マンションのお風呂は交換リフォームできるの?交換の際の注意点やリフォーム事例をご紹介
2022年03月03日更新
マンションの構造上、マンションの浴室は同じ作りになっていて、ユニットバスを使っていることがほとんどです。また、窓が付いていないことも多いので、換気は換気扇を使っている場合が多いのが特徴です。 構造や広さを変えることは難しいですが、限られたスペースを工夫してより広く見せたり、快適なお風呂タイムを過ごすなど、自分の好みに合ったお風呂にリフォームできるようになってきました。 ここでは、最近のマンションのお風呂リフォームを説明するとともに、リフォームする際のポイントやおすすめのリフォーム事例を紹介します。
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- 目次
1.お風呂交換リフォームの費用相場
マンションのリフォームも戸建てのお風呂と同様に多種多様になってきました。ここではリフォーム可能なお風呂の種類と費用相場を紹介します。
ユニットバスからユニットバスへリフォーム
マンションのお風呂はたいていユニットバスなので、同じくユニットタイプのお風呂を交換するだけでしたら費用はさほどかかりません。
材質も次のような特色があり選ぶことができます。予算や機能などを考えて選ぶのがいいでしょう。
FRP製浴槽
浴槽の中でも一番多く使われているタイプです。
軽量で耐久性、防水性に優れているので工事もしやすく、使う人にも扱いやすい素材です。価格も手ごろで需要が高いため、種類も豊富にあり選択肢が多いタイプのお風呂といってもいいでしょう。
また、汚れを防ぐコーティング塗装や自分の浴室に合わせて加工もしやすいため、一番扱いやすいタイプのお風呂といってもいいでしょう。10万~30万円が一般的な相場です。
人工大理石浴槽
なめらかで光沢のある大理石のような質感で色の種類も豊富です。ポリエステル製とアクリル製の2タイプあります。どちらもFRPより高級感があり、長期間使用しても美しさを保ちます。表面は滑りよく汚れ落としも楽ですが、傷つきやすい点もあるので、あまりゴシゴシと磨くことはできません。
前述のFRPと同様に人気のあるタイプなので、各メーカーとも種類が多く、戸建てだけではなくマンション用も多数そろっています。ポリエステル製で10万~40万、アクリル製で30万~120万です。
メーカーによって色合いや形などに違いがありますので、実際にメーカーのショールームに足を運んで実物を目にすることをおすすめします。
鋳物ホーロー製浴槽
金属にガラス製のコーティングを施した素材です。分かりやすくいえば、鍋やキッチン道具などでよく耳にする「ホーロー」と同じ材質です。
ホーロー製品は、色合いがきれいで種類も豊富なので、自分に合ったインテリア感覚で選ぶことができます。また、滑らかな触り心地ですし、凹凸がないので、掃除もしやすく扱いやすいタイプです。
シンプルなフォルムのものが多いので、普段のお手入れも軽く洗い流して水気をふき取るだけでカビも生えにくいため、お手入れのしやすさは前述の人工大理石以上です。価格相場は15万~135万円です。広さにより価格差があります。
ただし、もとが金属なだけに重量があります。マンションなどで他の素材からこのタイプに換える場合、床が重さに耐えられない可能性があり、土台を強くする工事が必要になる場合もあります。
ヒノキ製浴槽
木造のお風呂で、和風感覚のお風呂として人気のある素材です。
戸建ての家にしか置けないというイメージがありますが、マンションにも取り付けることができます。さらに、今のヒノキ風呂にはカビや滑りを付きにくくする加工も施されていて、掃除もしやすくなっています。
ただし本物の木材なので湿気に弱く、使わないときでも換気をしないとカビが発生する恐れがありますので、注意が必要です。マンションの浴室には窓が付いていないことが多いので、ドアの開閉や水気のふき取りなどをして常日頃の手入れが必要になります。
やはり他のタイプよりも高額で、数十万~数百万円とさまざまです。
浴槽だけを交換する
ユニットバスは、あらかじめ工場で作ったものを現場に運び入れて組み立てるので、手間も費用もリーズナブルにできます。
しかし、ユニットバスごと交換するには予算が足りない場合も。そういう時は、浴槽だけを交換することもできます。ただし、交換できるメーカーや種類は限られますので事前に確認が必要です。
どうしても、浴槽だけの交換をしたいのなら、ユニットバスではなく、在来工法でのリフォームが必要となります。ユニットバスから在来工法に換える工事には費用、工期も多くかかってしまいます。
2.マンションのお風呂を交換する際の注意点
マンションのお風呂でも戸建てと変わらないリフォームができるのが理解していただけたかと思います。しかし、リフォームをする上で戸建てとは違う注意点があります。
マンションには分譲と賃貸の2タイプがあり、いずれも住宅としての構造は同じですが、分譲に比べて賃貸は制約が多くなります。これについても解説していきます。
必ず見積もりを取る
マンションに限らず、戸建ても同じですが見積りは必ず取りましょう。
見積もりを取る際には、希望点をできるだけ詳しく具体的に明記しましょう。詳しいほど、自分の希望にあったリフォーム会社を見つけることができます。
事前に管理規約や使用細則を確認する
マンションには管理規約や使用細則というものがあります。
これには、居住するにあたってのルールが事細かに書かれており、リフォームに関しての記載もあるので必ず目を通しましょう。なかには集合住宅ゆえに禁止されている工事もあります。
また、賃貸マンションの場合、将来退去する際に原状回復するよう明記しているところが多くあります。
工事内容によっては、管理費で賄う場合もありますが、大がかりな工事をしてしまうと、原状回復に多額の費用が掛かる可能性もあるので、管理会社に相談してからリフォームに臨みましょう。
近隣へのあいさつや連絡を忘れずに
集合住宅は、同じ棟に多数の人が住んでいます。そのため、近隣への工事のお知らせを忘れずに行ってください。
近隣の人には、工事の内容や工期などできるだけ詳しく伝えておく方がいいでしょう。施工会社にも「近隣へ伝えておきたい」旨を話しておくとスムーズに事が運びます。
施工会社によっては、施工会社自らが近隣にあいさつに出向く場合もあるので、確認しておきましょう。
3.マンションのお風呂リフォームに役立つ補助金制度
リフォームには、国や自治体が定めたリフォーム補助金制度があります。
それぞれ国や自治体ごとに支給額や仕組み、条件などが違いますので、まずはある程度の知識を得て、詳しいことは居住地域の役所や地元のリフォーム会社に問い合わせてください。
バリアフリーリフォーム補助金
国で行っている補助金制度と各自治体で行っている補助金制度の2タイプがあります。
国で行っているものは、全国一律ですが、自治体で行っている補助金制度は対象となる工事内容や支給額、条件、手続き方法などが異なります。
どの補助金制度にも共通しているのは、使用者が何らかの障がいを持っていることが前提で、使用者に必要と認められるリフォームが補助金制度の対象となります。
介護保険
国が行っている介護保険は、普段の生活を支援するための介護および介助サービスのほかに、リフォーム工事費にも使うことができます。
上限は20万円となっていますが、普段の介助サービスとは別なので、工事をしたために生活上の介助サービスが受けられないわけではありません。
対象となる工事内容は、手すりの取り付け、浴室内の床や浴室周辺の床の張替え、出入口を引き戸にしたり間口を広げたりするなどです。
ただし、介助および介護認定を受けた人が居住していることが適用条件となります。突然の病気やけがなどでリフォームの必要が出てきた場合は、早くに介助および介護の認定を受けてください。
リフォーム減税
バリアフリーだけではなく、耐震、省エネ、長期居住のための修繕といったようにさまざまなリフォームに対して適用される制度です。
この場合は、施工したリフォーム工事費を翌年の確定申告で申告することによって所得税や固定資産税などが減税になるというものです。
リフォームのために組んだリフォームローンや住宅ローンを返済期間中にリフォームを行った場合も適用されます。
いずれにしても、確定申告をしなければ現在されませんので注意してください。また、所得税と固定資産税の減税額は異なりますので、事前に調べておくことも大切です。
4.マンションのお風呂リフォーム事例
case.1
TOTOの技術が光るシンプルでスタイリッシュなバス空間へ|東京都豊島区のお客様
リフォーム内容 | ユニットバス交換 |
メーカー:商品 | TOTO:WHシリーズ |
リフォーム費用 | 総額598,900円(税込) |
詳しくはこちら
case.2
気持ちよく入ることができる爽やかなリノビオV|福岡県大野城市のお客様
リフォーム内容 | ユニットバス交換 |
メーカー:商品 | LIXIL:リノビオⅤ |
リフォーム費用 | 総額722,000円(税込) |
詳しくはこちら
case.3
軋む床が気になるお風呂をリノビオVにリフォームしました|神奈川県横須賀市のお客様
リフォーム内容 | ユニットバス交換 |
メーカー:商品 | LIXIL:リノビオⅤ |
リフォーム費用 | 総額871,000円(税込) |
詳しくはこちら
case.4
黒から白の浴槽へ、明るい浴室に変わりました|福岡県福岡市中央区のお客様
リフォーム内容 | ユニットバス交換 |
メーカー:商品 | LIXIL:リノビオⅤ |
リフォーム費用 | 総額1,250,000円(税込) |
詳しくはこちらお風呂リフォームの事例一覧
5.まとめ:マンションのお風呂も自由に快適に
マンションのお風呂リフォームについてご紹介しました。このように、マンションのお風呂も戸建てとほぼ同じ内容でリフォーム可能です。
管理会社、管理人への確認、ご近所への気配りはしっかりとするようにしましょう。
自分好みの快適なお風呂にするためには、情報収集や希望を具体的にイメージすることが必要です。そして、予算や工期なども考慮に入れた上で自分の希望に合ったタイプを決める、これが賢いリフォームの方法です。
お風呂のリフォームの際はショールーム見学に行きましょう!
お風呂といってもたくさんのメーカーが、色々な機能やデザインで作っていますので、実際に見てみることでイメージを固めることができます。
リノコでは各人気メーカーのショールーム予約の代行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
リノコでは、現地の下見、お客様のご希望を伺った上で無料でお見積もりを作成しております。ご希望の機能や仕様から商品のご相談などもまずはお気軽にお問い合わせください。
自分好みのお風呂にリフォームして、自分時間を快適に過ごしてみませんか。
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