栃木県のリフォーム情報（事例・会社・工務店・費用）

栃木県で受けられるリフォームの補助金・助成金

栃木県内の補助金制度にはどんなものがあるか

栃木県では県として行っている補助金制度もありますが、住宅リフォームの補助金制度は地域密着の観点から県よりも現場により近いということで栃木県内の各市が制度設計や運営しているものが多いです。

補助金制度の種類としてはさまざまなものが用意されており、耐震改修のリフォームを対象にしたものや高齢者が住みやすくするためのバリアフリーリフォームを対象にしたもの、省エネを促進するために太陽光システムの設置リフォームを対象にしたものなどが主な補助金の内容です。

具体的には、「耐震改修事業費補助金」や「重度身体障がい者住宅改造費補助金」、「家庭向け低炭素化普及促進補助金」などがあげられます。また、低所得者対策や公衆衛生対策として制度化されているものとしては「浄化槽整備事業費補助金」や「生活扶助世帯に対する水洗便所設置費補助金」などもあります。

また栃木県の産業振興の観点から用意されている補助金として「大谷石利用促進補助制度」が制度化されています。これらの補助金制度に関し宇都宮市の制度を中心にご紹介しますが、他の市においてもほぼ同様の補助金制度が用意されています。そのため、ご紹介する制度を把握することで栃木県のリフォーム補助金制度の概要が理解できるでしょう。

宇都宮市重度身体障がい者住宅改造費補助金

・対象となるリフォーム
重度の身体障がい児（者）の日常生活を容易にするための住宅設備改造

・対象となる住宅
宇都宮市内に所在地がある住宅

・補助金額
補助対象工事に要した経費の4分の3（上限90万円）

また以下のHPでも詳細を確認いただけます。
宇都宮市公式サイト 重度身体障がい者住宅改造費の助成
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/

宇都宮市耐震改修事業費補助金

・対象となるリフォーム
耐震改修

・対象となる住宅
1981年5月31日以前に在来軸組工法により建築された木造2階建て以下の賃貸を目的としない一戸建

・補助金額
耐震改修費相当分の3分の2以内（上限100万円）

また以下のHPでも詳細を確認いただけます。
宇都宮市公式サイト 耐震診断・耐震改修の促進
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/

宇都宮市家庭向け低炭素化普及促進補助金

・対象となるリフォーム
太陽光発電システムや定置型蓄電池などの補助対象機器の設置

・対象となる住宅
自ら居住する宇都宮市内の住宅

・補助金額
太陽光発電システムは1キロワットあたり1万円（上限8万円）
定置型蓄電池は補助対象経費の10％（上限30万円）

また以下のHPでも詳細を確認いただけます。
宇都宮市公式サイト 宇都宮市家庭向け低炭素化普及促進補助事業
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/

宇都宮市浄化槽整備事業費補助金

・対象となるリフォーム
専用住宅などへの浄化槽設置工事

・対象となる住宅
宇都宮市に所在地がある住宅で主に居住の用に供する建物又は延べ床面積の2分の1以上を居住の用に供する建物

・補助金額
（7人槽の場合）
浄化槽設置 限度額50万5千円
単独浄化槽からの転換 限度額12万円
敷地内処理装置 限度額11万5千円

また以下のHPでも詳細を確認いただけます。
宇都宮市公式サイト 合併処理浄化槽の設置費補助金制度
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/

生活扶助世帯に対する水洗便所設置費補助金

・対象となるリフォーム
水洗便所設置

・対象となる住宅
くみ取り便所を設けている生活扶助世帯が公共下水道処理区域内に自己所有している住宅

・補助金額
設置費用の全額

また以下のHPでも詳細を確認いただけます。
栃木県公式サイト 個人住宅向け支援制度について（宇都宮市）
http://www.pref.tochigi.lg.jp

補助金に関する必要な手続きの流れ

補助金は助成金と違い予算が決められているのが一般的です。予算を消化すると予定していた期限よりも制度が早めに終了してしまいます。そのため、補助金制度を利用するための手続きのポイントは、補助金の受付開始日を把握することです。

早く申し込みを済まさないと補助金の予算がなくなり終了する可能性がありますので、リフォーム関連の補助金を受け取りたい場合は、こまめに市役所のホームページを確認するなど受付開始日の把握に努めることをおすすめします。手続きの流れとしては、受付開始日に指定の場所に行き受付をしてもらいます。

多くの市役所では住宅課などが設けられていますので、そこで行われることが多いです。また、受付は先着順で予定件数に終了すると受付は終了となることが一般的です。

申し込みが終了したら審査の結果を持ちます。審査は補助金が求める要件を満たしているかどうかをチェックすることが目的です。その後、審査に通れば連絡がきて補助金が指定の銀行口座に振り込まれるという流れになっています。リフォームと並行して補助金申し込みをする場合は、求められる要件に合致する工事になるようにリフォーム工事会社と工事内容についてしっかり打ち合わせしておくことも大切でしょう。

補助金手続きに必要となる書類

補助金手続きに必要となる書類は、それぞれの補助金制度によって異なりますので、詳細は関係窓口やホームページで確認することが必要になります。ただし、ほとんどの補助金制度で提出が求められる書類は似ていますので、必要とされるケースが多い書類についてご紹介します。

まず工事費の内訳と必須工事の内容がわかる書類です。例えば、工事の見積書の写しなどが該当します。リフォーム内容や金額の確定のためには欠かせない書類といえます。リフォーム工事内容のより詳細な把握のために対象工事箇所を示す図面や対象工事箇所の施工前の写真の提出が求められることもあります。

さらに、所有要件がある場合には所有者がわかる書類の提出も必要です。例えば、課税資産明細書の写しや固定資産登録事項証明書の写しなどが提出書類として認められます。

合わせて住民票の写しも必要になりますが、申請者と対象住宅の所有者が異なる場合は、所有者と申請者の関係を示す連記の住民票や戸籍謄本などが求められるケースもあります。

その他の書類としては、補助金振込用の口座振替依頼書などがあげられます。提出時になって書類がそろっていないという事態にならないように事前にどんな書類が必要になるかを確認しておくことをおすすめします。