和歌山県のリフォーム情報（事例・会社・工務店・費用）

和歌山県で受けられるリフォームの補助金・助成金

和歌山県のリフォーム補助金の特徴

和歌山県のリフォーム補助金の特徴は、対象となる工事の種類が非常に豊富であることです。南海トラフ地震をはじめとする大地震の震災予想地域内にあることもあり、耐震改修工事に対するリフォーム支援には県を挙げて取り組んでいます。地震対策の他にも和歌山県には政策的な課題が多くあり、人口減や少子化、産業振興などに対する支援政策の一環として、定住支援や空家対策のためのリフォーム補助金制度も用意されています。

ここで取り上げた和歌山県内のリフォーム補助金制度は、和歌山市の「住宅耐震改修事業（住宅の耐震改修費の一部補助)」、海南市の「空家リフォーム工事補助事業」、有田市の「三世代定住等支援事業」、広川町の「住宅リフォーム補助金」、有田川町の「太陽熱利用設備導入補助金」です。

この他にも県内の各市町村ではさまざまな種類の補助金制度があるので、ホームページや自治体の窓口などで情報を集めておきましょう。募集件数や申し込み日間が限られているものが多く、人気のある補助金制度は倍率が3倍近いこともあります。補助金対象に該当する可能性がある場合は、できるだけ迅速に手続きを行いましょう。

和歌山市住宅耐震改修事業（住宅の耐震改修費の一部補助）

・対象となるリフォーム
和歌山市内の耐震改修工事および耐震補強設計

・対象となる住宅
1981年5月以前に着工された和歌山市内の住宅（戸建、長屋または共同住宅で延べ面積の2分の1以上を居住の用に供しているもの）
延べ面積が400平方メートル以下の住宅
木造住宅は2階建て以下の住宅であることが条件
非木造住宅も対象となる場合がある

・補助金額
耐震改修工事費はの5分の2（上限50万円)と対象工事費の11.5%（上限額66万6千円）の合計額
合計額の上限は116万6千円

以下のHPでも詳細を確認いただけます.
和歌山市公式サイト 住宅耐震改修事業（住宅の耐震改修費の一部補助）
http://www.city.wakayama.wakayama.jp

海南市空家リフォーム工事補助事業

・対象となるリフォーム
海南市内の空家を購入し、居住のために行う空家リフォーム工事

・対象となる住宅
90日以上空家であった海南市内の戸建住宅、または併用住宅

・補助金額
【市外から移住される方】リフォーム工事費の3分の2（上限80万円）
【市内で転居される方リフォーム工事費の3分の2（上限20万円）

以下のHPでも詳細を確認いただけます.
海南市公式サイト 海南市空家リフォーム工事補助事業
http://www.city.kainan.lg.jp

有田市三世代定住等支援事業

・対象となるリフォーム
有田市内で3世代が定住するために行う住宅リフォーム

・対象となる住宅
有田市内で親世帯と同居、近居するために増築をする住宅
申請者本人または親の名義の所有権登記がなされている住宅

・補助金額
補助対象となる工事費用総額の2分の1（上限額は20万円）

以下のHPでも詳細を確認いただけます。
有田市公式サイト
https://www.city.arida.lg.jp/

広川町住宅リフォーム補助金

・対象となるリフォーム
広川町内の住宅で町内の施工業者によって行われるリフォーム工事

・対象となる住宅
広川町内に申請者が所有している住宅
他のリフォーム補助金制度の対象となっていないリフォーム工事を行う住宅が対象

・補助金額
補助対象費用の2分の1（上限額は50万円）
年2回の申請期間がある

以下のHPでも詳細を確認いただけます。
広川町公式サイト 広川町住宅リフォーム補助金交付制度
https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/

有田川町太陽熱利用設備導入補助金

・対象となるリフォーム
有田川町内の住宅に太陽熱利用設備を設置するリフォーム工事

・対象となる住宅
有田川町内で太陽熱利用設備を設置する住宅

・補助金額
設備導入に掛かる費用の3分の1以内（上限額は10万円）
ただし貯湯槽を屋上に設置する自然循環式の太陽熱温水器の場合は一律7万円を上限額とする。

以下のHPでも詳細を確認いただけます。
有田川町公式サイト新エネルギー 太陽熱利用設備補助制度
https://www.town.aridagawa.lg.jp/

和歌山県でのリフォーム補助申請の手続きの流れについて

和歌山県では、県が実施しているものと各市町村が実施しているものと合わせるとリフォーム補助金制度の種類が非常に多いです。したがってリフォーム工事の検討段階で、何らかの補助金制度の対象となっていないか調べておきましょう。各自治体のホームページや担当となる窓口には補助金申請に関する案内や手引きなどがありますので、これに従って申請書を作成していくこととなります。わからないことがあれば窓口の職員が丁寧に教えてくれますので、疑問点は遠慮なく質問していきましょう。

リフォームの補助金申請は、契約締結または工事着手前の「事前申請」、工事完了後の「工事実績報告書」、そして交付金額の決定通知後に行う「交付金請求書」を順番に提出していくという流れとなります。それぞれの手続きでは指定の申請書式が決められており、必要となる添付書面も指定されています。添付書面の中には工事業者に協力してもらって作成する書面が多いので、リフォーム工事を依頼する工事業者が和歌山県内の補助金行政に詳しいかどうかがポイントとなります。

申請期間や募集戸数には限りがあるので、できるだけ速やかに申請することも大切です。事前申請は工事着工前に行わなければなりませんので注意しましょう。

補助金リフォーム申請に必要となる書面は？

多くのリフォーム補助金の申請では工事着工前の「事前申請」と工事完了後に行う「工事実績報告書」の提出という2回の申請が必要です。補助金の性質、提出先の自治体の方法などによって、申請方法や必要となる添付書面にちがいがあります。したがって申請の手引書や担当窓口からの指導に従って、申請手順通りに必要書面をそろえていきましょう。

必要書面には、「自分で準備できる書面」と「工事業者に準備してもらう書面」の２つの種類があります。「自分で準備できる書面」とは住民票の写しや戸籍謄本のような身分証明に関する書面や、納税証明書や社会保険関係の書面などの個人情報に関連する書面などです。これらの書面は申請者本人でないと取得できないものなので、自分で関係する役所をまわって書面を集めていきましょう。

そして「工事業者などに準備してもらう書面」は、工事の様子を撮影した写真や工事の設計図、設置する設備に関する検査報告書など、専門的かつ技術的な知識を必要とする書面となります。このような書面は、工事を請け負ってもらう工務店に協力してもらって書面を用意してもらう必要があります。したがって工事の相談段階で、県内の補助金制度の活用について詳しい工事業者を選んでおくことも重要になります。