トイレ空間のリフォームで失敗しない色バランスを紹介
2022年01月20日更新
トイレ空間をリフォームする場合には、全体的な仕上がりをイメージして色やデザインをプランニングしておくことが大切です。この記事では、トイレのリフォームで失敗しないための色バランスについて解説します。失敗例も紹介していますので参考にして下さい。
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1.失敗しない色の組み合わせ
トイレのリフォームでは、トイレ本体の機能性などに注目するあまり、全体のバランスを考えていなかったという失敗例がよくあります。特にありがちなのが色の組み合わせです。床材やクロスも新しくする場合には、色にもしっかり着目してプランを立てることが必要です。
ここでは、トイレのリフォームで失敗しない色の組み合わせについて解説します。
広く見える組み合わせ
トイレをできるだけ広い空間にしたいという希望でリフォームを考える人もいるでしょう。最近では、広くするためにタンクレスのトイレが人気ですが、これにプラスして、色の効果でトイレ空間をさらに広く見せることもできます。では、トイレが広く見える色の組み合わせとは、どのようなものでしょうか。
まず、広く見せるには明るい色の組み合わせがおすすめです。トイレ本体はホワイト系がよいでしょう。クロスも基本は白を基調にして、一部分だけを柄のクロスにするなどデザイン性も兼ね備えながら広く見えるトイレにする方法もあります。
濃いめの色は空間を狭く見せてしまうため、床材も明るめの色を選択するとよいでしょう。
明るく見せる組み合わせ
トイレを明るい印象にしたい場合には、トイレ本体を明るめの色にすることが基本です。ホワイト系の中でも、オフホワイトよりもピュアホワイトのように明るくパキッとした色目を選択するとよいでしょう。ピンクならくすんだピンクよりパステルピンクのような明るいピンクがおすすめです。
クロスは真っ白もおすすめですが、アクセントを入れたい場合は一面のみやわらかい印象を与えてくれる柄や色を選択するとよいでしょう。
便器の色に合わせた組み合わせ
便器の色はホワイトだけと思っている人もいるかもしれません。メーカーによってはホワイトのみの取り扱いというところもありますが、大半のメーカーがホワイト系・オフホワイト・ベージュ・ピンク・パステルピンク・ブルー・パステルブルー・ワインレッドなどのカラーバリエーションを用意しています。
トイレのメインは便器本体であるため、便器の色を決めてから周囲の色を考えると空間のバランスがとりやすくなるでしょう。明るめの便器を選択した場合には周囲も明るく、広い印象にしたいなら周囲も明るめの色・やわらかめの色を選ぶことをおすすめします。
明るめの便器を選んだけれどシックな印象にしたい場合には、クロスを少し濃いめの色にして落ち着いた雰囲気を演出するのもよいかもしれません。床材も板材とクッションフロアでは印象がガラリと変わるため、シックにしたい場合は床材をトイレの外の床材にあわせるのもひとつです。
床材がトイレだけ切り替わってしまうと、いかにもトイレという印象になりやすいため、トイレだけれどもトイレ感を強く出さないといった色や素材の組み合わせを考えることも必要です。
清潔感のある組み合わせ
トイレは家のなかでも清潔感を大切にしたい空間です。お客様が利用することもあるため、生活感を出さないのも大切なポイントです。清潔感を出したいなら、便器本体は明るいホワイトがおすすめです。
また、クロスや床材も、年月とともに黄ばんだり黒ずんだりしてきます。そこで思い切ってリフォームすれば、清潔感を取り戻すことができるでしょう。
あまり個性を出しすぎると、清潔感よりも個性のほうが目立ってしまうこともあるので、清潔感を重視するならシンプルな組み合わせがおすすめです。ホワイトの便器本体と、ホワイトに少し地紋が入ったクロスを選択して、床材は掃除が楽なクッションフロアで明るめの色を選んでみるのはいかがでしょうか。
明るめの床材は、汚れが目立つのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、実は暗めの床材のほうがかえって汚れが目立つため、清潔感を重視するなら明るい色がおすすめです。清潔感という点では、タオルなどもヨレヨレのものを置かず、清潔な印象のあるものを使いましょう。
トイレの掃除道具など、小物類が丸見えにならないキャビネットタイプのトイレにするのもおすすめです。スッキリして明るい印象のトイレなら、清潔感を感じやすいでしょう。
トイレのリフォーム事例も参考にご覧ください。
トイレのリフォーム事例
2.組み合わせ失敗例
トイレのリフォームで、失敗だと思う色の組み合わせについて解説します。失敗という観点は個人によって差があるため、あくまでもこうしたかったのに違う結果になってしまったという、希望とは異なる仕上がりになってしまった例について紹介します。
狭く見える組み合わせ
トイレを広い空間にしたかったのに、濃い色を使ったために狭く見えるようになってしまった例です。トイレに限らず空間を広く見せたい場合には、明るめの色を選択することがおすすめですが、濃い色を使えば落ち着いた雰囲気になりスッキリした印象が感じられるため、広く見えるのではないかと考える人も多いようです。
しかし実際には、濃い色は空間を狭く見せてしまいます。スタイリッシュさを求めるのであれば濃いめの色を選択してもよいかもしれませんが、広さを求める場合には明るい色を多く使って、部分的に差し色で濃いめの色を持ってくる程度にとどめておくとよいでしょう。
濃い色の便器に黒系のクロスや濃い色の床材などを組み合わせると、トイレが狭く見えてしまうため注意しましょう。
暗く見える組み合わせ
トイレを明るい印象にしたい場合には、はっきりとした色味のカラーを選択することがおすすめです。明るめの色でもくすんだ色合いを選択してしまうと全体的にくすんだ印象になりがちです。トイレ本体もオフホワイトやベージュを選ぶと、少し暗めの落ち着いた印象になります。
明るさ重視であれば、ピュアホワイトなどの真っ白をメインに持ってくるとよいでしょう。あとはトイレ本体の色にあわせて、少し淡い印象のクロスを選んだり、さらに明るい印象にしたいのであれば原色系のクロスを部分使いするなどもおすすめです。
くすんだ色合いを選ぶと全体的に暗く見えてしまうため注意が必要です。落ち着いたカントリー調が好みの場合にはくすんだ感じでも問題ないかもしれませんが、明るくしたい場合はくすんだ色合いは避けたほうがよいでしょう。
いずれにしても、自分の好みにあわせた色を選ぶことが大切です。
清潔感のない組み合わせ
トイレの清潔感はとても重要です。家族だけが使うのなら、どんな色を使っても、どんなに雑然としていても問題ないかもしれません。ただし、トイレは来客の際に利用することもあることを前提に空間デザインを考えることも大切です。
来客時には、やはり清潔感のあるトイレを演出できるとよいでしょう。清潔感を持たせるには掃除を念入りに行うことも大切ですが、色合いで工夫することもひとつの方法です。
トイレにはあまり使われることがないグレー系やブラック系の色は、トイレを暗い印象にするだけでなく、どことなく清潔感のない印象にしてしまうことがあります。グレーやブラック系は避け、ピュアホワイトやブルーなど、さわやかな印象をイメージしてデザインしましょう。
3.トイレの色は照明で変わる
トイレ本体やクロス、床材などの色にこだわって理想の空間を作り出したのに、なぜか思っていたのと違う印象になってしまった事例もあります。これは、色の組み合わせに問題があるというよりも、実は照明がトイレの色やイメージとあっていない可能性が考えられます。
リフォームの際にはトイレ本体やクロス、床材をどうするかはプランに盛り込んでも、天井や照明はそのままにしてしまうとこともあります。こだわりの空間を作るなら、天井の色や照明もしっかりプランに組み込みましょう。
トイレにおすすめの照明は、暖かみのある黄色系の色味です。かなりはっきりと明るい印象にしたい場合にはLEDのホワイト系などで真っ白な空間を選出してもよいでしょう。ただし、この場合にはトイレの汚れが目立つ可能性が高い点に注意が必要です。
さらに夜中にトイレに行った際、あまりに明るすぎると目が覚めてしまい、そのあと眠れなくなってしまうケースも少なくありません。
トイレの照明におすすめなのは、40〜60ワットの黄色系の穏やかな印象の照明です。これ以上のワット数になると、明るすぎると考えてよいでしょう。トイレの汚れが目立ちにくいのもこの明るさとされています。
照明の色味で、トイレ本体やクロス、床材の見え方も変わってくるため、リフォームする際には照明の色との組み合わせもしっかり考えておきましょう。
また、こだわりで間接照明を置く人もいるかもしれませんが、その場合にはできるだけトイレ本体から距離をあけて置くことをおすすめします。あまりに近いとトイレに座ったときに眩しくて落ち着かないということもあります。
さらに、間接照明に水がかかると火事になる可能性もあるため、安全面も考慮して距離を取ることをおすすめします。
4.色と同時にこだわりたいトイレの機能性
トイレの色にこだわるなら、同時にトイレの機能性にもこだわってより快適な空間にしたいと考える人もいるでしょう。そんな空間を演出するためにも、つけておきたいおすすめの機能を2点紹介します。
臭いを抑えられる機能のある素材
どんなに清潔感があって明るいトイレでも、臭いが気になってしまっては台無しです。おしゃれな印象のトイレでも、臭いだけでイメージが崩れてしまうでしょう。
そこで、注目したい機能がトイレの脱臭機能です。芳香剤や香りの小物で臭いを変えることは可能ですが、トイレの臭い自体はなかなか取り去ることができません。そのため、トイレ本体に臭いがこもらないよう脱臭機能付きの商品を選ぶとよいでしょう。
汚れにくい素材
臭いのほかに重要なポイントは汚れです。どんなにこだわりの空間にしていても、汚れが目立ってはせっかくの努力もむだになってしまいます。できれば毎日こまめに掃除したい場所ですが、忙しい人では週1回の掃除がやっとだという人もいるかもしれません。
こうした場合は、汚れにくい素材を使っているトイレを選択するのがおすすめです。最近では、各メーカーがそれぞれ特長のある素材を開発しています。汚れがつきにくい素材や、水の力で汚れを流す機能など、掃除がしやすく汚れにくい機能のついたトイレを選びましょう。
5.トイレ空間のリフォームで失敗しないための重要なポイント
トイレリフォームの際は、本体の機能性にも着目しながら、全体的なデザインをプランニングしましょう。失敗や後悔のないリフォームを行うためには、予算に合わせて最適なプランを考え、納得できる見積りを取ることが大切です。
トイレリフォームで失敗しない色の組み合わせは?
自分がどのような空間にしたいかによって選択する色の組み合わせが異なります。広く見せたいなら明るい色合いを選択しましょう。明るい印象にしたいならトイレ内でメインとなるトイレ本体を明るい色にして、清潔感を重視するならくすんだ色合いは避け、ハッキリとした明るい色を選ぶとよいでしょう。
組み合わせ失敗例としては、濃い色で狭く見える組み合わせ、くすんだ色で暗く見える組み合わせ、グレー系やブラック系で清潔感のない印象に見える組み合わせがあります。
トイレの印象は照明でも変わる?
トイレの色はクロスやトイレ本体、床材だけではありません。トイレ全体を照らす照明をどのような色にするかでトイレの印象は大きく異なります。おすすめは落ち着いた印象になる黄色系の照明です。白で明るすぎる照明は眩しくなりすぎたり汚れがまだってしまったりするため避けたほうがよいでしょう。
色と同時にこだわりたいトイレの機能性は?
色合いやデザインにこだわったトイレでも、臭かったり汚れが目立っていたりすれば、せっかくのこだわりが台無しです。そのため、匂いを抑える脱臭機能のあるトイレや、汚れにくい素材やお手入れが簡単になる機能がついたトイレがおすすめです。
ご希望のトイレリフォームのイメージが固まりましたら、リノコまで無料見積りをご依頼ください。
色や機能などについてのご相談も承っておりますので、気軽にまずはご連絡ください。
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