トイレの臭いには原因がある!掃除方法や対策・注意点を解説
2022年01月13日更新
毎日のトイレ掃除をしているのに、臭いが消えず気になってしまうことがあります。臭いの原因がどこなのかも分からないと対処方法も分からず悩んでしまうものです。ここでは臭いの原因と対策・掃除方法や注意点を解説していきます。
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- 目次
1.臭いの原因を突き止めて適切な方法で対処しよう
トイレを長期間利用すると、アンモニア臭などの臭いが気になってきます。清潔なトイレを保つように気を付けていても、臭いは染みついてしまうものです。トイレの臭いの原因はどこから来るものなのでしょうか?臭いの原因が分かれば適した対処法もわかってきます。原因がわかればトイレの臭い防止にも繋がります。
2.トイレから漂う臭いの原因(5つの要素)
トイレから漂う臭いの原因を解説します。臭いの原因には主に5つの要素があげられます。
1. 下水管からの臭い(下水臭)
2. トイレ汚れによるアンモニア臭
3. 温水洗浄便座の汚れ
4. 換気扇の機能不足
5. タンク式トイレのタンクのカビ
トイレの臭いを防止するには臭いの原因を理解しておくことが大切です。
1つずつ見ていきましょう。
1.下水管からの臭い(下水臭)
臭いの原因の1つに「下水臭」があります。下水管の臭いがいくつかの原因でトイレまで伝わってしまうため、不快な臭いを感じます。下水管から臭いが伝わってしまう原因は以下のものがあげられます。
・ 封水不足(トイレと排管の接合部にたまっている少量の水)
・ 排水管のつまり
・ 便器と床にできた隙間から漏れている
上記3つが下水臭の主な原因です。
【MEMO】封水不足には理由がある。 封水不足に陥る原因は大きく2つ。 ・長期間トイレを利用していない(稼働しないことで水が自然蒸発) ・災害時などお風呂の水をトイレに流すことで封水が減る |
長期間の未使用トイレは利用前に稼働させるなどの対策をしましょう。
2.トイレ汚れによるアンモニア臭
トイレ汚れからの臭いの原因の多くは、排尿時に飛び散った尿が蓄積され、雑菌が増えることでの「アンモニア臭」が原因です。トイレ掃除の際、念入りに掃除をしているつもりでも多くの人は細かな部分に手が届いていません。便器の内側や便器周りには多くの尿が蓄積され臭いのもととなる雑菌が増えているのです。
【MEMO】菌の温床「尿石」はアンモニア臭を増大させる 飛び散った尿を放置しておくと、尿に含まれるカルシウムが固まり「尿石」となります。 尿石は臭いの原因となる雑菌の温床です。 放置すればさらに尿石が増大し臭いも強くなるので注意しましょう。 |
3.温水洗浄便座の汚れ
温水洗浄便座は今や多くの家庭に普及しています。便利で衛生的に見える温水洗浄便座ですが、臭いの原因にもなっています。温水洗浄便座ノズルや便座の裏側・ノズルと便器の接合部分は汚れが付きやすく、掃除がしにくい場所です。
特にノズル部分は稼働時、尿や便が付いたまま戻ってしまう可能性があります。その場合ノズル収納部分の内側に汚れがこびりつき、臭いの原因となるのです。
4.換気扇の機能不足
換気をすることで臭いを取り除く換気扇ですが、換気機能が低下することで臭いの原因になることがあります。換気扇は定期的な掃除が必要です。放置するとフィルターのつまりやホコリの蓄積により、換気機能が低下します。そのためトイレの臭いを十分に取り除くことが出来なくなります。
5.タンク式トイレのタンク内のカビ
手洗い場のついている水洗タンクも臭いの原因となる場合があります。タンク内部は湿気が多く、カビの繁殖場所として最適です。そのためカビによる臭いも悪臭の原因となります。
【MEMO】カビはタンクだけにあらず 湿気を好むカビは、タンクだけにとどまりません。 天井や換気扇内などの湿気(水分)の多い場所に現れます。 カビ特有の臭いはトイレ利用者にとって快適に過ごすには気になるところでしょう。 |
3.トイレ掃除で臭いをおさえるためのポイント
トイレ掃除で臭いをおさえるポイントを解説します。トイレの臭いは掃除のやり方で抑えることが可能です。トイレ掃除のポイントを次のようにまとめました。
・ 細かな箇所まで掃除をする
・ 清潔な掃除道具をそろえる
・ 便器表面も念入りに
上記のポイントをおさえて見ていきましょう。
細かな箇所まで掃除をする
掃除のポイントは便器内の細かな部分まで行うことです。具体的な部分をまとめました。
・ 便器のふちと裏側
・ 便器側面
・ 温水洗浄便座ノズル
・ 温水洗浄便座ノズルの収納部分や付け根
上記4点は徹底的に掃除をしましょう。ポイントを突くだけで臭いを抑えることが出来ます。
【MEMO】トイレの壁や床は丁寧に掃除をしましょう トイレの壁や床は丁寧に掃除をしましょう。 目には見えませんが、壁や床には尿の飛沫が付いています。 放置すると黄ばみや臭いの原因になりかねません。 |
清潔な掃除道具をそろえる
トイレ掃除に欠かせないのが「掃除道具」です。ドラッグストアやスーパーなど、身近なお店で買える範囲の掃除道具で十分です。掃除道具は清潔なものが一番。せっかくの掃除道具も汚れていては意味がありません。雑菌の繁殖防止にも、こまめに買い替えるのがおすすめです。
【MEMO】使い捨ての掃除道具もおすすめ 最近ではワンタッチで取り換え可能なブラシやトイレに流せるシートなど、 使い切り型の掃除道具が増えています。 いつでもきれいな状態でお掃除が可能で、衛生面を見ても使い切りタイプはおすすめです。 |
便器表面も念入りに
便器表面のお掃除も念入りにしましょう。便器の表面には利用していく中で目に見えないキズがついていきます。傷は放置しておくと菌や汚れが入り込みやすく、臭いのもとになる可能性が高いです。便器表面は掃除がしやすく掃除が簡単と思われがちですが、細かな傷の内部には汚れが残りやすいのです。
便器のお掃除は復元成分配合の洗剤がおすすめ
便器表面のお掃除は復元剤の入っている洗剤でお掃除をしましょう。復元剤はワックス効果があり、お掃除をしながらトイレ表面の汚れが付きにくくなります。その他にもフッ素加工ブラシなども便器表面のコーティング効果があるため掃除をしながら汚れを防止してくれるのでおすすめです。
4.トイレ掃除をする時の注意点【臭い対策】
臭い対策を兼ねたトイレ掃除の注意点は以下のポイントをおさえましょう。
・ 力を入れてこすらない
・ 週に一度の頻度でトイレ掃除
トイレ掃除は臭いをおさえるために重要ですが、掃除をする際の注意点もおさえておくことも大切です。
力を入れてこすらない
便器にこびりついた汚れや、便座の尿痕などの掃除にはブラシやシートに力を入れがちです。力いっぱいこすることで便器や便座に傷がつき、汚れがたまる菌の温床となり臭いの原因となります。トイレ掃除の基本は「ゴシゴシこすらない」ことです。ブラシや洗剤、トイレシートの機能性と適度な力で掃除をしましょう。
【MEMO】拭きあげ用のふきんは湿らせたものがマスト! 便器周りの拭きあげに使うふきんは乾いたものはNGです。 静電気が発生しやすく、ほこりが付きやすくなる 便器・便座を傷つけやすい |
上記2点のリスクがあるうえに汚れも取りにくいため、水で湿らせて使いましょう。
週に一度の頻度でトイレ掃除
トイレの臭いをおさえるためには定期的なトイレ掃除が大切です。週に一度のトイレ掃除が理想的でしょう。トイレの臭いは蓄積された尿石などによる雑菌の繁殖です。定期的なトイレ掃除は尿石の発生を無くすことが出来るため、臭いも必然的になくなります。
【MEMO】トイレを清潔に保つ基本は毎日のお手入れが重要 トイレの臭いをはじめとした清潔さを保つためには毎日のお手入れが基本です。 週に一度の掃除はより臭いを無くすためのもの。 日頃の手入れが掃除の効果を促進してくれます。 |
5.日頃のお手入れポイント【トイレの臭い対策】
トイレの臭い対策として日頃のお手入れポイントを解説します。トイレの臭いを無くすためにはお手入れが重要です。ポイントを以下のようにまとめました。
・ 細かな換気
・ 芳香剤と消臭剤の利用
・ 汚れたらすぐに拭き取る
上記3つのポイントを見ていきましょう。
細かな換気
トイレの換気は細かく行いましょう。換気は臭いの他に原因となる雑菌やホコリなども外に吸い出してくれます。さらに換気扇も定期的に掃除をすることが大切です。換気扇には換気を行うことで付いた雑菌やホコリが蓄積されます。定期的な換気扇の掃除を行うことで換気能力を保ち快適な空間が維持できます。
【MEMO】換気が弱いトイレには換気扇のフル稼働がおすすめ マンションなどの集合住宅では、トイレの換気扇が小さい場合が多いです。 小さな換気扇は一度に換気する力が弱く、短期間では臭いを外に出すのは困難です。 換気扇を長時間、稼働させておくことで臭いを常時おさえていくのが良いでしょう。 |
- 関連ページ:トイレの換気扇はフル稼働?止めなくていい理由は?
芳香剤と消臭剤の利用
普段から臭いに敏感な場合、芳香剤や消臭剤がおすすめです。芳香剤や消臭剤は、さまざまな種類が販売されています。香りや機能性、トイレの広さなどで選ぶのがポイントです。
【MEMO】芳香剤・消臭剤は臭いの根本的な解決にはならない トイレの臭いをなくすには、定期的なトイレ掃除とこまめなお手入れが重要です。 芳香剤や消臭剤はトイレにこもる臭いを感じにくくするものです。 そのためトイレ掃除の徹底が根本的な解決につながります。 |
汚れたらすぐに拭き取る
トイレをきれいな状態で保つことは、臭いが発生する原因をおさえることにつながります。そのためトイレ利用時に汚れた部分をすぐに拭き取るなどの細かな掃除が大切です。トイレの臭いは蓄積された汚れが原因となります。汚れを放置することは臭いの発生を促すことと同じです。普段の生活での細かな対処がトイレの臭いをおさえることに繋がります。
6.臭い対策はトイレリフォームがおすすめ
臭いの改善を根本的に解決するためにはトイレリフォームがおすすめです。臭い対策のためのトイレリフォームには以下のようなものが挙げられます。
・ 換気扇を付ける
・ 最新型のトイレへリフォーム
・ 壁紙と床を張り替える
賃貸物件やマンションなどの集合住宅の場合、規約などの事前確認と物件オーナーとの相談が必要な場合がああります。自分の所有する一戸建てならば自由にリフォームできます。
換気扇を付ける
換気扇が付いていないトイレはリフォームをしましょう。換気扇は大きいものでなくて構いません。窓を付ける選択肢もありますが、自然換気は換気扇にくらべ臭いを吸い出す力が弱く防犯上のリスクもあるためおすすめしません。冬の寒い時期や夜間などの気温変化を考慮しても換気扇のリフォームが良いでしょう。
最新型のトイレへリフォーム
最新型のトイレは、臭いを出さない脱臭機能が付いているなど高機能なトイレがほとんどです。また汚れが付きにくい素材や掃除がしやすい形状など、ユーザー目線で利便性が高いのも大きなメリットとなっています。
【MEMO】掃除のしやすさ・脱臭機能の高いタンクレストイレはおすすめ タンクレストイレはトイレリフォームの中でも人気があります。 従来のタンク式トイレと異なり機能性と利便性を追求したものが多く販売されています。 便器の形状も曲線型で掃除がしやすく衛生的です。 |
壁紙と床を張り替える
トイレの臭いは便器だけではなく壁や床に染みついた尿からも発生します。トイレリフォームは便器だけではなく、床や壁紙も張替えることをおすすめします。一度にトイレ交換と壁・床の張替えをした方が簡単に済み、セットでリフォームを行うことで費用も抑えることが可能です。
7.トイレの臭い対策の重要ポイント
トイレの臭い対策の重要ポイントをまとめていきます。
・ トイレの臭いの原因は
・ トイレの臭いを消す掃除のポイント
・ トイレの臭いを防ぐには
上記3つの重要ポイントを見ていきましょう。
トイレの臭いの原因は
トイレの臭いの原因は主に以下のようなものから発生します。
・ 下水管からの臭い(下水臭)
・ トイレ汚れによるアンモニア臭
・ 温水洗浄便座の汚れ
・ 換気扇の機能不足
・ タンク式トイレのタンクのカビ
トイレの臭いを消す掃除のポイント
トイレ中を漂うニオイを消すには次のような掃除が効果的です。
・ 細かな箇所まで掃除をする
・ 清潔な掃除道具をそろえる
・ 便器表面も念入りに
トイレの臭いを防ぐには
トイレの臭いを未然に防ぐためには次のことを習慣にして行うようにしましょう。
・ こまめに換気をする、換気扇や窓がない場合はリフォームで設置する。
・ 芳香剤や消臭剤を活用する。あくまで応急処置であり臭いをが消せるものではない。
・ トイレリフォームを検討する。便器だけではなく壁や床の張り替えも行う。
リノコではリフォームの「無料見積り依頼」を受け付けております。リノコ提携の優良施工店が下見にお伺いし、お客様のご要望をヒアリングの上でお見積りを後日送付いたします。
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