はトイレを設置するだけでなく、床の張り替えも必要となってきます。
また、和式から洋式に変更する場合に配管や電線も工事しなければなりません。そのため費用は高額となる可能性があります。
洋式便器から別の洋式便器へ交換する
次に、洋式便器から別の洋式便器へ交換するパターンを見ていきましょう。
洋式便器から洋式便器に交換する費用としては、組み合わせ型が10万円前後、タンク一体型やタンクレスは10万~30万円ほどになります。
高機能やデザインにこだわりたい場合は30万円以上かかる可能性もあるでしょう。タンクレスのトイレに変更した場合は手洗い場を別の場所に設置する必要があります。
洗浄便座のみの交換する
トイレのタイプによって、洗浄便座のみの交換ができないので注意しましょう。
洗浄便座のみ交換できるのは、組み合わせ型のみとなります。タンクと便座が一体となっているタンク一体型や、タンクがないタンクレス型は交換できません。
洗浄便座のみを交換する場合にかかる費用は、だいたい1~2万円前後となります。また便座のみであれば、自身で交換も交換可能です。
自身で設置するのが不安であれば、リフォーム業者に依頼しましょう。
3.トイレ交換のリフォーム事例
それでは実際に、トイレ交換のリフォーム事例を3つ紹介します。
具体的な事例がわかるとイメージしやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。
case.1:トイレ全体をリフォーム
トイレ空間を全部交換して生まれ変わりました|東京都江東区のお客様
リフォーム内容 | トイレの交換 トイレのクロス・床材張り替え |
メーカー:商品 | パナソニック:New アラウーノV サンゲツ:SP-2892・サンゲツ:HM−5048 |
リフォーム費用 | 総額225,000円(税込) |
コメント:ご自宅のトイレ空間を丸ごとリフォームしました。トイレは、少ない水でもきれいにできるパナソニックのNewアラウーノVです。水流をコントロールする独自の形状で、内面全体をぐるりと洗う「スパイラル水流」が、少ない水量で高い洗浄力を発揮してくれます。クロスはサンゲツのSP-9581、クッションフロアはサンゲツのHM−5048 です。今回のトイレリフォームと同時に、洗面室のクッションフロアも張替えました。
詳しくはこちら
case.2:和式トイレから洋式風トイレへリフォーム
和式トイレから洋式の腰掛けタイプのトイレに交換|神奈川県川崎市のお客様
リフォーム内容 | トイレの交換 |
メーカー:商品 | TOTO:スワレット |
リフォーム費用 | 総額157,000円(税込) |
コメント:事務所のトイレのリフォームです。和式トイレから洋式トイレに交換しました。新しいトイレは、TOTOのスワレットです。壁や床の工事なしで、和式トイレから洋式トイレ風の腰掛けタイプのトイレに変更できます。スワレットならボウル面まで洗浄するので、清潔さを保つ事ができます。
詳しくはこちら
case.3:便座の交換リフォーム
人気のTOTO製ウォシュレットBVに便座交換|神奈川県相模原市のお客様
リフォーム内容 | トイレ便座の交換 |
メーカー:商品 | TOTO:ウォシュレットBV(脱臭機能付き) |
リフォーム費用 | 総額41,800円(税込) |
コメント:ノズル部分から水がポタポタと漏れていた為、便座交換のご依頼をいただきました。新しい便座は、人気のTOTO製ウォシュレットBV(TCF2222E)です。脱臭機能付きで、温水洗浄と暖房便座が好評をいただいております。
詳しくはこちらトイレリフォームの事例
4.トイレ交換に関するQ&A
最後に、トイレ交換に関するQ&Aをまとめました。
トイレ交換は自分でもできる?
トイレは自身での交換も可能ではあります。
便器を購入し、交換する際に必要な道具を用意する必要があります。自分で交換すればリフォーム業者に依頼するよりも費用が抑えられますが、トイレ交換はかなり難易度が高い作業。
初めてDIYを行うという方にはおすすめできません。自分でトイレ交換を行う際は、しっかり下準備した上で行いましょう。
トイレ交換が得意な業者の選び方は?
トイレ交換が得意な業者の選び方は、見積もりからアフターフォローまで同じ施工業者が行ってくれるかチェックしましょう。
営業担当と施工担当が異なると上手く連携が取れておらず、見積もりと最終的な請求額が違ったなどのトラブルになる可能性があります。
また施工に関する希望も上手く伝わってない場合も。トイレ交換を頼む際は最初から最後までしっかり対応してくれる業者を選びましょう。
5.まとめ
今回はトイレ交換の費用相場や実際の事例を交えて紹介しました。トイレ交換をリフォーム業者に依頼する際は、トイレのタイプや洗浄方式をある程度理解した上で、どのようなトイレにしたいか決めておくとスムーズに話せるでしょう。
リフォームのリノコでは、多くの事例を掲載している他、現地調査から見積りまで無料で行っています。トイレ交換リフォームを検討されている方は、お気軽にご相談ください。
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