和式トイレの使い方やリフォームについて解説
2022年01月14日更新
少数ながらも存在する和式トイレ。 「洋式トイレのほうが使いやすいのに」「なぜ未だに使われているの?」 と疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。 このページではそんな和式トイレの使い方やメリットデメリット、洋式トイレへのリフォームにかかる費用を解説しています。
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1.和式トイレの基本情報
和式トイレの使い方
洋式トイレが一般的になった現在、和式トイレの使い方がわからない人が増えているそうです。
そういった人に向けて改めて和式トイレの使い方を説明します。
イラストのように和式トイレはスリッパのような形をしています。
膨らんでいる金隠し、と呼ばれる部分が前になるのでそちらを向いて使用します。
便器をまたいで、肌が便器に当たらないようにしゃがんで用を足したら備え付けのレバーで水を流しましょう。
和式トイレの構造
和式トイレと洋式トイレ、見た目は大きく違いますが基本的な構造は同じです。
ただ次の2点が大きく異なっています。
・排水溝の太さ
・修理の手間
それぞれ簡単に解説します。
まず、排水溝の太さについてですが和式トイレのほうが洋式トイレより太いです。
加えて、古い和式トイレは水量も多いため簡単には詰まらないようになっています。
しかし詰まってしまった場合は洋式に比べて修理の手間がかかります。
洋式と違ってトイレ本体が地面に埋まってしまっているため、分解しての修理が簡単にできません。
最悪の場合はトイレそのものを取り壊しての修理になってしまいます。
和式トイレの使用率
和式トイレは古くから日本にあるトイレですが洋式トイレが登場してからはどんどんと利用率が下がっており、1977年には洋式の利用率が50%を超えました。
現在はトイレ全体の1%以下にとどまっています。
ちなみに日本初の洋式トイレは今から100年以上前の1914年に開発されましたが、当時は高級ホテル等の一部の場所でしか使われず普及しませんでした。
そこから数十年後の1900年代後半、洋風の住宅が広まると共に洋式トイレも普及していきました。
後述のメリットから需要が存在するため、今後も和式トイレが無くなることは無いでしょう。
2.洋式と比較してメリット・デメリット
和式トイレと洋式トイレを比べると圧倒的に洋式トイレのほうが人気があります。
恐らく一般家庭では99%以上の家庭が洋式トイレでは無いでしょうか?
ではなぜ和式トイレは無くならないのでしょうか?それは和式トイレにも様々なメリットがあるからです。
ここでは和式トイレのメリットを確認しましょう。
メリット
まずは和式トイレのメリットを紹介します。
・掃除が容易
和式トイレは埋め込み式であるため、床の掃除とトイレ本体の掃除を同時に行うことができます。
小学校のトイレ掃除を行う際などデッキブラシで床を掃除したついでに便器を掃除し、ホースから出る水でそのまま便器の中に汚れを流した経験がある人も多いのでは無いでしょうか?
・設置にかかる費用が安い
本体代金と工事費用が洋式に比べて安価であるため学校や商業施設など多くのトイレを設置する必要のある場所では和式トイレが採用されがちだったようです。
・便器と肌が触れることが無い
「どうしても和式トイレじゃないとダメ」という人の多くがこの点をメリットとして上げています。
・洋式と比べて滞在時間が短い
商業施設などのでは洋式トイレにこもってスマホをいじる人が多く、混雑の原因になったりします。
和式トイレの場合は滞在時間が短いためあえて洋式を採用しない施設もあるそうです。
デメリット
次に和式トイレのデメリットです
・汚れやすい、不潔
恐らく和式トイレの最大のデメリットではないでしょうか。
尿が飛び散ったり、水がハネたりすることで汚水を踏まなければならない和式トイレに当たったことは一度や二度では無いはずです。
・修理が大変
すでに述べましたが、和式トイレは床に埋まっているため何かあった時に修理が大変です。
・服装によっては使いにくい
女性の場合はスカートやレギンスを着用していた場合、排泄時に邪魔になったり床についたりして不快な思いをした方がいると思います。
男性でも収縮性の低い生地の場合はしゃがむ姿勢が辛かったり、ダボッとしたズボンなら女性と同様に床についたりします。
こうしてメリットとデメリットを比べてみるとコスト、設計上はメリットが多いものの使用者にとってはデメリットのほうが多いことがわかります。
そのため人々からの支持が減っていき、和式トイレのシェアが減っていったのでは無いでしょうか?
3.洋式トイレへのリフォーム
家の古い和式トイレを洋式トイレにリフォームしたい!というお客様はリノコにも多くいらしゃいます。
その際に気になるのはやはりかかる費用。
ここでは比較的手軽に行える市販の変換ユニットを設置する方法と業者に頼んでリフォームを行う方法とがあります。
変換ユニットを設置する
まずは比較的手軽に行える変換ユニットの設置です。
数千円~2万円前後で売られている和式トイレを洋式に変えるユニットを設置することで使い勝手を洋式に変えることができます。
手軽に出来る一方で、あくまで洋式風の便座をかぶせるだけなのでトイレットペーパーや水を流すためのレバーの位置が不便になってしまうなどのデメリットもあります。
また、バリアフリーを目的として設置した場合は便座の位置が合わなかったりそもそも設置ができなかったりといったことも起こり得るため、しっかりと形状と大きさの確認をしておきましょう。
業者に依頼する
リフォーム業者に依頼した場合の費用は10~30万円が相場です。
配管や電線などを工事する必要があるため、通常のトイレリフォームよりも高額になりがちですが使いやすく、機能性の高いトイレにすることができます。
詳しくは和式トイレから洋式トイレへのリフォームにかかる費用、工期、事例をまとめて解説で解説しているのでぜひご一読ください。
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