トイレの水垢や黄ばみ汚れを落とす方法は?きれいに保つコツも解説
2022年02月02日更新
トイレの汚れは「水垢」「黄ばみ」「黒ずみ」の3つに分けてそれぞれ洗剤を選ぶと、効果的に落とすことができます。ここでは、トイレの汚れの落とし方から毎日のお手入れのコツ、経年劣化によるリフォームまで、トイレをきれいに保つ方法を紹介します。
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- 目次
1.水垢・黄ばみ・黒ずみは「汚れの成分」を知り賢く落とす
トイレの汚れは「水垢」「黄ばみ」「黒ずみ」の3つに大別されます。効率的に汚れを落とすためには、それぞれの汚れ成分に合わせた洗剤選びが大切です。
汚れ成分は「アルカリ性」か「酸性」かに分かれる
トイレ汚れの代表格である、水垢・黄ばみ・黒ずみのうち、水垢と黄ばみはアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使うのが効果的です。市販の洗剤以外で、クエン酸水を手作りして代用してもよいでしょう。
黒ずみの汚れ成分は酸性なので、アルカリ性洗剤が効果的です。軽い汚れは重曹を使い、頑固な汚れは塩素系漂白剤を使うとよいでしょう。
水垢は「酸性洗剤」で落とす
水垢は、水道水のミネラル成分が原因なので、そのままにしておくと石のように硬い汚れになります。ガンコな汚れになる前なら、酸性洗剤を使って簡単に落とすことができます。
酸性洗剤は、スーパーやホームセンターなどで販売されています。パッケージ裏側を見て、液性を表記している欄に「酸性」と書いてあるものを選んでください。酸性洗剤の成分が、アルカリ性の水垢をふやかすことによって落ちやすくなります。洗剤を汚れに直接吹きかけて数分置き、軽くこすって落としましょう。
黄ばみも「酸性洗剤」で落とす
黄ばみも同様に、酸性洗剤を使います。黄ばみの原因は、手洗い器の場合、水道水の成分が原因となり、便器の場合は尿の成分が原因です。どちらもアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使用しましょう。黄ばみに直接洗剤を吹きかけて数分置き、スポンジでこすれば簡単に落とせます。
ただし、酸性系洗剤を使うときは、絶対に塩素系洗剤と混ぜないようにしましょう。有毒ガスが発生するため、取り扱いには十分注意して下さい。さらに、酸性系洗剤は金属を腐食させてしまうため、水栓金具に付かないように気を付けましょう。
水垢・黄ばみは「クエン酸」も有効
水垢・黄ばみには「酸」が効くので、毎日の掃除に「手作りクエン酸水」を使う方法もあります。クエン酸は自然由来の成分で安全性が高いため、水回りのお掃除では扱いやすく重宝します。トイレだけでなくどんな水垢にも使えるので、あらかじめクエン酸水を作っておくと便利でしょう。
【クエン酸水を使って水垢、黄ばみを落とす方法】
1. ホームセンターなどでクエン酸とスプレーボトルを用意する
2. クエン酸小さじ1に対して水200mlの比率で混ぜ、クエン酸水を作る
3. キッチンペーパーを水垢や黄ばみにかぶせてクエン酸水をスプレーする
4. 1時間ほど放置し、汚れをふやかす
5. かぶせていたキッチンペーパーでそのまま軽くこする
以上の手順で簡単に、水垢・黄ばみ汚れを落とせます。きれいに落ちない場合は、スポンジや歯ブラシなどを使うことで汚れが落としやすくなります。
黒ずみは「アルカリ性洗剤」で落とす
黒ずみの成分は酸性なので、軽い黒ずみには「重曹」などのアルカリ性洗剤を使うとよいでしょう。重曹を黒ずみに直接ふりかけて一晩置き、翌朝ブラシでこするだけで簡単に落とすことができます。 料理などにも使われる重曹は、口に入っても安全なので気軽に使うことができるでしょう。
頑固な黒ずみには「塩素系洗剤」を
重曹でも落ちない頑固な黒ずみは、市販の塩素系洗剤(強アルカリ性)を使います。使用上の注意をよく読んだら、洗剤を黒ずみ部分にスプレーし、5分ほど置いてブラシでこすり洗いしましょう。
次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系洗剤は、強い除菌作用や消臭効果があり、ノロウイルスなどの消毒にも有効です。しかし、直接手にふれると炎症などを引き起こすことがあるので、使用時にはゴム手袋やマスクを着用しましょう。
トイレ掃除でおなじみの、除菌漂白効果のある塩素系漂白剤は効果抜群です。原液を黒ずみにかけて数分放置し、水を流すだけで汚れをすっきり落とせます。使い続けるうち、除菌成分によって黒ずみができにくくなるので、頑固な黒ずみ汚れの予防もできます。
「研磨剤入りスポンジ」も活用
水垢・黄ばみ・黒ずみで頑固な汚れは、専用の研磨剤入りスポンジや顆粒入り洗剤などを使ってこすると簡単に落とせることがあります。
しかし、研磨剤でこすると表面に傷が入ってしまうなど、さらに汚れが付着しやすい状態になることも考えられるため、できれば洗剤成分の中和力で汚れを落とし、こすったり削ったりするのは最終手段として試してみてください。
2.きれいな状態をキープするポイント
キレイな状態をキープするためには、こまめに掃除する習慣が大切です。そのためには、便利なアイテムを活用し、負担にならない手軽な方法を取り入れるのがおすすめです。
毎日サッとふいて流す習慣を
トイレのきれいな状態をキープするには、使った後にサッとひと拭きする習慣が大切です。その際、「トイレ用ふき取りシート」やトイレットペーパーに塗布して使う「トイレ用ふき取りクリーナー」がおすすめです。汚れが気になる部分を軽く拭いて流すことで、毎日きれいな状態をキープできるでしょう。
寝る前のひと工夫でピカピカに
寝る前に、汚れが気になる部分に洗剤を吹きかけておくのも、汚れを蓄積させない効果があります。翌朝、流水するだけで多少の汚れが落とせるので、日々の掃除に取り入れてみてください。
また、タンク内の汚れやカビも、便器内に汚れが付着する原因となります。そこで、月に1回程度タンク内に重曹を入れて一晩放置して翌朝に水を流せば、簡単にタンク内と便器を掃除できます。 重曹は消臭効果もあるので、悪臭の予防にも役立ちます。
3.掃除をしても解決しない場合
掃除をしてもまたすぐ汚れてしまうしつこい汚れは、傷や劣化が原因の可能性もあり、取り換え時期のサインかもしれません。その際、床材や壁材の劣化や、臭い・変色なども合わせてチェックし、リフォームですべての悩みを解消するのもよいでしょう。
便器や手洗いの取り換え時期をチェック
便器やタンク、手洗い器は、ヒビや割れがなければ100年以上使えるといわれていますが、使い方や使用頻度によっては、寿命を迎えていなくても汚れのこびりつきがひどかったり、変色して汚れてしまったりすることもあります。
こびりついた頑固な汚れがどうしても落ちない場合や汚れて変色してしまった場合は、取り換え時期を迎えたと言えるでしょう。
経年劣化ならリフォームの検討を
経年劣化で取り換え時期を迎えたトイレは、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。リフォームで最新の機器に取り換えれば、手間がかかる掃除の回数が減るだけでなく、水道代や電気代を節約できる可能性もあります。
また、最近人気のタンクレストイレを導入すれば、広さを確保できて便座周辺の掃除もしやすくなります。また、自動洗浄や温風・暖房効果のあるタイプを選べば、トイレの使い心地はさらに快適になります。
4.トイレのリフォーム費用はどれくらい?工事期間と注意点もチェック
トイレのリフォームをする場合、費用はどのくらいかかるのか、費用の相場や工事の期間、リフォームの際の注意点やコストを抑えるポイントを紹介します。
トイレのリフォーム費用の相場は?
トイレのリフォーム費用の相場は、10万円~30万円と言われています。機能性やデザイン、取り換え部位によっても異なりますが、便器の取り換えのみなら15万円未満が全体の約4割、15万円~30万円未満が約5割、30万円以上が約1割というのが目安のようです。
人気のタンクレストイレは、タンクのあるタイプに比べて高額で15万円前後、さらにフタの自動開閉や自動洗浄などの多機能型、節電や節水効果の高いハイグレードタイプは、30万円を超えるものもあります。
トイレ本体だけで30万円は高額に感じられるかもしれませんが、トイレをきれいに保つ機能があり、節電・節水効果が高いものは、長い目で見たときに電気代・水道代を節約でき、掃除の手間も省けるというメリットがあります。そのため、長期的な視点で初期投資と考えて選ぶ人も多いようです。
工事にかかる期間の目安は?
リフォームの施工期間は、内容次第で異なります。目安として、主なトイレリフォームの工事期間を紹介します。
便器の交換だけなら1日~5日程度
便器などトイレ本体だけの取り換えでは、作業完了まで2~3時間程度といわれています。棚を設けるなど内装工事が必要な場合は8時間程度を要することがあります。
洋式から洋式への便器交換は半日~1日、和式から洋式への交換は2~3日(長くて5日程度)かかる事例もあります。
内装やほかの取り替え期間の目安
便器の交換と内装工事付きで約1~2日、トイレの内装のみの場合1~2日、便座交換・温水洗浄便座の設置は1~2時間(トイレ内にコンセントがある場合)、手洗い器の設置は1~3日、手すりの設置のみは1時間~半日が目安となっています。
あくまで目安なので、実際はトイレのつくりや状態、位置や広さなどによって変わることがあります。業者に問い合わせて相談したり、実際に状態を見てもらったりしながら、費用や期間を具体的に確認しておきましょう。
トイレリフォームの注意点
トイレリフォームの際は、リフォームの目的や希望する内容を整理して計画を立てましょう。たとえば次のようなポイントが挙げられます。
・ 汚れがつきにくい素材や機能があり、お手入れが楽なトイレにしたい
・将来的な介護用としてトイレをバリアフリー化したい
・経年劣化した便器だけでなく、床や壁などトータルリフォームで一新したい
・節電・節水効果が高く、ランニングコストが抑えられるものにしたい
このように、リフォームの目的や具体的な要望を明確にしながら、予算に合わせて検討することが大切です。
見積りはどこへ依頼するの?
要望をある程度まとめたら、リフォームにかけられる資金の目処を立て、専門業者を探す手順になります。
最寄りのホームセンターや工務店、設備会社や設計事務所、リフォーム専門店など様々な業者があります。しかし、業者の選び方がわからない、どうやって絞ったらいいかわからないという方は多いですよね。
そんな時は、是非リノコまでお問い合わせください。
リノコの「無料見積り依頼」とは
リノコの見積り依頼では、お住まいの地域で提携している優良施工業者を選定し、実際にリフォームの下見をさせていただきます。
30分〜1時間程の下見で、現状確認と採寸をさせていただきお客様のご希望をヒアリングした上で、後日お見積り書を送らせていただきます。
もちろん、下見の料金は無料です。
いきなり下見に来るのが不安という方は、ご相談のみも承っております。こちらのフォームから気軽にお問い合わせください。
5.トイレをきれいにする方法やリフォームをする際の重要ポイント
水垢・黄ばみ・黒ずみ、汚れの成分を知り賢く落とすには?
トイレ汚れの成分は、アルカリ性か酸性かに分けられます。水垢と黄ばみはアルカリ性なので酸性洗剤を、黒ずみは酸性なので重曹などのアルカリ性洗剤を使うと効果的です。水垢と黄ばみには手作りのクエン酸水も有効なので、作っておくと重宝するでしょう。
また、頑固な黒ずみには塩素系洗剤や漂白剤が効果的ですが、使用時にはゴム手袋やマスクを着用しましょう。研磨剤入りスポンジは、表面に傷をつけ汚れが付着しやすくなる可能性もあるので、注意しながら試してみて下さい。
きれいな状態をキープするポイントは?
毎日サッとふいて流す習慣を付けたり、寝る前のひと工夫でピカピカにするなど、負担にならない手軽な方法でこまめに掃除するのがポイントです。
掃除をしても解決しない場合は?
頑固な汚れがどうしても落ちなかったり、汚れて変色していたりする場合は、便器や手洗いの取り替え時期をチェックしましょう。経年劣化ならリフォームを検討し、汚れがつきにくくお手入れが簡単なトイレに取り替えるのもよいでしょう。
トイレのリフォーム費用はどれくらい?工事期間や注意点は?
トイレのリフォーム費用相場は、機能やデザインによって幅広く、10万円~30万円と言われています。工事にかかる期間は、洋式便器の交換だけなら半日~1日程度、便器交換と内装、またはトイレの内装のみなら1~2日程度が目安ですが、実際はトイレの作りや状態によっても変動するので事前にしっかり確認しましょう。
リフォーム計画を立てる際は、リフォームする目的や要望を明確にしながら、予算に合わせて見積りを取ることが大切です。
頑固な水垢汚れや毎日のトイレ掃除にお困りなら、汚れに強く快適なトイレへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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