勝手口とは
家によっては、玄関以外から家の中に入れるようになっているところがあります。この第二の入り口を「勝手口」といいます。ここでは、その勝手口について名前の由来や、どのような場合に役立つのかなど暮らしにおけるメリットを解説します。↵
意味:勝手口とは
勝手口とは、玄関とは別に設けられた入り口のことで、ほとんどの場合外から台所に通じるようになっています。
表玄関はお客様の出入りに使われるのに対して、勝手口はおもにごみ出しや洗濯のための出入りに使われます。
また、一部の家では近所の人や子どもの出入り口にもなっているでしょう。
名前は、台所を指す「お勝手」という言葉の意味のひとつである「弓を引く手、右手」に由来するという説があります。
弓道では右手を勝手、左手を押し手といいます。押し手は弓を支える手なので自由が利きませんが、勝手はその名のとおり自由が利きます。
そして女性にはあまり自由がなかった時代、唯一自由にできる場だったのが台所でした。これにちなんで勝手口の名が付けられたといわれています。
勝手口を設けるメリット
子どもが外遊びや部活動から帰ってきて、泥が付いたままの靴で上がってくると玄関はすぐに汚れてしまいます。これを勝手口から出入りするようにすれば、表玄関を清潔に保つことができます。
また、裏手に駐車場や物置がある場合はいちいち表から回る必要はありません。外から台所に通じている場合、台所で用を済ませてすぐに車を出せるという利点が生まれます。
帰宅して、車から買ってきた食材を台所に運ぶという逆も然りです。さらに、お客様などは出入りしない勝手口はごみの保管場所にすることもできます。
収集日が少なくて溜まっていくと置き場を考えなくてはいけませんが、裏を使えば正面のように他人の目につくこともないので安心です。
必要かどうか判断するポイント
裏手に駐車場や物置がある場合は勝手口があると出入りしやすくなります。
また、ごみの保管場所としても使えます。しかし、駐車場が表にあるために裏に回ることがない、ごみの置き場には困っていないなど、勝手口がなくても不便でないことを考えれば必要性は小さいです。
さらに、これから家の裏を使うかどうかも合わせて考えてみるのも良いでしょう。勝手口は家の裏に何か作ったり、あるいは設置したりすると、それに伴って必要になってくるものです。
もし裏庭やテラスを作る予定などがあれば、勝手口を設けることも一緒に検討してみましょう。
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