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システムキッチンの種類はたくさんある!メリット・デメリット徹底解説|リフォーム事例や費用相場も紹介

2022年04月26日更新

これからキッチンのリフォームを検討している方は必見。この記事では、キッチンの種類や特徴を徹底解説します。実際のリフォーム事例や費用相場も併せて解説するので、キッチンをリフォームした後のイメージや資金計画を立てる際にぜひ役立ててください。

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目次
  1. キッチンの種類は大きく3つ
  2. システムキッチンの「壁付型」と「対面型」とは?
  3. システムキッチンのリフォーム費用の相場
  4. システムキッチンのリフォーム事例
  5. まとめ:間取りや目的に合ったシステムキッチンにリフォームしよう

1.キッチンの種類は大きく3つ

これからキッチンのリフォームを検討しているなら、まずはどのような種類があるかをチェックしておくことをおすすめします。キッチンにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なるからです。

種類や特徴を把握し、目的や間取りに合うキッチンを選びましょう。

キッチンの種類は、大きく分けて次の3つがあります。

 ・ システムキッチン
 ・ ブロックキッチン
 ・ ミニキッチン

それでは、各キッチンについて詳しく見ていきましょう。

システムキッチン

シシステムキッチン

最近、戸建てやマンションなどの多くの住宅で主流となっているのがシステムキッチンです。システムキッチンはコンロや作業台、収納などの必要な設備が一体型になっているタイプです。

ニーズが高いことからデザインやカラーなどのバリエーションが豊富で、自分好みに合ったものを選べます。予め食洗機やオーブンがビルトインされているものを選べば、キッチンスペースをすっきりと見せることが可能です。

一方で必要な設備が一体型になっているため、一部に不具合が生じても部分的な交換が難しい点が難点です。不具合が生じた設備によっては、キッチンを丸ごと交換しなければならないこともあります。

リノコで取り扱っているキッチンもシステムキッチンが主になります。

ブロックキッチン

ブロックキッチン

ブロックキッチンは調理台や作業台などの設備がすべて独立しており、それらを組み合わせることでひとつのキッチンを完成させるタイプです。従来は多くの住宅で導入されていましたが、システムキッチンの登場で最近は衰退傾向にあります。

各設備が独立しているので組み合わせの自由度が高く、価格がリーズナブルな点がメリットです。その一方でコンロ部分は置き場所しかないため、別途購入して設置する必要があります。

また、設備と設備の間にゴミや汚れが溜まりやすく、つなぎ目のないシステムキッチンに比べてお手入れしにくい点がデメリットです。

ミニキッチン

ミニキッチン

ミニキッチンは、そのネーミング通りシステムキッチンやブロックキッチンに比べてサイズが小さいキッチンです。サイズはおもに次の4種類が展開されています。

 ・  90cm
 ・ 105cm
 ・ 120cm
 ・ 150㎝

狭いスペースでも設置可能なので、現在でもオフィスの給湯室や単身用の賃貸物件などで見かけることも少なくありません。

システムキッチンやブロックキッチンに比べると作業スペースが狭くコンロ数も少ないため、メインキッチンとして利用するには不十分な可能性が高いです。

そのため、メインキッチンを共有している二世帯住宅では、サブキッチンとしてミニキッチンを設置する家庭もあります。


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2.システムキッチンの「壁付型」と「対面型」とは?

大きく分けて3種類あるキッチンのうち、現在多くの住宅で導入されているのはシステムキッチンです。

システムキッチンには、「壁付け型」と「対面型」の2種類があります。
さらにレイアウトで、壁付け型は主に2種類、対面型は5種類に分類されます。

システムキッチンの種類



種類特徴
壁付け型 I型作業台などの必要な設備が横一列に並んだタイプ
L型部屋の四方のいずれかに直角(L字型)に設置するタイプ
対面型アイランド型四方すべてが壁に接しておらず、完全に独立したタイプ
ペニンシュラ型左右のどちらかが壁に接しているタイプ
セパレート型シンクとコンロが独立して二列構成になっているタイプ
I型作業台などの必要な設備が横一列に並んだタイプ
L型部屋の四方のいずれかに直角(L字型)に設置するタイプ

それぞれの特徴、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。

壁付けキッチン

壁付けキッチン

背面キッチンと呼ばれることもある壁付けキッチンは、前面すべてが壁に接しているタイプです。壁に沿ってキッチンを設置するため、リビングやダイニングのスペースを広く確保できる点がメリットです。

従来は、キッチンと言えば壁付けキッチンを指すケースがほとんどでした。しかし、時代の流れと共に人々のライフスタイルが変化したため、最近ではニーズが対面キッチンに移りつつあります。

キッチンでの作業中はリビングに背を向ける形になるので家族の様子が見えず、コミュニケーションが取りにくい点がデメリットです。また、来客があった際にはキッチンの中身が見えてしまうため、間仕切りやキッチンカウンターを設置するなどの工夫が必要です。

主なレイアウトとしては下記の2種類があります。

 ・ I型キッチン
 ・ L型キッチン

壁付け、対面どちらにも採用可能なレイアウトとなっており、詳細は後述します。

関連ページ:壁付けキッチンのメリット・デメリットやおすすめレイアウトを紹介

対面キッチン

対面キッチン

近年、システムキッチンの中でも主流となりつつあるのが対面キッチンです。

対面キッチンには、主に次の5種類があります。

 ・ アイランドキッチン
 ・ ペニンシュラキッチン
 ・ セパレート型キッチン
 ・ I型キッチン
 ・ L型キッチン

開放感があり家族とのコミュニケーションが取りやすいため、新築の戸建てやマンションを中心にさまざまな種類の対面キッチンが導入されています。

関連ページ:対面型キッチンにリフォーム!価格は?壁掛けキッチンとの違いを比較!

それでは、キッチンの種類ごとに詳しく見ていきましょう。



アイランドキッチン

クリナップ セントロ(アイランドI型)

アイランドキッチンは四方すべてが壁に接しておらず、完全に独立したタイプの対面キッチンです。

コンロやシンク、作業台が一体化したものがリビングの一部に設置されるため、「島」を意味するアイランドがネーミングの由来となっています。

【 メリット 】
 ・ 周囲に壁がないのでスペースが広く感じられる
 ・ リビングルームにいる家族の様子を見守りながら作業できる

【 デメリット 】
 ・ 設置するのに十分な広さを必要
 ・ さまざまな角度から手元が見えてしまう
 ・ 対面キッチンの中での価格が比較的高い

関連ページ:アイランドキッチンの特徴とリフォームに失敗しないコツ


ペニンシュラキッチン

レイアウトの特徴からアイランドキッチンが「島」を意味するのに対し、ペニンシュラキッチンは「半島」です。そのネーミングの通り、ペニンシュラキッチンは左右のどちらかが壁に接しているタイプの対面キッチンになります。

【 メリット 】
 ・ 片側は壁がないので、開放感がある
 ・ アイランドキッチンと比べると間取りや設置スペースの制限を受けにくい

【 デメリット 】
 ・ 左右のどちらかが壁に接しているので動きにくい
 ・ 料理のニオイがこもりやすい



セパレート型キッチン

セパレートキッチンは、シンクとコンロが完全に独立したタイプの対面キッチンです。レイアウトが二列構成なので、Ⅱ列型キッチンと呼ばれることもあります。シンク側とコンロ側のどちらか一方を壁に沿って設置するため、壁付けキッチンと対面キッチンのメリットがバランス良く取れたタイプです。

【 メリット 】
 ・ シンク側とコンロ側の両方で十分な作業スペースを確保できる
 ・ 来客があっても内部を隠せる

【 デメリット 】
 ・ 壁側の作業台で料理しているときはリビングルームにいる家族の様子を見守りにくい
 ・ シンクとコンロが横一列ではないため、食材や調理器具の移動が不便

壁付け・対面 どちらにも採用可能


I型キッチン

クリナップ ラクエラ(I型)

I型キッチンはコンロやシンク、作業台などの必要な設備が横一列に並んだタイプのキッチンです。

最近の戸建てやマンションで最も多く導入されているキッチンがI型になります。

【 メリット 】
 ・ 設置に広いスペースを必要としない
 ・ 価格帯が比較的リーズナブル

【 デメリット 】
 ・ 複数人で料理する場合は動線が重なって動きにくい
 ・ リビングやダイニングからキッチンの中が見えてしまう

関連ページ:I型キッチンの特徴とは?メリット・デメリットとリフォーム事例を紹介


L型キッチン

クリナップ ラクエラ(L型)

L型キッチンは、そのネーミング通り部屋の四方のいずれかに直角(L字型)に設置するタイプのキッチンです。

コンロとシンクはコーナー部分を境に左右で分かれているため、セパレートキッチンに比べて作業効率は高いです。

【 メリット 】
 ・ リビングやダイニングのスペースを広く確保できる
 ・ 複数人での作業も行いやすい

【 デメリット 】
 ・ コーナー部分がデッドスペースになる
 ・ 冷蔵庫や食器棚の設置スペースの確保に工夫が必要

関連ページ:L型キッチンの特徴とメリット・デメリットをまとめて紹介

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3.システムキッチンのリフォーム費用の相場

現在主流のシステムキッチンへのリフォームを検討している場合は、事前にどのくらいの費用がかかるかを把握しておくことが大切です。リフォーム費用はキッチンの種類やメーカー、グレードなどによって異なるからです。

希望するメーカーやグレードがあっても予算をオーバーする可能性もあるため、事前に費用の相場を把握して無理のない範囲で資金計画を立てましょう。キッチンのリフォーム費用には、おもに本体と工事費が含まれています。

費用の相場は50万円~100万円が目安です。しかし、キッチンの種類を変更する場合は大掛かりな工事が必要になるため、100万円を超えることも少なくありません。その一方で大掛かりな工事が不要な場合は、50万円以下でもキッチンのリフォームが可能です。

リフォームを検討中であれば、ぜひリノコへご相談ください。リノコのリフォーム料金には、本体と工事費に加えて工事保証や廃材処分代などの諸費用が含まれています。

関連ページ:キッチンリフォームの費用相場をチェック!価格帯別リフォーム事例をご紹介

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4.システムキッチンのリフォーム事例

それでは、実際に行われたキッチンのリフォーム事例を紹介します。

※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。

壁付けキッチン

case.1:壁付け【I型】


 全体のフォルムから細部までこだわったシエラにリフォーム|東京都世田谷区のお客様

事例1

リフォーム内容 キッチン交換
メーカー:商品 リクシル:シエラS
リフォーム費用 総額546,000円(税込)

コメント:ご自宅のキッチンを新しくしたいとお問い合わせいただきました。今回は、リクシルのシエラ(I型)を施工致しました。広々としたシンクは傷にも汚れにも強いステンレス製で、水が排水口に向かってスムーズに流れる形状になっています。キッチンのすみずみまで、心地よさを追求したデザインです。


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case.2:壁付け【I型】


 多彩自在・思い通りに「好き」を選べるクリナップのステディア|愛知県高浜市のお客様

事例2

リフォーム内容 キッチン交換
壁紙/クロス張り替え
メーカー:商品 クリナップ:ステディア
リフォーム費用 総額1,357,000円(税込)

コメント:ご自宅で30年近く使われてきたキッチンの老朽化、汚れや使い勝手の悪さが気になってきたので思い切ってリフォームしたいというご依頼をいただきました。ご友人のお家のキッチンがクリナップだったということもあり、今回はクリナップのステディアを選ばれました。トレンドに左右されない「大人インテリア」を実現するタイムレスデザインで、すっきりとした印象のキッチン空間になりました。


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対面キッチン

case.1:ペニンシュラキッチン


 扉や取手、機器までも家具調のキッチン・ラクエラに交換|千葉県千葉市のお客様

事例3

リフォーム内容 キッチン交換
メーカー:商品 クリナップ:ラクエラ
リフォーム費用 総額595,000円(税込)

コメント:ご自宅のキッチンのリフォームをご依頼いただきました。新しいキッチンは、クリナップのラクエラです。ワークトップは、熱に強く、やわらかな質感が魅力のアクリストン(人工大理石)をお選びになりました。衝撃にも強く、破損、変色しにくい大変丈夫な素材です。長く使用しても、キッチンを美しいまま保てます。カラーは3色から選べて、シンクとのコーディネートも楽しめます。また、壁のタイルを解体して、キッチンパネルを施工しました。


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case.2:ペニンシュラキッチン


 優しさや温かみを感じる無垢の木のキッチン、スイージーに交換|東京都中央区のお客様

事例4

リフォーム内容 キッチン交換
メーカー:商品 ウッドワン:スイージー
リフォーム費用 総額1,604,800円(税込)

コメント:新しいキッチンには、ウッドワンのスイージーをお選びになりました。一本の苗木を30年かけてニュージーランドで育て、作り上げた無垢の木のキッチンです。スイージーは、ときが経つほどに味わいが深まり、ご家族とともに成長していきます。そんな木のぬくもりを暮らしの中で感じることができるキッチンに生まれ変わりました。


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5.まとめ:間取りや目的に合ったシステムキッチンにリフォームしよう

キッチンの種類は多く、人気の高い対面キッチンだけでも5種類に及びます。希望するキッチンがあっても、間取りや広さによっては設置できない可能性もあるので注意が必要です。

リフォーム費用は種類やメーカーなどによって異なるため、予算内で希望に近いキッチンのリフォームを目指しましょう。

希望するキッチンへのリフォームができるのか、ご予算、間取りや広さを事前にしっかり確認する必要があります。安価な出費ではないので、必ず現地の下見調査を依頼して見積りを取るようにしましょう。

また、各メーカーのショールームへ行って、実際のキッチンに触れてみることをオススメします。

リフォームを検討される方は、是非一度リノコまでご相談ください。

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