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クッションフロアとフローリングの違いとは?リフォーム事例や費用相場も紹介

2022年04月21日更新

住宅に使用される床材は、おもにフローリングをはじめとする3種類があります。この記事では、クッションフロアとフローリングの違いをわかりやすく解説します。リフォーム事例や費用相場も併せて解説するので、床のリフォームを検討している方は必見です。

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目次
  1. 床材の種類はおもに3つ
  2. フローリングとクッションフロアの違い
  3. フローリングとクッションフロアがおすすめなのはどんな部屋?
  4. 床リフォームの費用相場
  5. クッションフロアとフローリングのリフォーム事例
  6. まとめ:床のリフォーム費用は幅が広いので事前に確認しよう

1.床材の種類はおもに3つ

多くの住宅で使用されている床材は、おもにフローリング、クッションフロア、フロアタイルの3種類があります。床全般がフローリングと認識されることも多いですが、厳密に言うと素材によって呼び方や特徴が異なります。

ここでは、床材の種類を詳しく解説します。

フローリング

おもに広葉樹や天然木などの木質系材料が使用されている床が、一般的なフローリングです。張り替える際には、一つひとつがピース状になったものを並べて貼り付けていきます。

フローリングには、さらに単層フローリングと複層フローリングの2種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。

単層フローリング

単層フローリングとは、サクラやヒノキなどの天然木を加工して作られたものです。自然素材ならではの質感があり、年月を重ねればより味わい深い床になるので人気が高い素材です。

一般的なフローリングは単層フローリングを指すことが多く、別名で無垢フローリングと呼ばれることもあります。

複層フローリング

複層フローリングとは複数の合板を貼り合わせ、表面に天然木を貼って作られたものです。合板が何枚も重なっているため、別名で複合フローリングと呼ばれることもあります。

自然素材の良さが詰め込まれた単層フローリングに対し、複層フローリングにはさまざまな加工が施されたものも多いです。例えば合板の間に遮音材を挟み込めば、遮音性の高い床材になります。

このほかには、表面加工によって耐衝撃性や防水性に優れたものもあります。

フローリング張り替えリフォームはこちら

クッションフロア

クッションフロアは、厚さ1.8mm~3.5mmのシート状にした塩化ビニールで作られたものです。素材の特性上、水を弾くのでキッチンや浴室などの水回りに使用されることが多いです。

デザイン性が高く、クッションフロアの中には見た目が天然木を使用したフローリングとほとんど変わらないものもあります。シート状なので加工しやすくメンテナンスも容易なので、床のDIYにはクッションフロアがおすすめです。

ほかの素材に比べて単価が安く、防音性や消臭機能などを備えたものも数多く展開されています。

クッションフロア張り替えリフォームはこちら

フロアタイル

フロアタイルは、クッションフロアと同様に塩化ビニールで作られたものです。フロアタイルとクッションフロアの大きな違いは、形状です。クッションフロアがシート状なのに対し、フロアタイルはフローリングと同様にピース状になります。

表面が硬いので耐擦傷性や耐久性に優れており、重たい家具を長期間置いても凹むことはありません。その一方でクッション性や遮音性はないため、マンションの管理規約で遮音床材の指定がある場合は使用できないことがあります。

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2.フローリングとクッションフロアの違い

床材の種類を解説したところで、ここからは本題に入ります。フローリングとクッションフロアの違いは、おもに次の通りです。

フローリング クッションフロア
クッション性 ・ 木質系材料使用のためクッション性は低い
・ 表面に遮音加工が施されていれば多少柔らかい
・ 塩化ビニール使用のため基本的にクッション性が高い
・ 足腰が疲れにくい
耐久性 ・ 針葉樹使用のフローリングの耐久性は抜群
・ 単層フローリングよりも複層フローリングの方が耐久性が高い
・ 基本的に耐久性は高くない
・ 湿度で接着剤が剥がれることがある
・ 家具の重みで凹んだり傷が付くこともある
遮音性 ・ 基本的に遮音性は低い
・ マンションの管理規定によっては使用できないことがある
・ 遮音性を高める加工が施されたものもある
・ フローリングに比べると遮音性は高い
・ 遮音性は加工によって異なる
・ 遮音等級によってはマンションの管理規定に引っかかる可能性がある

クッション性

一般的なフローリングには木質系材料が使用されているため、基本的に表面が硬くクッション性はありません。しかし、表面に下に遮音材が使用されているフローリングであれば、柔らかな感触です。

クッションフロアには塩化ビニールが使用されているため、フローリングに比べてクッション性は高いです。歩いたときの感触も柔らかく、足腰が疲れにくい点がクッションフロアの特徴でもあります。

耐久性

フローリングの耐久性は、どの木材が使用されているかで異なります。耐久性が高い材質は針葉樹です。また、単層フローリングと複層フローリングでも耐久性に違いがあります。

単層フローリングは、複数の合板を貼り合わせて作られる複層フローリングに比べて耐久性は高めです。接着剤を使用しない単層フローリングは剥がれる心配がなく、耐用年数は30年以上だと言われています。

一方で、クッションフロアの耐久性はそれほど高くありません。塩化ビニールが水を弾くので洗面所やトイレなどの水回りに使用されることが多いですが、湿度によって接着剤が剥がれる可能性もあります。

また、クッションフロアに重い家具を長時間置くことで凹みができたり、家具を引きずることで破れたりすることもあります。

遮音性

一般的なフローリングは遮音性が低く、マンションの管理規定によっては使用できない可能性があるので注意しましょう。

多くのマンションでは騒音トラブルを防ぐために、フローリングに使用する材質に制限を設けているケースが多いからです。しかし、フローリングの中には、合板の間に遮音材を挟み込んで遮音性を高めたものもあります。

一方で、クッションフロアは基本的に遮音性が高い床材です。しかし、床材そのものではなく加工によって異なるため、遮音性が高いとは一概には言えません。

クッションフロアでも遮音等級を示すL値が一定以下であれば、マンションの管理規定によって使用できないこともあります。マンションの管理規定では、遮音等級のL値が「LL-45以上」に指定されているケースが多いです。

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3.フローリングとクッションフロアがおすすめなのはどんな部屋?

ここまでは、床材の種類やフローリングとクッションフロアの違いを解説してきました。ここからは、フローリングとクッションフロアはどんな部屋におすすめなのかを紹介するので、実際にリフォームした後の部屋をイメージしてみてください。

フローリングがおすすめの部屋

フローリングとクッションフロアは特徴が異なり、それぞれ適した部屋があります。天然木を使用したフローリングがおすすめなのは、おもに次の通りです。

 ・ 戸建ての部屋
 ・ 重い家具を置く部屋
 ・ 自然な雰囲気を取り入れたい部屋 など

使用できる床材に制限があるかどうかの観点で見ると、フローリングがおすすめなのは戸建ての部屋です。マンションの場合、管理規約で遮音性の高い床材が指定されているケースが多いからです。

その一方で戸建は所有者の意思で自由に床材を決められるため、フローリングを選んでも問題ありません。また、クッションフロアに重い家具を置くと凹みができやすいため、フローリングを選ぶと良いでしょう。

フローリングは天然木の木目がそのまま表現されているため、自然な雰囲気を取り入れたい部屋にも最適です。

クッションフロアがおすすめの部屋

メンテナンスが容易でクッション性に優れたクッションフロアは、おもに次の部屋におすすめです。

 ・ キッチンや浴室などの水回り
 ・ ペットが入る部屋
 ・ 幼い子どもの部屋 など

クッションフロアには塩化ビニールが使用されているので耐水性が高く、キッチンや浴室などの水回りへの導入が多い傾向にあります。ただし、通気性が悪く湿気が籠りやすいため、水回りに導入する場合は防カビ加工が施されているものを選ぶと良いでしょう。

硬いフローリングは、犬や猫などのペットが足腰を痛める可能性があります。一方でクッションフロアなら、クッション性が高いので足腰に負担がかかりにくくなります。足腰への負担が気になるのは、ペットだけでなく活発な幼い子どもも同様です。

また、遮音性を高めたクッションフロアを選べば、幼い子どもが活発に動いても階下に響くのを軽減できます。

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4.床リフォームの費用相場

リフォームは上を目指せばキリがなく、材質やグレードにこだわるほど費用は高くなるのが一般的です。希望をすべて盛り込めば予算をオーバーしてしまう可能性もあるため、まずは費用の相場を把握しておきましょう。

床をリフォームする場合のリフォーム費用は、10万円程度が相場です。リフォーム費用は、選ぶ材質やメーカー、グレードによっても変動します。床のリフォーム費用に大きく影響するのは、おもに次の4つの項目です。

【 材質 】
材質の費用が高くなりやすいのは、クッションフロアよりも天然木を使用したフローリングです。クッションフロアの中でも、遮音性や防音性などの加工が施されているものほど材質の費用は高くなります。

【 面積 】
床のリフォーム費用は、面積に比例して高くなるのが一般的です。面積が広いほど使用する床材も多くなり、工事に時間がかかるからです。

【 現状 】
床のリフォーム費用は、既存の床を剥がしたときの状態が悪いほど高くなります。傷んだ土台に床を貼り付けると通常よりも長持ちしないため、補修工事が必要になるからです。

【 工法 】
床のリフォーム方法は、既存の床の上にそのまま貼り付ける重ね張りと既存の床を剥がして貼り付ける新規張りの2種類があります。重ね張りは既存の床を剥がす必要がないため、リフォーム費用を抑えられます。

床のリフォームを検討しているなら、是非リノコへご相談ください。リノコでは重ね張りと新規張りの両方の料金を設定しているため、予算に合わせたリフォームが実現できます。


床リフォーム料金表

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5.クッションフロアとフローリングのリフォーム事例

それでは最後に、実際に行われたクッションフロアとフローリングのリフォーム事例を3つ紹介します。詳しくはビフォーアフターの画像をチェックし、見た目や雰囲気などの違いを比較してみてください。

※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。


case.1:クッションフロア


 洗面・脱衣所の床はさらっとした感触のクッションフロア|東京都中野区のお客様

事例1

リフォーム内容 床材張り替え(クッションフロア)
メーカー:商品 シンコール:E-2142
リフォーム費用 総額59,800円(税込)

コメント:水回りのなかでも特に洗面・脱衣所で多く選ばれているクッションフロアで、水が染み込みにくく、お手入れがしやすい特徴をもつシンコール製品に貼り替えた事例です。

このクッションフロアは、通常の水汚れであれば、拭き取るだけで汚れを落とすことができるため、普段のお手入れも簡単に済ますことができます。また、素足で歩いてもベタつきにくく、冬場でも寒さを感じにくい材質となっています。


詳しくはこちら

case.2:フローリング


 表面が剥がれてしまった床を張り替えて安全できれいなお部屋|千葉県松戸市のお客様

事例2

リフォーム内容 床材張り替え(フローリング)
メーカー:商品 ダイケン:ハピアオトユカ45Ⅱ銘木柄
リフォーム費用 総額182,950円(税込)

コメント:マンションの洋室の床表面が一部だけ剥がれたため、お部屋全体のリフォームをご依頼いただきました。今回選ばれたのは、もともと張られていたものと同じダイケンの床材です。マンション専用に作られた防音性の高い床材なので、管理規約に制限があるマンションでも使用できます。


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case.3:フローリング


 お手入れ楽ちんフローリングで見た目も心も明るい玄関に|千葉県匝瑳市のお客様

事例3

リフォーム内容 床材張り替え(フローリング)
メーカー:商品 ノダ:Jクラレス(JC-PA)
リフォーム費用 総額142,000円(税込)

コメント:もともと張られていたフローリングのカラーは濃い茶色で暗く、砂汚れが目立っていました。今回選ばれたカラーは明るいペール色で、お手入れしやすくワックス要らずのノダの床材です。電気カーペットや床暖房にも対応しているため、リビングや子供部屋のリフォームにも最適です。


詳しくはこちら床材張り替えリフォーム事例

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6.まとめ:床のリフォーム費用は幅が広いので事前に確認しよう

床のリフォームにかかる費用は10万円程度が相場ですが、面積や現状、工法によって変動します。特に床材を剥がしたときに土台が傷んでいる場合は、補修工事のために追加費用がかかるので注意しましょう。

また、マンションでは管理規約で床材が指定されているケースが多いため、希望する床材が条件を満たしているかどうかを事前にチェックしておくことが大切です。

部屋によってクッションフロアとフローリングを使い分け、快適な住空間を手に入れましょう。

リノコではクッションフロアやフローリングの張り替えを工事費用込みのコミコミ価格でお見積りをお出ししています。現地の下見調査から見積もり作成まで無料ですので、床のリフォームをご検討中の方はぜひリノコへご相談ください。

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