洗面台の種類を徹底解説|リフォーム事例や費用相場も紹介
2022年03月17日更新
洗面台にはいくつか種類があるため、リフォーム前にチェックしてお気に入りのものを見つけましょう。
この記事では、洗面台の種類や選び方を徹底解説します。実際のリフォーム事例や費用相場も併せて解説するので、洗面台のリフォームを検討中の方は必見です。
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1.洗面台とは?
洗面台は洗顔や歯磨き、身だしなみを整える際に毎日使用するものです。生活していく上で必要不可欠なものなので、リフォームの前に洗面台にはどのような種類があるかをチェックしておきましょう。
洗面台は、厳密に言うと洗面台と洗面化粧台の2種類があります。
ここでは洗面台と洗面化粧台の特徴を解説するので、どちらのリフォームが必要かをチェックしてみてください。
洗面台の特徴
洗面台とは水栓金具と洗面ボウルが組み合わされたもので、鏡が付いているケースも少なくありません。収納や小物を置くスペースはほとんどないため、手洗いや洗顔などの簡単な行為が目的で設置されています。
水栓金具と洗面ボウルがあれば洗面台と定義されるため、トイレのタンクも同様の意味合いがあります。洗面台のタイプはおもに3種類あり、洗面ボウルの設置方法で異なります。
・ 壁付けタイプ
・ 置き型タイプ
・ 埋め込みタイプ
このうち、ポピュラーなのは洗面台と洗面ボウルを一体化させる埋め込みタイプです。壁に洗面ボウルを取り付けるのが壁付けタイプで、トイレの手洗いスペースに設置されているケースが多い傾向にあります。
カウンターに洗面ボウルを設置するのが置き型タイプで、デザインが豊富な点が魅力のひとつです。ただし、カウンターと洗面ボウルの接地面に水が入りやすいため、お手入れしにくいタイプになります。
洗面化粧台の特徴
洗面化粧台は、洗面台に備えられている水栓金具・洗面ボウル・鏡に収納や身だしなみを整える機能がプラスされたものです。一般的に認識されている洗面台とは、洗面化粧台を指すことがほとんどです。
洗面化粧台は洗面所に設置されることが多く、家族構成や目的に応じてさまざまな機能性を備えたものが登場しています。なお、洗面化粧台の種類は次の「洗面化粧台の種類」で詳しく解説するので、リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
2.洗面化粧台の種類
洗面台と洗面化粧台の違いを把握したところで、一般的に洗面台と認識されている洗面化粧台の種類をチェックしましょう。洗面化粧台には、おもにユニットタイプとシステムタイプの2種類があります。
洗面化粧台の種類 | |
---|---|
特徴 | |
ユニットタイプ | ・さまざまなパーツが一体型になっているタイプ ・サイズや幅が決まっている |
システムタイプ | ・さまざまなパーツを自由に組み合わせることができるタイプ ・サイズや幅は1mm単位で決められる ・デザインやグレードが豊富 |
それでは、ユニットタイプとシステムタイプを詳しく解説します。
ユニットタイプ
2種類ある洗面化粧台のうち、ユニットタイプは水栓金具や洗面ボウルのほかに鏡・収納・照明などのさまざまなパーツが一体型になっているものです。ネーミングは、ユニットバスと同様に一定規格のパーツが組み合わされていることに由来します。
キャビネットタイプや据え置きタイプなどと呼ばれることもあり、洗面所の一角に設置するのが一般的です。サイズや高さが決まっており、洗面所のスペースや使用する人の身長に合わせて選べます。
サイズ | 60cm/75cm/90cm/120㎝ |
高さ | 75cm/80cm/85cm |
最近のユニットタイプは、機能性に優れている点が魅力です。例えば蛇口を延ばしてシャワーのような使い方ができたり、メイクやスキンケアがしやすいLED照明が備えられていたりなど多岐にわたります。
システムタイプ
システムタイプは、洗面ボウルや収納などのさまざまなパーツを自由に組み合わせることができる洗面化粧台です。カウンタータイプやコンポーネントタイプと呼ばれることもあり、ユニットタイプと同様に洗面所に設置されるケースがほとんどです。
ユニットタイプのようにサイズや幅が決まっていないため、スペースに合わせて1mm単位で設置できます。ただし、メーカーによってはサイズや幅が決まった商品が用意されていることもあります。
デザインやグレードが豊富なので、浴室のテイストと合わせてオシャレな空間を演出することも可能です。
3.洗面化粧台の選び方
リフォーム後に失敗しないように、洗面化粧台の選び方をチェックしておきましょう。洗面化粧台を選ぶ際のポイントは、おもに次の通りです。
・ サイズ
・ 収納性
・ 掃除のしやすさ
・ デザイン
それでは、各項目を詳しく解説します。
サイズ
洗面化粧台を選ぶ際には、設置スペースにきちんと収まるかどうかサイズをチェックしましょう。先述したようにシステムタイプは設置スペースに対して1mm単位で合わせられるため、サイズを気にする必要はありません。
一方のユニットタイプはサイズや幅が決まっているため、設置スペースに合うかどうかの確認が必要です。ユニットタイプの場合、サイズを確認する項目はおもに次の通りです。
・ 幅
・ 奥行き
・ 高さ など
既存の洗面化粧台の左右に空きスペースがある場合は、幅が大きめのものを検討してみましょう。幅が大きめの洗面化粧台に変更すると、既存のものより洗面ボウルが大きくなったり収納が増えたりなどのメリットがあります。
収納性
洗面化粧台を選ぶ際には、普段使用する歯ブラシや化粧品などの収納性をチェックしましょう。最近では収納性に優れた洗面化粧台も数多く登場しており、鏡の裏が収納スペースになっているものも少なくありません。
見える場所に小物を置くと生活感が出やすいため、鏡の裏に小物を収納すると洗面化粧台がスッキリとした見た目になります。洗面化粧台の下部分の収納には、おもに開き戸タイプと引き出しタイプの2種類があります。
収納するものによって使い勝手が異なるため、洗面化粧台を選ぶ際には利便性も考慮するといいでしょう。また、収納したい物が多く設置スペースに余裕がある場合は、サイドキャビネットがおすすめです。
サイドキャビネットは洗面化粧台の横に設置する収納で、ニーズに合わせてさまざまなタイプが展開されています。
掃除のしやすさ
洗面化粧台を選ぶ際には、掃除のしやすさもチェックしましょう。キッチンや浴室と同様に洗面化粧台は毎日使用する水回りなので、家の中でも汚れやすい場所になります。洗面化粧台の場合、パーツとパーツの間にすき間があると汚れが溜まりやすいのが現状です。
洗面ボウルとカウンターが一体型になっている洗面化粧台はすき間がなく、掃除しやすいのでおすすめです。また、掃除のしやすさは、洗面ボウルやカウンターに使用されている素材でも異なります。
メーカーによっては、独自の技術で汚れが付きにくく落ちやすい素材を使用しているところもあります。
デザイン
洗面化粧台を選ぶ際には、デザインも重視してみましょう。なぜなら、洗面所は家族のほかに来客があったときにも使用する可能性があるからです。また、デザインに拘った洗面化粧台を選ぶと、自分好みの空間を演出することもできます。
最近の洗面化粧台はデザインのラインナップは豊富ですが、メーカーやグレードによって異なります。素材ひとつを取っても、ホーロー・人工大理石・ステンレス・木製など多岐にわたります。
洗面化粧台のリフォームをきっかけにデザイン性も重視し、これまでとは違う空間の演出も検討してみるといいでしょう。
- 関連ページ:洗面台の選び方(サイズ・水量・価格から)
4.洗面化粧台のリフォーム費用相場
洗面化粧台のリフォームを検討している場合、どのくらいの費用がかかるかを事前にチェックしておくことをおすすめします。希望するメーカーやデザインの洗面化粧台が見つかっても、予算をオーバーする可能性があるからです。
洗面化粧台のリフォーム費用は種類・メーカー・グレードなどによって異なりますが、10万円~25万円が相場です。洗面化粧台の場合、同じ種類でもサイズやオプションの有無によって費用が変動しやすい傾向にあります。
収納が大きくオプションを多く付けると、相場を上回る出費になることは間違いありません。リフォーム費用を抑えたい場合は、サイズが小さく機能性がシンプルな洗面化粧台を選ぶといいでしょう。
5.洗面化粧台のリフォーム事例
ここでは、実際に行われた洗面化粧台のリフォームを3例紹介します。各事例ではメーカーやリフォーム費用も紹介しているので、予算を考慮しながら洗面化粧台のリフォーム後をイメージしてみましょう。
※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。
case.1:ユニットタイプ
本体だけの交換も可能、リクシルのコンパクト洗面台オフト|神奈川県藤沢市のお客様
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
メーカー:商品 | リクシル:オフト |
リフォーム費用 | 総額83,800円(税込) |
コメント:アパートの賃貸オーナー様より、洗面台の交換のご依頼をいただきました。入居者様があやまって洗面ボウルを割ってしまったということで、ミラーやライトはそのままで、本体だけの交換を希望されていました。
できるだけお客様のご要望にお応えできるようにと、メーカーに問い合わせ、同じ機種の新型が設置可能か、配管や止水栓など全て既設のものを流用するにあたって問題はないか、といった確認をとり、無事交換することができました。ベースとなったのは「リクシル:オフト」(扉タイプ、シングルレバー洗髪シャワー水栓、プッシュワンウェイ式)です。
詳しくはこちら
case.2:ユニットタイプ
ボウルの割れた洗面台を人造大理石製の衝撃に強いエムラインへ|静岡県磐田市のお客様
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
メーカー:商品 | パナソニック:エムライン |
リフォーム費用 | 総額99,000円(税込) |
コメント:洗面台の故障につき、緊急で洗面台の交換を手配いたしました。お客様はご自宅にある家電のほとんどがそうであると言うほどのパナソニックフリークでしたので、「パナソニックの商品からおすすめを選んで欲しい」とのご要望をいただきました。このたびのようにボウルが割れたりしないように頑丈な商品をご希望だったため、洗面ボールに軽くて割れにくい人造大理石が採用された「エムライン」をご提案いたしました。
詳しくはこちら
case.3:システムタイプ
パナソニックのウツクシーズで女性に優しい洗面化粧台リフォーム|東京都荒川区のお客様
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
メーカー:商品 | パナソニック:ウツクシーズ |
リフォーム費用 | 総額335,200円(税込) |
コメント:洗面台が古くなっていたので、交換したいとお問い合わせをいただきました。新しい洗面台はもともとあった空間にすっきり、美しく納めました。スタイリッシュでモダンな仕上がりになっています。朝の身支度も気持ちよく進められますね。
詳しくはこちら洗面化粧台リフォーム事例
6.まとめ:洗面化粧台のリフォームで自分好みの空間をデザインしよう
戸建てやマンションなどの多くの住宅に設置されているのは、水栓金具・洗面ボウル・鏡のほかにさまざまな機能がプラスされた洗面化粧台です。洗面化粧台には、ユニットタイプとシステムタイプの2種類があります。
このうちユニットタイプは商品化された時点で幅や高さが決まっているため、リフォームを検討する際には設置スペースに合うかどうかをチェックしましょう。一方のシステムタイプは、デザイン性や機能性が豊富でスペースに合わせた設置が可能です。
洗面化粧台は毎日使用する場所なので利便性だけでなくデザイン性も考慮し、リフォームで自分好みの空間を創りましょう。
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