お風呂の床が「滑る」「冷たい」はリフォームで解決!リフォームの費用相場や事例をご紹介
2022年03月09日更新
お風呂の床が「滑りやすい」「冷たい」など悩みがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、お風呂をリフォームする際に参考になる床材の特徴や、費用相場、実際のリフォーム事例をご紹介します。
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1.お風呂のリフォームに使える床材の特徴
まずは、お風呂で使われる床材から解説します。
床材は6種類あり、それぞれどのような特徴があるのかメリットやデメリットも紹介します。
樹脂
樹脂は最も一般的な床材とされており、主にユニットバスで使われていますが、在来工法のお風呂でも床材として適用可能です。
耐湿、耐水性に優れており、メーカーによっては滑り止め加工や水はけが良い加工がされている場合もあります。
デメリットは、汚れやすいことです。ただし掃除しやすい利点もあるので、こまめな掃除で清潔を保つことができます。
タイル
タイルは、昔から使われている床材です。デザイン性があり、カラーやタイルのサイズなども様々です。床に限らず、壁にも使用することができます。
タイルの素材によっては滑りやすく冷たさもありますが、滑りにくいコルク素材や冷たさを軽減する素材を選ぶことで、安全性のある床にすることが可能です。
ただし、目地に水分が残って乾きにくく、カビが発生しやすいです。掃除の手間が気になる場合は、タイルが大きめのものを選ぶと良いでしょう。
また、樹脂と比べてコストがかかりやすいとされています。
シート
シートは、風呂の床リフォーム用に販売されているビニール素材の床材です。シートは自分達で手軽にDIYできるので、コストを抑えられるのは大きなメリットです。
既存の床の上から貼り付けていきますが、ベースの床が劣化しているような状態で貼り付けると、見えていなくても劣化し続ける上にカビが発生している可能性もあります。
そのため、シートを使ってリフォームをする際は、必ず床の状態を確認しましょう。また、シートを使ったDIY方法や手順を記事内で紹介していますので、参考にしてみてください。
木材
木材は、主に在来工法の風呂に使われています。ユニットバスではほぼ使われることはないですが、和風の温かみのある風呂にしたい場合に向いています。
滑りにくいメリットがあるものの、木材なので腐食、カビ、ぬめりの問題があります。
中には、防水、防カビ加工が施されたものもありますが、それでもこまめな掃除が必要となるでしょう。
FRP
FRPは、ガラス繊維でできている床材です。船、水槽、ウォータースライダーなどにも使用されているほど丈夫な材質で、近年はお風呂の床や浴槽に使われることが多くなっています。
防水性と耐久性に優れており、さらに滑りにくくクッション性もあるため、子どもや高齢者がいる場合でも安全性のある床です。
とても水はけが良いのですが、シャンプーやリンスなどが床に残ったままだと水が残りがちになるので、さっとシャワーで洗い流すことが大切です。
天然石
天然石は耐水性はあるものの、傷がついた場合は大変目立ちやすいです。また、石鹸カスなどの汚れを定着させないための掃除が大変というデメリットがあります。
イメージするならば、旅館の大浴場や露天風呂が挙げられます。
天然大理石や人工大理石の場合は、どちらも酸やアルカリに弱い点があります。掃除にも手間がかかり、メンテナンスのためにプロに依頼した方が良い場合もあります。
2.お風呂の床をリフォームする際の費用相場
種類 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
樹脂 | タイル | シート | 木材 | FRP | 天然石 | |
費用 | 5~10万円 | 7~15万円 | 3~6万円 | 15~30万円 | 7~15万円 | 20~40万円 |
前項で紹介した6種類の床材でリフォームする場合の費用相場です。材料費だけではなく、おおよその床張り替え費用も合算しています。
木材や天然石は高額になってしまいますが、樹脂であれば費用を抑えられます。DIYならばシートがおすすめです。
タイルやFRPは同額となっていますが、掃除の手間や安全性を考慮するとFRPがおすすめです。
ユニットバスの床であれば、塗装コーティングする方法もあります。コーティングすることでひび割れや傷などが修復でき、新品に近い状態へ戻せます。
コーティングの種類によっても異なりますが、リフォーム会社を探すことができるサイト「ヌリカエ」によると、費用はおおよそ20~40万円です。
床の張り替えとなると上記の相場以上にかかることもあるため、塗装コーティングの方が費用を抑えられる可能性があります。
滑りにくくするコーティング剤もあるので、安全性にも配慮できます。
床材を変えた方が良いのか、塗装コーティングの方が良いのか、業者と相談してみましょう。
また、業者や床材のメーカーによっても費用が異なる上、現状の床の下地の劣化具合によっては補修等で別途必要になる可能性もあるため、しっかりと確認しましょう。
3.お風呂の床をリフォームした事例
case.1 床のリフォームのみの事例
浴室の床張り替えをして明るく綺麗になりました|神奈川県横浜市のお客様
商品名 | 東リ バスナフローレ |
リフォーム費用 | 総額71,800円(税込) |
詳しくはこちら
case.2 床のリフォームのみの事例
断熱性のある浴室用床シートで冬のつらい冷たさを改善しました|東京都狛江市のお客様
商品名 | フクビ化学工業 あんから(アイボリー) |
リフォーム費用 | 総額77,052円(税込) |
詳しくはこちら
case.3 床含むユニットバスリフォームの事例
TOTOの技術が光るシンプルでスタイリッシュなバス空間へ|東京都豊島区のお客様
商品名 | TOTO WHシリーズ |
リフォーム費用 | 総額598,900円(税込) |
詳しくはこちら
お風呂のリフォーム事例
床材の選び方がわからないときはリフォーム業者へ相談しよう
浴室は毎日使用する場所なので、デザインだけでなく冷えの改善や掃除のしやすさなど利便性を重視してリフォームするのがおすすめです。
目的にあった床材がわからない場合はリフォーム業者へ相談してみましょう。リノコでは無料でリフォームご希望の方の相談を受け付けているほか、実際に全国の加盟施工店を現地に派遣して、お客様のご要望や現地の状態を確認した上で、リフォーム費用のコミコミ価格でお見積りをお渡ししております。
リフォームのイメージは決まっているけれど、どのように床材やユニットバスを選んだら良いのかがわからない場合など、まずはお気軽に問い合わせください。
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4.お風呂のシート床材を使ったDIYの方法
基本的に、お風呂の床リフォームをDIYすることは初心者には難しいことなので、万一失敗してしまえば取返しのつかないことになってしまう可能性があります。
しかし自分で行えば、その分費用を抑えられるメリットがあるので、費用を重視する方は検討してみるのもいいかもしれません。
DIYする場合は、シート床材を使います。ここでは、シート床材を使ったDIYで必要なものと手順を解説するので、参考にしてみてください。
DIYに必要なもの
DIYでは、次のものを準備します。ホームセンターやECサイトで購入できます。
・ シート床材
・ 浴室床専用接着剤
・ ハサミ または カッターナイフ
・ コーキングガン
・ ラチェットコンパスカッター
・ ジョイントローラー
・ マスキングテープ
・ コーキング用ヘラ
・ クシ目ゴテ
・ シリコンコーキング(防カビタイプ)
シート床材はいつくかメーカーがあります。店舗で確認できるのであれば、実物を見て選ぶと良いでしょう。
浴室床専用接着剤は、シリコンコーキング、クシ目ゴテ、ヘラ、マスキングテープがセット売りされているタイプもあります。
セット売りされているものは、販売元によって価格帯も様々です。単品で揃えた方が安価で済む場合もあります。
コーキングガンは、隙間を埋めるシーリング作業の際に使う道具です。手動式、電動式、空圧式の3種類ありますが、比較的安価なのは手動式です。
ラチェットコンパスカッターは、シートを排水溝の形に合わせて切るために使う道具です。一度では切れないので、何度か使用します。
また、ジョイントローラーは接着剤を塗布した後の圧着に使いますが、木片に雑巾を巻いたようなものでも代用可能です。
DIYの手順
シート床材を使った大まかなDIY手順を紹介します。
1. お風呂の床のサイズを測る
2. お風呂の床を綺麗にして、しっかり乾かす
3. シートを大きめに切る
4. 床の形に合わせてシートを切る
5. 排水溝用の穴をコンパスカッターで切る
6. 排水溝にマスキングテープを貼る
7. シートを敷き、手前にめくる
8. 奥の床から専用接着剤を塗布する
9. クシ目ゴテで接着剤を拡げる
10. 手前の床にも専用接着剤を塗布する
11. ジョイントローラーで圧着する
12. 排水溝部分をシリコンコーキングする
13. 壁との隙間をシリコンコーキングする
シートを大きめに切る理由は、後から微調整していくためです。このとき、壁との隙間は5mm程度空けておきます。
最後の圧着では、接着剤を塗布した後すぐに行いましょう。圧着する際は、中央から壁に向かって空気を抜くようにするのがポイントです。
余分に出てきた接着剤は固まらないよう拭き取ります。最後に壁との隙間をシリコンコーキングで隙間を埋めた後は、完全硬化するまで24時間は待ちましょう。
DIYの注意点
DIYは誰でも気軽に行うことができる手段として広く認知されています。しかし、床材のDIYは難易度が高く、コーキングがうまくできていないと床材の下に水が入り込み、床全体の腐食に繋がることもあります。
床全体が腐食してしまうと結果的に大規模なリフォームが必要となるので、特別な事情がなければリフォーム業者へ依頼することをおすすめします。
5.床のリフォームで快適なお風呂にしよう
お風呂の床は滑りやすく、万一転倒した場合には大怪我となる可能性が高いです。他のお部屋との気温差からヒートショックのリスクもあります。特に高齢の方、小さい子どものいるご家庭ではそういったリスクを解消するために、お風呂全体、或いは床のみのリフォームを検討してみましょう。
一般的な床材は樹脂が多く使われていますが、FRPであれば滑りにくくクッション性があるため、転倒のリスクを解消することができます。
床材によって費用は様々ですが、介護目的であれば介護保険を利用して補助金を受け取ることで、費用を抑えられることもあります。
ご家族の安心安全を第一に考え、リフォームで快適なお風呂を目指しましょう。
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