ユニットバスリフォームの相場は?費用を安く抑えるポイントを解説
2022年03月09日更新
リフォーム前には、費用相場を把握しておくと予算計画を立てやすくなります。
この記事では、ユニットバスのリフォームにかかる費用相場を解説します。費用を抑える方法も併せて解説するので、ユニットバスのリフォームを検討している方は必見です。
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- 目次
1.ユニットバスのリフォーム費用相場
まずは、ユニットバスのリフォームにかかる費用相場を解説します。
ユニットバスのリフォーム費用は本体のサイズやグレード、工事内容によって異なりますが、60万円~120万円程度が相場です。
本体のサイズやグレードが同じでも、工事内容によって費用が変動します。工事内容には、「ユニットバスのみを交換するケース」と「在来浴室からユニットバスに交換するケース」の2種類があります。
ユニットバスのみを交換する場合
ユニットバスが誕生したのは、初めて東京オリンピックが開催された1964年頃です。それから60年近く経った現在では、多くの住宅でユニットバスが導入されています。
古いものから新しいユニットバスに交換するときにかかるリフォーム費用は、60万円~120万円程度が相場です。機能やデザインによって異なるグレードは、おもにローグレードとミドルグレード、ハイグレードの3種類があります。
このうちローグレードとミドルグレードであれば、50万円~100万円程度でもリフォーム可能です。一方で、ハイグレードは100万円~120万円程度の費用がかかります。基本的には、どのグレードもサイズが大きくなるほど費用は高くなります。
在来浴室からユニットバスに交換する場合
各パーツを組み合わせて一体化したユニットバスに対し、在来工法によって造られたものが在来浴室です。在来浴室からユニットバスに交換するときにかかるリフォーム費用は、60万円~120万円程度が相場です。
交換する浴室のタイプが異なるため、ユニットバスのみを交換する場合に比べてやや費用が高めになります。モルタルとタイルで仕上げた在来浴室は、ひび割れから水が浸入して土台部分が腐朽している可能性があるからです。
土台部分の補修が必要になれば追加工事が必要になり、費用が上乗せされるケースも少なくありません。また、窓の位置変更や解体が必要になった場合も、追加費用がかかります。
オプションの費用相場
ユニットバスのリフォームでは、依頼者の希望に合わせてオプションを追加できます。オプションはメーカーやリフォーム業者などによって異なりますが、浴室テレビやジェットバスなどさまざまです。
オプションを追加する場合は、本体と工事費のほかに費用がかかります。おもなオプションの費用相場は次の通りです。
オプション | |
---|---|
費用相場 | |
手すり | 1本につき~3万円程度 |
浴室テレビ | 3~14万円程度 |
浴室スピーカー | 5~6万円程度 |
浴室暖房乾燥機 | 3~40万円程度 |
ジェットバス | 12~30万円程度 |
追い焚き機能 | 1.5~4万円程度 |
給湯器交換 | 15~20万円程度 |
浴室暖房乾燥機や追い焚き機能は人気が高いオプションのひとつですが、両方をつけると追加で5~45万円程度の費用が必要になります。オプションの追加次第では予算をオーバーする可能性もあるため、利便性とコストのバランスを考慮して決めましょう。
- 関連ページ:お風呂リフォーム:費用相場を事例別にご紹介!
2.ユニットバスリフォームのポイント
ここでは、ユニットバスをリフォームする際のポイントを解説します。リフォーム後の失敗を防ぐためにも、事前にポイントを押さえておきましょう。
サイズを確認する
住宅ごとにオーダーメイドで造られる在来浴室に対し、ユニットバスはサイズが決まっています。サイズは、「1216」や「1618」などの4桁の数字または坪単位で表現されています。たとえば「1216」の場合、幅1,200mm、奥行き1,600mm、坪単位では0.75坪です。
ただし、奥行きは浴槽ではなく浴室全体の長さになります。ユニットバスのおもなサイズは次の通りです。
サイズ | ||
---|---|---|
坪単位 | 幅×奥行き | |
1216 | 0.75坪 | 1,200mm×1,600mm |
1317 | 0.75坪 | 1,300mm×1,700mm |
1616 | 1坪 | 1,600mm×1,600mm |
1618 | 1.25坪 | 1,600mm×1,800mm |
1620 | 1.25坪 | 1,600mm×2,000mm |
このうち、多くの住宅で導入されているサイズは「1616」になります。
既存のものよりも大きいサイズにリフォームしたい場合は、増築や解体などの追加工事が必要になるので注意しましょう。
安全性を考慮した部材やオプションを選ぶ
浴室は、住宅内でも転倒事故が起こりやすい場所です。そのため、ユニットバスにリフォームする際には安全性を考慮した部材やオプションを選ぶと良いでしょう。たとえば、転倒防止を目的とした手すりの設置や滑りにくい床材を選ぶなどです。
樹脂床材やタイル床材の中には、表面に滑りにくい加工が施されているものもあります。木材は樹脂床材やタイル床材に比べてもともと滑りにくい素材ですが、コストが高く乾きにくいことがあります。
特に家族の中に幼い子供や高齢者がいる場合は、安全性を考慮して手すりの設置や滑りにくい床材を検討してみてください。
優良なリフォーム業者を見つける
ユニットバスのリフォーム費用や工事内容は、業者によって異なります。依頼者とリフォーム業者の間で工事内容や費用をめぐるトラブルも年々増加傾向にあるため、万が一に備えて優良なリフォーム業者を探すようにしましょう。
ユニットバスのリフォームを検討中なら、実績豊富なリノコへご相談ください。全国一律で定額料金でリフォームが行えるため、イレギュラーなケースが発生しない限り追加費用をご請求することがないので安心です。相談のみも受け付けているのでお気軽に問い合わせください。
今までのリフォーム事例も多数掲載していますので、参考にしてみてください。
3.ユニットバスリフォームの注意点
ここで、ユニットバスをリフォームする際の注意点を解説します。物件種別によって工事に制限があり満足なリフォームができない可能性もあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。
マンションの管理規約を確認する
お住いの環境がマンションの場合、ユニットバスをリフォームする前に管理規約をチェックしておきましょう。ユニットバスに関わらずマンションで何らかのリフォームを行うときには、管理規約に沿った工事しか施行できないからです。
管理規約を無視してリフォームを強行すると違反行為と見なされ、工事の中止や原状回復を求められるなどの事態に発展するので注意が必要です。リフォーム可能な工事内容は、手持ちの管理規約や管理会社に問い合わせることで確認できます。
認識違いで思わぬトラブルを招かないためにも、自身で管理規約を確認するよりも管理会社に問い合わせた方が安心です。
在来浴室からユニットバスに交換する場合は追加費用に注意する
ユニットバスのリフォーム方法は、既存のものから新しいものへの交換と在来浴室からの交換の2種類があります。このうち在来浴室からユニットバスに交換する場合、追加で費用が発生する可能性があるので注意しましょう。
在来浴室を撤去した際に土台部分の腐朽が発覚すると、補修や補強がのための追加工事が必要になることがあるからです。このようなケースは実際に撤去してみないとわからないことが多いため、在来浴室からユニットバスへのリフォームでは、追加費用の可能性があることを理解しておきましょう。
追加工事の費用は5~15万円程度が相場です。また、追加工事が必要になった場合には予算だけでなくリフォーム期間も変更になるため、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
4.ユニットバスのリフォーム費用を抑えるには
ユニットバスをリフォームする際には、オプションや追加工事によっては予算をオーバーする可能性があります。ここではユニットバスのリフォーム費用を抑える方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
ハイグレードのものは避ける
ユニットバスには、さまざまなグレードが用意されているケースが多いです。スタンダードグレードはシンプルな機能だけを備えているのに対し、ハイグレードはさまざまな機能がプラスされています。
同じモデルでも、機能やグレードに応じて費用は高額になります。ユニットバスのリフォーム費用を抑えたい場合は、できるだけハイグレードのものはさけるようにしましょう。
グレードが低いものを選ぶと、リフォーム費用が数十万円抑えられることも珍しくありません。
補助金や助成金を活用する
ユニットバスのリフォーム費用を抑えるためには、補助金や助成金を活用するのも手段のひとつです。補助金や助成金は、一定の条件を満たすと支給されます。浴室のリフォームに用意されている補助金や助成金は、おもに次の3種類です。
介護保険
条件 | ・利用者が要支援または要介護認定を受けていること ・リフォームを行う住宅に利用者が居住していること |
リフォーム内容 | ・手すりの設置 ・滑りにくい床材への張り替え ・開き戸から引き戸への交換 ・浴槽と洗い場の段差解消 |
支給金額 | 最大20万円(自治体によって異なる) |
地方自治体の補助金または助成金
条件 | ・自治体内に住民登録がある人 ・税金の滞納がない人 ・日常生活に支障がある一定年齢以上の人 など |
リフォーム内容 | ・手すりの設置 ・滑りにくい床材への張り替え ・開き戸から引き戸への交換 ・浴槽と洗い場の段差解消 ・浴槽の交換など |
支給金額 | 自治体によって異なるが最大20万円のケースが多い |
国の補助金
条件 | ・リフォーム前にインスペクションを行うこと ・維持保全計画とリフォームの履歴を作成すること など |
リフォーム内容 | ・在来浴室からユニットバスへの交換 ・高断熱浴槽の設置 ・手すりの設置 など |
支給金額 | 最大100万円 |
たとえば転倒防止を目的に手すりを設置する場合、最大50,000円が支給される自治体もあります。条件や支給金額はそれぞれ異なるため、事前にホームページで確認するかリフォーム業者に相談してみてください。
リフォームの依頼は専門業者に依頼する
ユニットバスのリフォームは、本体を販売しているメーカーでも対応しています。メーカーでは本体の割引が受けられる可能性はありますが、工事費が高く設定されているケースも少なくありません。
費用を抑えたい場合は、メーカーではなくリフォーム業者に依頼した方が良いでしょう。
5.ユニットバスのリフォームでよくある質問
ユニットバスリフォームにかかる期間は?
ユニットバスのリフォームにかかる期間は、工事内容によって異なります。次の表では、工事内容別のリフォーム期間をまとめました。
工事内容 | |
---|---|
リフォーム期間 | |
ユニットバスからユニットバスに交換する場合 | 当日~6日程度 |
在来浴室からユニットバスに交換する場合 | 当日~8日程度 |
在来浴室からユニットバスに交換する場合は、ユニットバスだけを交換する場合に比べてリフォーム期間が長くなりやすい傾向にあります。在来浴室の工事では、ユニットバスを据えるための土間の設置や電気配線設備を設置する作業などが必要だからです。
リフォーム期間中は浴室が使用できないため、親戚宅や銭湯などの利用を検討しておくと良いでしょう。
ユニットバスリフォームの流れは?
ユニットバスをリフォームする際の流れは、工事内容によって違いがあります。
【 ユニットバスからユニットバスに交換する場合 】
1. 工事内容の説明
2. 養生
3. 解体と撤去
4. 給排水設備の工事
5. ユニットバスの組み立て、設置
6. 給排水と電気の接続工事
7. 内装工事
8. リフォーム完了
【 在来浴室からユニットバスに交換する場合 】
1. 工事内容の説明
2. 養生
3. 解体と撤去
4. 給排水設備の工事
5. 電気配線設備の工事
6. 土間の基礎工事
7. ユニットバスの組み立て、設置
8. 給排水と電気の接続工事
9. 内装工事
10. リフォーム完了
6.まとめ:オプションは最小限にしてリフォーム費用を抑えよう
ユニットバスのリフォーム方法には、ユニットバスのみを交換するケースと在来浴室からユニットバスに交換するケースの2種類があります。ユニットバスのみを交換する場合は比較的リフォーム期間が早く、ローグレードを選べば50万円程度でのリフォームが可能です。
一方で在来浴室からユニットバスに交換する際には、土間の基礎工事や電気配線設備を設置する作業があるため、リフォーム期間が1週間以上かかることもあります。基礎部分の腐朽が発覚すれば追加工事が必要になるため、余裕を持たせた予算計画を立てましょう。
また、リフォームの際には浴室暖房乾燥機やジェットバスなどのオプションの追加が可能です。しかし、オプションの種類や数によっては予算オーバーになる可能性もあるため、最小限に抑えておきましょう。
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