トイレのリフォームは予算とプランを入念に立てよう!おすすめの商品名も紹介
2022年02月17日更新
トイレのリフォームで失敗しないためには、予算計画とリフォームプランを入念に立てることが重要です。この記事では、具体的なリフォームパターンとおすすめの商品名、リフォーム予算の組み方やプランを立てる時のポイントについて、詳しく解説します。
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- 目次
1.トイレリフォームのパターンを解説
トイレのリフォームにはいくつかのパターンがあります。希望通りのリフォームを成功させるためには、事前に自分の希望を整理しておくことも大切です。どのようなトイレにリフォームするか、具体的なパターンを紹介します。
和式トイレから洋式トイレにリフォーム
よくあるリフォームのパターンは、和式トイレから洋式トイレへのリフォームです。トイレの形状自体を変更するため、それなりの費用が必要となります。まずは和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の費用相場をみていきましょう。
和式から洋式にする場合の費用は、どのようなタイプの便器を選択するかによって大きく変動します。そのため費用相場は10〜30万円と幅広く提示されることが多いでしょう。とくに高額になりやすいのは人気の高いタンクレストイレです。最新式のタンクレストイレは本体のみで15万円以上必要なため、最新式タンクレストイレにリフォームする場合の相場は25〜30万円前後とされています。
本体以外に必要な費用は、床の段差解消工事、給排水菅の工事、コンセントの設置工事、仮設トイレのレンタル費用などです。和式から洋式トイレへのリフォームにかかる期間は、工事内容によりますが5日間ほどかかることもあるため、この間はトイレが使えません。そのため仮説トイレをレンタルする必要が出てきます。
このように、さまざまな費用がかかるため、節約できるところはしっかり費用を抑えるための工夫も大切です。自治体によっては補助金制度が使える場合もあるので事前に確認してみましょう。
タンクありからタンクレスにリフォーム
最近では、タンクありからタンクレスにリフォームしたいという需要も増えています。タンクありからタンクレスにリフォームすれば、空間が広くなると考える人も多いでしょう。
確かに、タンクレスにすればタンクがあった分空間は広くなります。ただしここで注意しなければならないのは、タンクがなくなった分、別で手洗い場所を確保する必要があるという点です。
タンクありのトイレでも手洗いがないタイプもあるため、必ずしも当てはまるわけではありませんが、タンクレスは手洗いを別に用意する必要があります。空間を広くしたい場合は、スマートでシンプルな手洗いを選択しましょう。
タンクレスには、節水効果やトレイ本体の機能性アップというメリットもあるため、メリット・デメリットをよく理解したうえでプランを立てることをおすすめします。
2.リフォーム時におすすめの改善ポイント
トイレのリフォームでは、さまざまなプランを立てることができます。今のトイレに抱えている問題や、リフォームにあたって追加したい機能などをよく検討しておきましょう。ここからはリフォームプランを考える際のポイントを解説します。
狭いトイレを少しでも広くする
トイレの快適さや掃除のしやすさを考えると、少しでも広い空間にしたいと思う人もいるでしょう。タンクレストイレに交換すれば、タンク部分がなくなり広い空間を確保できます。
タンクレスでなくても、最近のトイレは本体自体がコンパクトになっています。タンクレストイレは高額になりがちなので、予算の問題で選択できない場合はできるだけコンパクトなトイレを選ぶのもひとつの方法です。
寒いトイレを暖かくする
トイレが寒いという問題を抱えている人もいるでしょう。さほど長い時間いる場所ではないためあまり気にしないという人もいるかもしれませんが、高齢者などのヒートショックを予防するために寒暖差をなくしておく視点も大切です。
トイレの寒さ対策に関しては次のような方法があげられます。
・ 床に断熱材を入れる工事をする
・ 暖房付きのトイレに交換する
・ 窓に内窓をつける工事をする
・ 暖房用のコンセントを追加する
このようにリフォームにあわせて寒さ対策をする場合も、どんな方法にするかしっかりプランを立てておきましょう。
トイレ掃除を簡単にする
トイレの掃除は毎日行うため、できるだけ短時間で楽に掃除できるトイレにしたいという希望を持つ人もいるでしょう。リフォームのタイミングで掃除の楽さを追求するというのもひとつの目的です。
たとえば、トイレ本体に汚れがたまって掃除しても取りきれないというケースもあるでしょう。これに関しては、トイレ本体の機能として汚れがつきにくいタイプのものが発売されています。こうした機能性のあるトイレを選択することで、掃除を楽にすることができるでしょう。
トイレ周りの掃除は、手が届きにくい場所にあった収納をリフォームすることで掃除をしやすくするという方法もあります。
バリアフリートイレに変更する
年齢によっては、トイレに手すりがあると便利だと感じることもあるでしょう。立ったり座ったりすることが苦痛なときには手すりがあると便利です。さらに足腰が弱ってくると少しの段差でつまずくこともあるかもしれません。
このように、トイレのリフォームを行うタイミングで将来を見据えて、バリアフリー対応のトイレに変更しておくこともプランのひとつです。バリアフリーの工事では自治体から補助金が出ることもあるため、予算を計画する際に確認してみるとよいでしょう。
3.トイレリフォームで必要となる工事
トイレのリフォームでは、単純に便器だけを交換する場合もあれば、全面的な改修工事を行うこともあります。いずれにしても、古い便器を取り外して新しいものをそこに取り付ければ完了という簡単な工事ではないことを理解しておきましょう。
ここでは、トイレのリフォームで必要となる工事を解説します。
給排水工事は行ったほうがよい?
トイレのリフォームで重要なのが、給排水の位置や老朽化具合のチェックです。給排水がうまくいかないと、トイレが詰まったり流れが悪くなったり、トラブルにつながりやすくなります。
リフォーム工事の際は、普段点検することのない給排水管のチェックも行いましょう。もしも排水管が老朽化していれば交換の必要があります。排水管の位置が新しいトイレにあわない場合は、位置をずらす工事が必要になるケースもあるでしょう。
給排水工事は必須ではありませんが、できるだけ行っておいたほうが、リフォーム後もより長くよい状態を保つことができるため、おすすめです。
トイレリフォームに付随する電気工事とは
リフォームのタイミングで行っておきたい工事のもうひとつが、電気工事です。トイレと電気は一見するとあまり関係ないように思えるかもしれませんが、新しいトイレを快適にするためにも、電気工事を理解しておきましょう。
まず、トイレに関わる電気工事には次の3つがあります。
・ 換気扇の設置
・ 暖房用のコンセントの増設工事
・ 温水洗浄便座のアース確認
築年数が古いトイレでは、換気扇がないケースが多くあります。窓があれば換気はできますが、冬場に窓を開けておくのも寒いため、換気扇があると便利です。
トイレが寒いという場合、小型の暖房器具を設置するのもひとつの解決策ですが、そのためにはコンセントが必要です。リフォームのタイミングであればコンセントの増設も可能となるため、温水洗浄便座とは別にコンセントを用意しておくと便利でしょう。
忘れがちなのが、温水洗浄便座のコンセントについているはずのアースです。アースがついていないと危険だと理解しておきましょう。とくに水回りで漏電が起こると非常に危険なため、現在、アースがついていなければ、リフォームのタイミングでアースをつけておきましょう。
4.おすすめのブランド3選|商品名も紹介
トイレのリフォームプランや予算を解説してきました。では、ここからは具体的にどのような商品が人気でおすすめなのか、メーカーごとに紹介していきます。
Panasonicのトイレ
トイレメーカーとしては後発ではあるものの、人気の高いPanasonic。なかでも「激落ちバブル」が人気です。
トイレの素材には有機ガラス系の新素材を採用しており、全てがタンクレスタイプのトイレとなっています。また、ハネガード、タレガード、モレガードという3種類の汚れガードで汚れの拡散をおさえることができます。
New アラウーノV
アラウーノシリーズのコンセプトを受け継いだフォルムが特徴で、無駄な凹凸をなくした形状になっているため、側面もふきそうじがしやすくなっています。
汚れのたまりやすい便器のフチがなく、水をはじくスゴピカ素材(有機ガラス系)で汚れがつきにくいのも嬉しいポイントです。
アラウーノS160
アラウーノシリーズのスタンダードタイプが「アラウーノS160」です。
人気の激落ちバブル機能を搭載しており、市販の台所用合成洗剤(中性)を使用することで、細かいミリバブル(直径約5mm)が目立つ汚れを取り除き、仕上げに微細なマイクロバブル(直径約60μm)で小さな汚れを除去します。
また、便蓋がセンサーによる自動開閉となっており、衛生面が気になる方にもおすすめです。
アラウーノL150
アラウーノL150は「アラウーノ」シリーズのハイスペックモデルです。
激落ちバブルやトリプル汚れガードなどの標準機能を搭載しつつ、除菌効果の高いオゾン水を自動で散布できるほか、トイレ退出後に便器本体から「ナノイーX」を放出しニオイの原因物質に働きかけ、高い脱臭効果を発揮します。
TOTOのトイレ
「トイレといえばTOTO」といっても過言ではないほど知名度の高いメーカーで、ウォシュレットを開発したメーカーとしても知られているTOTOの特長は、節水性の高さです。ほかのメーカーと比較しても節水量が多く、なおかついち早く節水機能を開発したという点でも信頼性の高いメーカーとなっています。
水を流すだけで洗浄してくれる機能などで、日常的な清潔感を保てるという点も魅力でしょう。とくに便器のフチをなくしたフチなし形状で、掃除の楽さを実現している点も特長となっています。
ピュアレストQR
TOTOの商品のなかでも比較的低予算で購入できるのがピュアレストQRです。
低価格であってもTOTOが持つ技術をしっかりと盛り込んでいるため、トルネード洗浄やフチなし形状でお手入れの楽さを実現しています。タンクありタイプですが、手洗いありとなしを選択できます。
節水機能も搭載しており、節水と汚れにくさの両方を兼ね備えていながら低価格という点では、人気の高い商品です。
ピュアレストEX
ピュアレストQRよりも、少しグレードアップしたのがピュアレストEXです。こちらもタンクありのタイプですが、手洗いありとなしが選択可能です。手洗いはボウルタイプで水が飛び散りにくく、コンパクトな設計が特徴となっています。
このように、タンクだけでなく便座や便器本体をカスタマイズできるのも、ピュアレストEXの魅力です。カラーはホワイト・パステルアイボリー・パステルピンク・ホワイトグレーの4色から選択できます。トイレ空間のイメージにあわせた色を選択できるため、こだわりのある方におすすめです。
GG/GGー800
ウォシュレット一体型便器がGG/GGー800シリーズです。段差を抑えた設計で、シンプルでクリーンなデザインが特長となっています。コンパクトな構造であるため、子どもでも使いやすい点が魅力です。
中間的な価格帯ながら高い機能性がある点が人気です。TOTOの特徴でもあるトルネード洗浄、フチなし形状、ノズルきれい機能、節水機能に加えて、便ふたのオート開閉機能や便器のオート洗浄機能も備えています。
さらに、停電時でも水が流せる機能もついているため、災害時にも安心です。
LIXILのトイレ
LIXILは比較的新しいメーカーですが、本来はイナックス、トステム、新日軽、東洋エクステリア・サンウェーブの統合によって設立された住宅設備総合メーカーです。つまり、各社の技術が集結して設立されている技術力の高いメーカーです。
LIXILが展開するトイレのなかでも、メーカーイチ押しの機能が「アクアセラミック素材」です。水アカがこびりつきにくく、汚れが付着した場合でも通常の洗浄できれいにできます。
さらに、掃除の際には便座の下部がリフトアップして、通常では掃除できなかった部分まで掃除できる機能を搭載したことで注目されています。
アメージュZ
アメージュZはフチなし便器が人気です。トイレ用クロスでサッと一拭きするだけで、普段の掃除がグンと楽になる点が魅力でしょう。リクシルが展開するアクアセラミック素材を採用しているため、こすらなくても汚れが落ちやすいという点も人気の理由です。
素材だけでなく、洗浄に関してもパワーストリーム洗浄を採用し、強力な水流が便器内を隅々まできれいにしてくれます。節水率は年間69%であり、水道代では年間1万円以上の節約になるといわれています。
カラーバリーエーションは、オフホワイト・ピュアホワイト・ピンクに加え、ほかのメーカーではあまりみないブルーグレーが用意されており、爽やかな印象のブルーグレーは人気色となっています。
アメージュZA
アメージュZAは、普通便座とシャワートイレのいずれかを組み合わせることができる点が特長です。シャワートイレの場合は、便器と便座が一体型になっています。タンクあり手洗い付きタイプの商品ですが、手洗い部分が広く作られており、水の飛び散りを予防してくれるため周辺の掃除も楽にできます。
アクアセラミック素材採用で、黒ずみや便器の黄ばみが起きにくい点も特長です。メーカーの情報では、新品のツルツル状態が100年続くともされています。
さらに、パワーストリーム洗浄・ノズルオートクリーニング・ノズル先端着脱・スッキルノズルシャッターなど、衛生面にとことんこだわった機能も魅力です。
5.トイレリフォームで失敗しないためのコツ
トイレのリフォームにはさまざまなプランと予算が考えられますが、その中から、自分が希望していて予算内で可能なプランを選択することが大切です。ここからは、トイレのリフォームで失敗しないためのコツを解説します。
壁紙、床材にもこだわる
トイレのリフォームでは、便器本体に目がいくことが多いでしょう。しかし、せっかくリフォームするのであれば、壁紙や床材など、工事できる範囲まで整備してしまうというのもよいかもしれません。便器だけでなく、空間のリフォームをするという視点を持ってみましょう。
壁紙を汚れがつきにくいものに変えるだけでも、掃除が楽になります。また、床材にもさまざまな種類があるため、自分の希望にあったものを選択しましょう。
扉も忘れない
トイレのリフォームで、忘れがちなのが扉です。トイレ内のリフォームにばかり目が行きがちになりますが、扉が古いままでは、せっかくリフォームしてもどこか物足りない感覚になってしまうかもしれません。予算に余裕があれば、リフォームのタイミングで扉の交換も検討してみましょう。
扉の交換はそれほど大変な作業ではないことが多いです。扉を一式交換するのか、枠や面材料を交換するのかによって費用は変動するので、よく検討しましょう。扉を丸ごと交換する場合は選んだ扉のグレードによって費用が異なりますが、相場は3〜10万円とされています。
扉だけでなく、枠も交換する場合には少し費用が高額になるでしょう。相場は8〜20万円です。築年数が古い場合には扉の劣化なども考えて、どちらを選択したほうがより長く快適な状態を保つことができるか、よく検討することをおすすめします。
トイレのリフォームはプランと見積りが大切
トイレのリフォームで失敗しないための大きなポイントは「見積り」です。見積りを取る前には、自分がリフォームでどのような空間を作りたいのか明確にプランニングしておきましょう。トイレにどのような機能性を求めるのか、トイレ周辺をどのように変えたいのかを具体的にしておくことが大切です。
6.トイレのリフォームはリノコで
トイレのリフォームは、住宅リフォームのなかでも比較的費用が少なくすむことが多い工事です。ただし、選択する製品の機能やグレードによっては上限がないのも事実であるため、事前にしっかりと予算計画を立てておく必要があります。
機能性や希望、理想ばかりを優先してしまうと予算オーバーしてしまうこともあるでしょう。大切なのは、いかに予算内で理想に近いリフォームをするかということです。そのためには、より具体的なプランを立てて具体的な製品や機能を考えておくと安心です。
ただ、自分だけでプランを組み立てるには、それなりの知識が必要になります。
リノコでは無料で現地への下見、見積りを承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
7.トイレをリフォームする際の重要ポイント
トイレリフォームのパターンはどのようなものがある?
トイレをリフォームする際には、和式トイレから洋式トイレへ、タンクありからタンクレスへのパターンが多く、和式から洋式へリフォームする際の費用相場は10~30万円です。
また、タンクレストイレにリフォームする際は、手洗い場を別に用意する必要があります。
リフォーム時におすすめの改善ポイントは?
タンクレスにして狭いトイレを少しでも広くする、断熱材や暖房付きトイレにして寒いトイレを暖かくする、汚れがつきにくいタイプにして掃除を簡単にする、バリアフリーにするなどのポイントがあります。
トイレリフォームで必要な工事は?
給排水工事、電気工事をしておくとよいでしょう。給排水工事をすればトイレの詰まりや流れのトラブルを予防でき、電気工事ではコンセントの増設やウォッシュレットのアース設置ができます。
おすすめのブランド、商品は?
Panasonicのアラウーノシリーズ、TOTOのピュアレストやGG/GG-800シリーズ、リクシルのアメージュシリーズがおすすめです。
トイレリフォームで失敗しないコツは?
壁紙や床材にもこだわること、扉も忘れないこと、プランと見積りが大切です。
プランを立てる際は、今抱えている課題をどう解決したいのか、将来的なことを見据えてどのようなトイレにしたいのかなど、具体的に希望を整理しておく必要があります。
見積り依頼をどこにすればいいかお悩みの方は、リノコの無料見積りをご利用ください。
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