洗面化粧台を人工大理石にするメリット・デメリットとは?リフォーム事例も紹介
2022年03月10日更新
人工大理石の洗面化粧台はホーロー製に比べて割れにくく、丈夫で豊富なデザインが魅力です。古くなってきた洗面化粧台のリフォームを考える際、人工大理石が候補にあげる方は多いのではないでしょうか。 そこで、この記事では、人工大理石の洗面化粧台の特徴からメリット・デメリット、具体的なリフォーム事例まで紹介します。後悔のないリフォームにするため、参考にしてみてください。
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- 目次
1.人工大理石製の洗面化粧台の特徴
人工大理石製の洗面化粧台とは、洗面ボウルや洗面カウンターの材質が「人工大理石」になっているものを指します。
人工という名のとおり、天然大理石ではなく合成化学樹脂を使用して作られています。樹脂製であるため、大量に製造・加工しやすく、デザインが豊富にあること、価格も比較的安価なことが特徴です。また耐久性があるため、重量のある物を洗面ボウルに落としても割れません。
洗面化粧台の材質には、他にもホーロー製や陶器製があります。それぞれ特徴が異なるため、材質別の特徴を以下にまとめました。
洗面化粧台:材質別の特徴
人口大理石 | 合成化学樹脂を原材料とした人口の大理石。デザインが豊富。丈夫でコストも安く、お手入れしやすい |
ホーロー | 金属製の素地にガラスを焼き付けて作られたもの。匂いや汚れが付着しにくいが、表面のガラスの欠損によって素材の金属が錆びることも。取り扱いメーカーが少ない |
陶器 | 取り扱いメーカーが多く、一般的によく使用されている材質。光沢があり高級感があるが、重量のある物を落とすとヒビが入ったり割れたりする可能性もある |
それぞれメリット・デメリットがあるため、何が良い・悪いとは言えません。自身の希望にあわせて、適切な材質を選ぶのがおすすめです。
人工大理石のメリット・デメリットについては、次項で詳しく説明していきましょう。
2.洗面化粧台を人工大理石にするメリット
人工大理石にはさまざまなメリットがありますが、特筆すべき点は以下の3つです。
・ 耐久性が高く割れにくい
・ デザインが豊富
・ 比較的安価に購入できる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
耐久性が高く割れにくい
人工大理石は合成化学樹脂のみで作られています。
合成化学樹脂の特徴は、なんといっても軽量で加工しやすいこと。また、「ヘコむ」ことはあっても、天然の大理石や陶器のように「ヒビが入る」「割れる」ことはありません。
「子どもが重量のあるおもちゃを落としてしまい、洗面ボウルや洗面カウンターにヒビが入る」なんていう心配はないため、元気なお子さまがいる家庭でも安心して使用できます。
デザインが豊富
合成化学樹脂は大量加工・製造に適しているため、多様なデザインを作れるのもメリットです。
特に多いデザインが、洗面カウンターと洗面ボウルが一体になっているタイプ。一体型の場合は洗面台と洗面ボウルに継ぎ目がなく、スッキリとした見た目でお手入れもしやすいのがポイントです。
またメーカーによっては、洗面カウンターだけ人工大理石を使用し、洗面ボウルのみを陶器製にしている場合もあります。このように異なる素材を組み合わせて作れるのも、加工が容易でデザインが豊富な人工大理石ゆえのメリットでしょう。
比較的に安価で購入できる
他の材質に比べて安価で購入できる点も、大きなメリットです。
先述のとおり、合成化学樹脂は大量加工・製造に適しているため、メーカー側も大量生産によってコストを抑えやすくなっているのです。
安価と聞くと、どうしても安っぽい見た目になるのでは?と思うかもしれません。
しかし最近はメーカーも加工の技術が進んでおり、人工大理石といっても高級感のあるデザインの洗面化粧台を作っています。
使用する樹脂によってマットな質感を出すこともできるため、一見しても人工大理石とはわからないものもあるのです。
また部分的に人工大理石を使って、コストを抑えている洗面化粧台もあります。豊富なデザインを選べることを考えると、コストパフォーマンスは非常に優れているのではないでしょうか。
3.洗面化粧台を人工大理石にするデメリット
人工大理石には、以下のようなデメリットもあります。
・ 他の素材に比べて傷つきやすい
・ 洗面台が黄ばみやすい
それぞれ見ていきましょう。
他の素材に比べて傷つきやすい
人工大理石は「割れない」点がメリットですが、一方で「細かい傷がつきやすい」というデメリットもあります。
もちろん傷対策としてコーティングは施されていますし、傷が大きく目立つことはないでしょう。しかし、それでも長期間の使用によって日常の細かい傷が付くことは避けられません。
「ひび割れるほどの大きな傷さえなければいい」という人であれば気にならないでしょうが、少しの傷でも気になる人には合わないかもしれません。
ちょっとした傷も気になる場合は、よく使う洗面ボウルの部分のみ陶器製の洗面化粧台にするといった方法も検討しましょう。
洗面台が黄ばみやすい
人工大理石は着色しやすいため、長期の使用によって洗面台が黄ばんでしまうこともあります。
>手洗いをした際の洗剤や、飛び散った歯磨き粉に、整髪料。小さな汚れが蓄積して黄ばみの原因になることもあるため、日常的に掃除してきれいに保つことが大切です。
また着色しやすい特性から、ヘアカラー剤が付着すると色が取れなくなる可能性があります。人工大理石製を使う場合は、自宅でのヘアカラーは極力避けたほうがいいでしょう。
4.人工大理石製洗面化粧台の種類
洗面化粧台の種類は、洗面ボウルの形状によって以下の4つに分けられます。
・ 置き型(ベッセルタイプ)
・ 埋め込み型
・ 半埋め込み型
・ 壁付け型
それぞれの特徴を見ていきましょう。
置き型(ベッセルタイプ)
ベッセルタイプやベッセル型とも呼ばれる洗面化粧台です。
洗面カウンターの上に丸や四角、楕円形の洗面ボウルがぽつんと置かれている様子は、まるでホテルの洗面室。デザイン性にこだわりたい人に適しています。
ただし置き型タイプは、洗面ボウルが独立しているためカウンターに水はねしやすい点がデメリットです。また人工大理石製の洗面ボウルを扱うメーカーは少ない点にも留意しておきましょう。
埋め込み型
洗面カウンターに洗面ボウルが埋め込まれているタイプで、一般的によく使われている洗面化粧台です。
洗面カウンターと洗面ボウルが人工大理石で統一されている場合、つなぎ目がなくスッキリとした印象になります。カウンター上の空間を広く使えるため、いろんな小物を置いて洗面台をフル活用できる点がメリットです。
そのため埋め込み型は、洗顔からメイク、身支度など毎日洗面化粧台をよく使う人に適しています。
半埋め込み型
埋め込み型と置き型の中間のようなデザインが半埋め込み型で、ハーフマウントとも言われています。
洗面カウンターに埋め込まれた洗面ボウルが少し盛り上がっていて、完全には埋め込まれていないのが特徴です。
そのため半埋め込み型は、デザイン性で置き型を選びたいが使い勝手も意識したい、という人に適しています。
壁付け型
洗面ボウルが奥の壁に取り付けてあるタイプの洗面化粧台です。
一般的に、壁付け型は洗面カウンターの間口や奥行きが狭い空間で使われています。洗面室の広さに限りがあり、コンパクトな洗面化粧台を設置したい人には、省スペースで使える壁付け型が適しているでしょう。
5.洗面化粧台のリフォーム費用相場
洗面化粧台のリフォームで気になるのは、リフォーム費用の相場です。リノコの施工実績から、洗面化粧台のリフォーム費用で約50%を占めるのは、10万円~25万円の価格帯です。10万円未満でのリフォームは全体の約30%、25万円以上のリフォームが約20%となっています。
洗面カウンターや洗面ボウルに人工大理石を使用している洗面化粧台であれば、価格を抑えやすいです。
メーカーによって価格は異なりますが、サイズを小さくオプションも控えめにすれば、10万円以内でリフォームすることも十分可能でしょう。
一方、デザイン性にもこだわりたいという人には、10万円~25万円程度、さらにあわせて洗面所のクロス張り替えや床の張り替えも検討されている場合は25万円~の予算感を持っておくことをおすすめします。
6.人工大理石製 洗面化粧台のリフォーム事例
case.1
コンパクトでも洗面化粧台としての機能はしっかり!のBGA|東京都北区のお客様
メーカー:商品 | クリナップ:BGA |
リフォーム費用 | 総額87,000円(税込) |
洗面台の種類 | 埋め込み型 |
鏡 | 一面鏡 |
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case.2
狭いスペースでも快適に使うことのできる洗面台に交換|愛知県一宮市のお客様
メーカー:商品 | TOTO:Vシリーズ |
リフォーム費用 | 総額186,500円(税込) ※内装含む |
洗面台の種類 | 埋め込み型 |
鏡 | 三面鏡 |
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case.3
実用性を重視した洗面台に変えて、使い勝手がよくなりました|埼玉県草加市のお客様
メーカー:商品 | クリナップ:S(エス) |
リフォーム費用 | 総額231,000円(税込) |
洗面台の種類 | 埋め込み型 |
鏡 | 三面鏡 |
詳しくはこちら
case.4
手を差し出すだけで水がスムーズに使えるTOTOのオクターブ|神奈川県横浜市のお客様
メーカー:商品 | TOTO:オクターブ |
リフォーム費用 | 総額243,000円(税込) |
洗面台の種類 | 埋め込み型 |
鏡 | 三面鏡 |
詳しくはこちら
7.まとめ:洗面化粧台の選択肢はたくさん!何を重視するかが大切
人工大理石の洗面台の特徴
・ 耐久性が高く割れにくい
・ デザインが豊富
・ 比較的安価に購入できる
洗面台交換リフォームの費用相場
リフォーム費用は10万円~25万円程度が相場です。
機能をシンプルにすれば10万円未満のリフォームも可能です。デザインや機能にこだわって洗面台交換+内装のリフォームも検討される場合には、25万円以上の予算を考えておきましょう。
洗面台のリフォームならリノコ
リノコでは現地への下見、お客様のご希望を伺った上でのお見積もりを無料でお出ししております。また、ホームページ上に載っていない洗面化粧台でのリフォームも可能です。洗面化粧台の選び方に困った時などもまずはお気軽にお問い合わせください。
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