リフォーム前にショールームを見学するメリット・デメリット
2022年02月22日更新
リフォーム前には、ショールームの見学がおすすめです。なぜなら、ショールームを見学するとさまざまなメリットを得られるからです。この記事では、リフォーム前にショールームを見学するメリット・デメリットを中心に解説します。予約方法も併せて紹介するので、これを機にショールームの見学を検討してみてください。
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- 目次
1.住宅のショールームとは
みなさんの中には、ショールームという言葉を聞いたことがあっても「どのような場所かよくわからない…」という方も多いのではないでしょうか。これから住宅のリフォームを検討しているなら、一度はショールームに足を運んでみる価値があります。
商品の特徴や使い心地は、紙媒体のカタログやインターネット上の画像だけではわかりにくいからです。ショールームとは、キッチンや浴室などの住宅設備メーカーが自社商品を展示し、来場者に見学してもらうための会場です。
展示されている商品は見るだけではなく実際に手に取り、サイズ感や使い勝手などを一通り確認できます。メーカーにとっては、来場者にリフォームがどのようなイメージになるかを伝える場所でもあります。
会場はメーカーごとにブースが設けられており、商品に詳しいアドバイザーが配置されているのが一般的です。気になる商品があれば、アドバイザーからの説明や希望に沿った商品の提案を受けることも可能です。
ショールームは全国各地に展開されており、見学自体は無料で行えます。ショールームの中にはファミリー層の来場者を想定し、キッズスペースが用意されているところも少なくありません。
この記事では、リフォーム前にショールームを見学するメリット・デメリットを中心に解説します。上手く活用するコツや行く前に確認しておきたいことも併せて解説するので、これから住宅のリフォームを検討している方はぜひこのまま読み進めてみてください。
2.ショールームを見学するメリット
リフォームに失敗した方の中には、実際に生活してみると使い勝手が悪かったり、機能が想像していたよりも不十分だったりと感じている方も多いのが現状です。しかし、失敗したことに気づいても、リフォームの工事後は簡単に設備を取り替えることはできません。
このような失敗を防ぐためには、リフォーム前にショールームを見学するのも手段のひとつです。ここでは、ショールームを見学するメリットを解説します。
・ メリット1:商品の使い勝手を確認できる
・・・住宅設備の現物を自由に触ることが可能
・ メリット2:商品の機能性を体感できる
・・・各住宅設備の体感コーナーが設けられている
・ メリット3:専門家からのアドバイスが受けられる
・・・商品の説明や適切なプランを提案してもらえる
メリット1:商品の使い勝手を確認できる
紙媒体のカタログやインターネット上の画像だけでは、商品の実際の使い勝手を把握するのは難しいです。そんな悩みを解消してくれるのは、ショールームの見学になります。ショールームには住宅設備の現物が展示されており、来場者は自由に触ることが可能です。
実際に触ることで使い勝手を確認できるため、リフォームした後の生活をイメージしやすくなります。例えばキッチンのリフォームを検討している場合は、ショールームでワークトップの高さを確認すると良いでしょう。
ワークトップの高さが合わないと使い勝手が悪いだけでなく、腰痛や肩こりを引き起こす可能性もゼロではありません。ワークトップの高さは、おもに次の4種類があります。
・ 80㎝
・ 85㎝
・ 90㎝
・ 95㎝
身長や体型によってワークトップの適した高さは異なるため、ショールームで実際に確認してみましょう。
メリット2:商品の機能性を体感できる
ショールームを見学するメリットは、商品の機能性を体感できることです。紙媒体のカタログやインターネット上の画像では、当然ながら記載されている文字情報でしか商品の機能性を把握できません。
ショールームには、各住宅設備の体感コーナーが設けられていることも多いです。ここで、商品の機能性を体感できるおもな例を2つ紹介します。
【トイレ】
トイレの場合、実際に水を流して水量や水流を確認できます。汚れのサンプルを使用し、汚れの落ちやすさを体感できることもあります。
【浴室】
最近では、ワンタッチで自動洗浄できる機能を搭載した浴室も登場しています。ショールームでは洗浄の様子を確認できるため、リフォームの商品選びの参考になるでしょう。
また、ショールームの中には、ひとつの空間に各住宅設備がコーディネートされたブースが設けられているところもあります。サイズ感やレイアウトなどを空間全体でイメージできるため、リフォームの際に役立ちます。
メリット3:専門家からのアドバイスが受けられる
紙媒体のカタログやインターネット上の画像を見て疑問を持った場合、各自でメーカーに問い合わせる必要があります。一方でショールームには専門のアドバイザーが常駐しているため、疑問をすぐに解消することが可能です。
アドバイザーは来場者に商品の詳しい説明をするだけでなく、リフォームに関する相談にも対応しています。アドバイザーに相談すると、適切なプランの提案やアドバイスを受けられます。
3.ショールームを見学するデメリット
次に、ショールームを見学するデメリットを解説します。リフォーム前に見学するとメリットが大きいショールームですが、デメリットを把握した上で活用するかどうかを判断してみてください。
・ デメリット1:高額な商品を提案されることがある
・・・予算を事前に伝えて見合った商品の提案を受けるようにする
・ デメリット2:想定していたよりも時間がかかることがある
・・・数時間~半日程度かかることもある
・・・時間に余裕のある日程で見学する
・ デメリット3:アドバイザーのレベルに差がある
・・・経験豊富なアドバイザーを選ぶ
デメリット1:高額な商品を提案されることがある
メーカーにとってのショールームの目的は、来場者にリフォームがどのようなイメージになるかを伝える場所です。それと同時に、ショールームを通じて来場者にできるだけ高額な商品を購入してもらいたいという狙いもあるのが現状です。
そのため、アドバイザーから商品の説明を受けるときに、ほかの高額な商品を提案されることもあるので注意しましょう。商品の選び方によっては、リフォーム費用が予算をオーバーする可能性もあります。
アドバイザーには事前に予算を伝えておき、予算に見合う商品を提案してもらうようにしましょう。
デメリット2:想定していたよりも時間がかかることがある
ショールームによって規模は異なりますが、商品を丁寧にチェックするためにも時間に余裕のある日程に見学しましょう。場合によっては、ショールームの見学に数時間~半日程度かかることもあるからです。
見学したい住宅設備が多くアドバイザーの相談も想定している場合、最低3時間は確保しておきましょう。また、ショールームの見学が長引くときには、子どもを預けたいと思う方も多いかもしれません。
キッズスペースの有無はショールームによって異なるため、子どもを預ける可能性がある場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
デメリット3:アドバイザーのレベルに差がある
ショールームには専門のアドバイザーが常駐しており、必要に応じて商品の説明をしてもらったり適切な商品を提案してもらったりできます。しかし、すべてのアドバイザーのレベルが高いわけではありません。
例えばキッチンの使い勝手を質問する場合、料理経験の少ないアドバイザーよりも経験豊富なアドバイザーにアドバイスを受けたいと考える方のほうが多いでしょう。特に適切な商品の提案を受ける際には、経験豊富なアドバイザーを選ぶことをおすすめします。
また、各メーカーは、ショールームを通じてできるだけ自社の商品を購入してもらいたいとの狙いがあります。アドバイザーによっては商品のメリットだけを伝えられることもあるため、必ずデメリットも確認しておきましょう。
4.ショールームを上手く活用するコツ
リフォーム前にショールームを見学しておくと、商品選びやレイアウトを検討する際に役立ちます。しかし、単にショールームを見学するだけでは、リフォームに活かせない可能性もゼロではありません。
ショールームを上手く活用すると、理想に近いリフォームが実現できる可能性が高まります。ここでは、ショールームを上手く活用するコツを紹介します。
写真撮影する
せっかくショールームを見学しても、いざ商品を選ぶときになって確認した内容を忘れてしまうこともあります。ショールームに展示してある商品は、基本的に写真撮影が可能です。ショールームで気になる商品を見つけたときには、写真に収めておきましょう。
自宅に帰って撮影した写真を見返すと、ほかの商品とも比較しやすくなります。ショールームの中には商品の写真撮影自体は許可しているものの、ほかの来場者が映らないように注意が促されているところもあるため、配慮するようにしましょう。
扉や引き出しを開閉してみる
紙媒体のカタログやインターネット上の画像だけでは、扉や引き出しが開閉しやすいかはわかりません。また、収納も実際に開けてみないと、どのくらいの量を入れられるのかは不明です。
ショールームは実際に扉や引き出しを開けたり収納のサイズ感も確認できるため、ぜひとも活用するべきです。デザインが気に入った商品が見つかっても、扉の開閉のしやすさが悪ければほかの商品を検討することも可能です。
システムキッチンのリフォームを予定している場合、ビルトイン食洗機が搭載された商品に交換すると収納が少なくなる可能性も考えられます。ショールームを見学する際にはさまざまなケースを想定し、リフォーム後に後悔しないようにしましょう。
5.ショールームに行く前に確認しておきたいこと
ショールームを見学する際には、事前に確認しておくと役立つことがいくつかあります。ここでは、ショールームに行く前に確認しておきたいことを2つ紹介します。
レイアウトや寸法がわかるものを持参する
ショールームでは、商品だけでなくレイアウトやデッドスペースを有効活用する方法など、さまざまなことを相談できます。ショールームを見学する際には、レイアウトや寸法がわかるものを持参しておきましょう。
気に入った商品が導入できるかどうかは住宅の間取りが影響するため、写真や図面をを持参していればアドバイザーから適切なアドバイスが受けられます。ここで、キッチンの写真撮影やサイズを測るコツを紹介します。
【写真撮影】
まずは、キッチンのタイプや収納棚、冷蔵庫などを含めた空間全体がわかる写真を複数枚撮影します。レンジフードや吊戸棚の位置に梁がある場合は、梁の様子がわかる写真をさまざまな角度から撮影しましょう。
【サイズの測り方】
キッチン本体は、ワークトップの横と縦の長さを測ります。冷蔵庫や収納棚は、幅と奥行きの長さを測りましょう。
また、フローリングや壁紙の写真を撮影しておけば、空間に適したカラーコーディネートのアドバイスが受けられます。
目当ての商品がある場合は事前に調査しておく
各メーカーでは公式サイト上で商品を紹介しているため、ショールームに行く前にチェックできます。すでに目当ての商品がある場合は特徴や機能性などを事前に調べておき、ショールームで最終確認すると良いでしょう。
ショールームのメリットは、実際の商品を触ったり使い勝手を確認できたりすることです。商品の特徴を理解した上でショールームに行くと、アドバイザーからの基本的な説明をパスできます。
その分実際の商品を見ることに時間を費やせるため、ショールームにいる時間を有効活用できます。
6.ショールームに行くなら事前予約がおすすめ
多くのショールームでは、インターネット上で事前予約を受け付けています。飛込みでも見学できるショールームもありますが、事前予約しておいたほうがスムーズに案内してもらえます。
リノコでは全国のショールームからお客さまのご要望に合ったショールームをご提案し、代行予約するサービスを受け付けています。ショールームのご提案や代行予約をご希望の場合は、ショールーム予約フォームからお問い合わせください。
7.まとめ:ショールームを上手く活用してリフォームを成功させよう
リフォーム後に後悔しても、設備を取り替えるのは容易ではなく費用もかかります。デザインや機能が気に入った商品があっても、実際に使ってみないと使い勝手が良いかどうかはわかりません。
そのため、リフォームする前にはショールームを見学し、実際に見たり触ったりして商品を確認することが大切です。また、ショールームに行く前には、レイアウトの写真やサイズがわかるものを準備しておくと便利です。
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