ビルトインとは
リフォームを行う際には家具をどのような配置にするかもポイントとなります。ここでは、ビルトインとは何か、ビルトインできる家具や設備の種類、ビルトインのひとつの種類であるビルトインガレージについて解説します。
意味:ビルトインとは
ビルトインとは建物の壁にあらかじめ家具や設備を組み込んで設置する建築方法です。ビルトインする家具のことをビルトイン・ファニチャーと呼ぶこともあります。
家具や設備そのものを室内に普通に置く場合と比べて、ビルトイン形式で壁の中に埋め込む分、家具や設備を置くために用意するスペースを減らし、室内で動きが取れるスペースを増やすことが可能となります。
また、壁の中に組み込むことで、壁から出っ張って置かれるものがなくなるため、部屋全体にすっきりとした印象を与え、見た目にも良い効果を生むことができます。
ビルトインの家具や設備にはどんな種類がある?
ビルトインにすることができる家具や設備には、食器洗浄乾燥機やオーブンレンジがあります。システムキッチンのキャビネットに組み込むことによって、食器や調理器具の物が多いキッチンをすっきりと見せることが可能となります。
電化製品だけではなく、カップボードをビルトインさせるとキッチンスペースを広くすっきりと見せることもできるでしょう。
また、本棚を天井まで作り付けたビルトインは壁全体を最大限に利用して設置することができるため、収納の量をより多く確保することができるようになります。
ビルトイン家具には他にも、本棚と同じようにテレビ台や飾り棚を壁の中に組み込んだり、階段下を収納棚として引き出しを組み入れたりする方法もあります。
さらに暖房として、もしくはインテリアをより楽しむことを目的に部屋に暖炉を設置する場合、煉瓦や石材を積んで炉を造る暖炉は、ビルトインの形式となります。
ビルトインガレージというものもある!
ビルトインには家具や設備だけではなく、車を入れる車庫全体を家の一部に組み入れるというスタイルもあります。
このような種類のビルトインは、ビルトインガレージと呼ばれ、建物の1階部分の一部、あるいはすべてに車を入れるスペースを作り、居住スペースを1階の残りの部分や2階以上のスペースにあてます。
1階すべてをガレージにする場合には2階以上の建物の重さを支える支柱や建築方法が設置の可否を決めるポイントとなりますので、特に注意が必要です。
ビルトインガレージにすると、駐車されている車の周囲に壁ができ、雨風や雪の影響を受けることなく、大切な車を保管しておくことが可能となります。
また、間取りの作り方や設計方法によっては、外に出ることなく居住スペースから直接車庫へ入れるようにもなり、天候の影響を受けずに車の乗り入れや荷物の出し入れが可能となるメリットもあります。
室内に置いておくことができない自転車や、趣味のものを保管しておくためのスペース、子供のちょっとした遊び場として楽しむスペースなどとして利用するのも良いでしょう。
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