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エコキュートの選び方

多くのメーカーから販売されているエコキュートですが、機能や種類も多く、迷われてしまうと思います。
タンクの容量や形状、使用地域、機能など、確認しなければならないところが出てくるので、どのように確認するのか悩まれている方に簡単なステップでご紹介します。

Step1.設置する住宅の地域は?

一般地向け
最低気温が-10℃までの地域は、一般地向けエコキュートを選定します。主に次世代省エネルギー平成25年基準4〜8地域。
寒冷地向け
最低気温が-25℃までの地域は、寒冷地向けエコキュート(寒冷地仕様)を選定します。主に次世代省エネルギー平成25年基準1、2、3地域。
塩害地向け
お住まいが海に近く潮風の影響を受ける地域は、塩害地向けのエコキュート(耐塩害仕様もしくは耐重塩害仕様)を選定します。

平成25年省エネルギー基準における地域区分

〈平成25年省エネルギー基準における地域区分〉

平成25年基準の地域区分 都道府県名
1、2 北海道
3 青森県、岩手県、秋田県
4 宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県
5、6 茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
7 宮崎県、鹿児島県
8 沖縄県

※実際の新地域区分は市町村別に定められています。詳しくは国土交通省のWebサイトをご確認ください。

耐塩害仕様:設置距離の目安

エコキュートの設置場所から海までの距離が約300mを越え1km以内なら耐塩害仕様、距離が約300m以内なら耐重塩害仕様がおすすめです。
お住まいの地域環境に合わせて効率よく稼働する機種をお選びください。

直接潮風が当たらないところ

設置場所が海から離れていたり、潮風も建物等でさえぎられるところ。

海までの距離が約300mを越え1km以内の耐塩害仕様

直接潮風が当たるところ

海により近く、潮風が直接当たりやすいところ。

海までの距離が約300m以内なら耐重塩害仕様

Step2.設置形状・場所の確認

  • 角型タイプのエコキュート

    角型タイプ おすすめ

    1番スタンダードな形の角型タイプ。ラインナップも豊富で、どのメーカーからも展開されています。
    ある程度の広さの置き場所が確保できる場合は迷わずこちらのタイプを選びましょう。

  • 薄型タイプのエコキュート

    薄型タイプ

    角型を置くスペースがない場合はこちらの薄型を選択してください。
    省スペースタイプとなっているので、奥行きが薄いのが特徴。その代わり横幅が大きいものもあります。

  • コンパクトタイプのエコキュート

    コンパクトタイプ

    角型も薄型も置けない限られたスペースの場合、コンパクトタイプというのも視野に入れてみてください。
    奥行き、幅ともに小さいので、集合住宅の玄関付近にも置けるすぐれものです。

point

設置スペースがあるなら角型一択

よく角型と薄型がどちらがいいのか悩まれるかたもいると思います。設置するスペースがある場合は迷わず、「角型」を選んでください。
薄型は角型に比べて「耐震強度が低くなる」「年間の電気代が高くなる」といったことが少なからず存在するためです。
設置する住宅が角型になるのか薄型になるのか気になるかたは一度ご相談下さい。

Step3.タンク容量について

家族の人数が1〜3人の場合

3人家族のイメージ

世帯人数が多くなくお湯をたくさん使わないご家庭に

370Lがおすすめ

家族の人数が4〜5人の場合

4人家族のイメージ

複数箇所で同時に使用してもたっぷりお湯を使わないご家庭に

460Lがおすすめ

家族の人数が5〜8人の場合

5人家族のイメージ

複数箇所で同時に使用する人数の多いご家庭に

560Lがおすすめ

※42℃のお湯を毎分10L使用、シャワー1人あたり8分間→80L、お風呂での利用→180L、洗面・洗い物・手洗いなど→30L

point

タンク容量と使用できるお湯の量は違います!

一般的に4人家族ですとご家庭での使用する1日のお湯の量は620Lと言われています。
しかし、エコキュートの1番大きいものでも560Lです。足りないのでは…?と思いがちですが、実はエコキュートのタンク容量とは一度に貯められる「熱湯」の量を記載しています。実際には「タンクの熱湯」と「水道水」を混ぜ設定温度にしてから給湯するため、タンクの容量よりも多く使用できることになります。

Step4.給湯の種類を選びます

エコキュートには「フルオート」「オート」「給湯専用」という主に3種類のタイプがあります。
ご家庭の環境や使用用途に合わせて選んでいきましょう。

  • フルオートタイプ

    自動お湯張りスタート お湯張り完了・自動でストップ お湯が冷めたら自動で保温 お湯が減ったら自動でたし湯

    フルオートタイプは自動でお湯はりから保温、たし湯までボタン1つで行えるとても便利な機能です。
    メーカーによっては夜間のおトクな時間帯に自動で沸かすなど、管理できるタイプもあるので、忙しいご家庭におすすめなタイプです。

  • オートタイプ

    自動お湯張りスタート お湯張り完了・自動でストップ さし湯・たし湯は手動で行います

    フルオートとの違いは自動たし湯・追いだき配管の自動洗浄や入浴検知の自動追いだきといった便利機能が少ない以外は機能にそこまで差はありません。(メーカー独自の機能は除く)
    ただ、家族の人数が多く、都度お湯はりをしているというご家庭にはフルオートタイプがおすすめです。

  • 給湯専用

    自動お湯張りスタート お湯張り完了・自動でストップ さし湯・たし湯は手動で行います

    一見機能が少なく感じるかもしれませんが、その分料金がお手頃なので、機能はたくさん必要がない・おトクにエコキュートを利用したといった方におすすめです。
    お湯はり・たし湯が手動ですが、設定湯量に達するとメーカーによってはお知らせしてくれるエコキュートもあるのでチェックしてみてください。

フルオートとオートはどう違うの?

point

オートには水位センサーがない!

フルオートで自動たし湯ができるのは、水位センサーを備え、水位を基準にしてお湯の量を管理しているためです。
一方、オートタイプは水位センサーを備えていません。湯量で管理するので「何リットルお湯を出したら止める」とお湯はりをストップすることはできますが、水位が下がったことを検知しないので、自動的に増えることはありません。

フルオートタイプ

お湯はりから追いだき、保温、たし湯など全自動コントロール

ふろ自動のスイッチぽん!自動お湯はり、自動で停止

リモコンの「ふろ自動」スイッチを押して、お湯はりスタート

設定の湯量・温度になればお湯はりが自動でストップします

自動保温、0〜6時間キープ

お湯の温度を自動で設定温度にキープします

設定湯量をキープするよう自動でたし湯します

フルオート機能付きの給湯器では、お風呂の浴槽のお湯が減ると、「自動たし湯機能」を使って浴槽のお湯の量を保ってくれます。「自動たし湯機能」があれば、カラダを洗ったりする際に、たくさんのお湯を使い、次にお風呂に入る人のお湯がほとんどないということで迷惑をかけてしまうこともありません。

さらに、「自動洗浄機能」と「自動沸きあげ機能」という便利な機能もフルオート機能付きの給湯器には付いています。
お風呂の浴槽に溜まっているお湯を抜く時に、追い焚き用の配管から約5Lのお湯が出てきて、配管を洗浄してくれる機能のことです。この機能があれば、配管のヌメリなどの原因である石けんカスや、浴槽内の汚れ、入浴剤などが残りにくくなり、いつも清潔なお湯につかることができます。

オートタイプ

自動で湯はり、たし湯もできます

ふろ自動のスイッチぽん!自動お湯はり、自動で停止

リモコンの「ふろ自動」スイッチを押して、お湯はりスタート

設定の湯量・温度になればお湯はりが自動でストップします

オート機能が付いた給湯器は、スイッチひとつで設定した温度、湯量通りに自動でお湯はりが可能です。

フルオート機能付き給湯器に比べると機能が限定されるので、少し割安で交換することができます。費用を抑えたいけど、「自動湯はり」がほしい、「たし湯」で自分で温度調整をするという方におすすめの給湯器です。

残り湯があった場合のふろ自動の違い

フルオートタイプ

残り湯の湯量に関係なく、設定水位まで湯量を自動調節して、追い焚きが完了します。

フルオートタイプは設定した水位まで湯量を自動調節

フルオートタイプは設定した水位まで湯量を自動調節してくれるので、安定した湯量でふろ自動ができます。
あふれることがなく、気にすることがなく入浴の準備が可能です。

オートタイプ

設定湯量では止まらず、残り湯の湯量により、増える湯量にバラつきがある状態で追い焚きが完了します。

オートタイプの湯量があふれたイメージ

オートタイプは水位を検知しないので、もともと入っていた残り湯の量によっては湯量があふれたり、まちまちになることがあります。
そのため、あふれないようにするにはだいたいこれくらいだろうと、人によるチェックが必要になります。

※湯量を増やさず温めたい場合は、フルオート・オートともに自動ボタンではなく、「追いだき」のボタンを押して手動で追いだきを行ってください。

家族や世帯人数が多くて追いだきが必須。
気持ちよくたっぷりとお湯を使いたい人は…

フルオート

追いだきは普段から使っていない。
交換の費用はできるだけ抑えたい人は…

オートタイプ

Step5.どのメーカーにするか決めます

リノコでは「三菱」「パナソニック」「ダイキン」「東芝」「日立」のメーカーを取り扱いしています。
それぞれのメーカーで独自の技術を駆使した機能が備わっているため、ご家庭の使い方や環境に合わせて選ぶことをおすすめします。
大きく分けると

  • メーカー比較はこちら

    三菱電機

    パナソニック

    ダイキン

    日立

    東芝

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    三菱電機

    パナソニック

    ダイキン

    日立

    東芝

    各エコキュート

未掲載のメーカーも対応可能です。ご相談ください。

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