アコーディオンドアとは
新たに部屋の仕切りを追加しようと思っていても、本格的なリフォームとなるとお金や手間が少なからずかかるものです。そういう時に、手軽に空間を仕切れる便利なアイテムとして挙げられるのが、アコーディオンドアです。そこで、アコーディオンドアを導入するメリットとデメリットについて説明します。↵
意味:アコーディオンドアとは
アコーディオンドアとは、楽器のアコーディオンの蛇腹部分のように伸縮性のある仕切りを指します。
アコーディオンカーテンとも呼ばれ、手軽に設置できるために、主に引き戸の代用品として使用されています。
昔から病院や事務所の仕切りによく用いられてきましたが、最近では、美容院や薬局などでもアコーディオンドアを取り入れるところが増えてきました。ネイルサロンを訪れたお客様や病気の相談に来た人のプライバシーを守るためです。
その他にも、アコーディオンドアはさまざまな商業用施設で多様な使われ方をしています。
そして、1990年代頃には家庭用としても流行し、今もなお、手軽な建具として根強い人気を誇っています。
アコーディオンドアを導入するメリット
アコーディオンドアには『上吊り式』と『下荷重』の2種類のタイプがありますが、いずれもレールを取り付けるだけで設置ができ、大掛かりが工事は不要です。やろうと思えば、女性ひとりでも取り付けられます。
また、引き戸などと比べると余計なスペースを使わなくてすみます。
さらに、壁に穴を開けなくてもよいので賃貸住宅でも導入でき、素材は塩化ビニールなどの柔らかいものを使用しているため、曲線にも対応可能です。
つまり、手間がかからず、応用範囲が広いのがアコーディオンドアの魅力です。
そして、手軽に仕切りが作れるということは、さまざまなメリットにつながります。まず、大きな部屋でも普段使用しているスペースだけを仕切ってしまえば、冷暖房が効率よく行え、光熱費の節約になります。
突然、親戚などが泊まりにきた際にも、アコーディオンドアを活用して来客用の寝室を即興で作ることも可能です。
アコーディオンドアを導入するデメリット
色々と便利なアコーディオンドアですが、メリットばかりではありません。
手軽に取り付けられる分、防音性や防寒性などは、通常のドアと比べるとどうしても劣ります。
また、素材が柔らかいために強度は決して高くなく、そのため、安全性が重視される場所への設置は避けた方がよいでしょう。
さらに、店舗での展示や販売も少なく、購入方法はインターネット通販がメインとなります。そのため、設置した時のイメージが掴みにくく、実際に取り付けてから失敗したということにもなりかねないのもデメリットのひとつと言えます。
ほかにも、古くなって劣化した場合、素材が塩化ビニールだと洗っても汚れが落ちにくいという弱点があります。
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