キッチンの換気扇の臭いが気になる!原因と掃除方法を解説
2022年02月10日更新
キッチンの換気扇が臭い原因は、換気扇を回したときに臭う場合と換気扇を回さなくても臭う場合で異なります。この記事では、換気扇が臭い原因と匂いを予防するための掃除手順、掃除するときに気をつけることについて詳しく解説します。
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1.キッチンの換気扇が臭う原因
キッチンの換気扇が臭うことに困っている方も多いことでしょう。
臭いの原因は換気扇にあるかと思われがちですが、実は換気扇以外の場所に原因が隠れている可能性も。
キッチンの換気扇が臭う原因は、換気扇を回しているときに臭う場合と、回していないときに臭う場合で原因が違います。それぞれの原因について見ていきましょう。
換気扇を回した時に臭う
キッチンの換気扇を回したときに臭う場合の原因は次の2つです。
・ たばこ汚れ
・ 排水口
それぞれ具体的に解説します。
たばこ汚れがついている
たばこから出る副流煙は、吸っている人だけでなく吸っていない周囲の人にも健康被害を及ぼします。また、部屋で吸うと部屋全体がたばこ臭くなってしまいます。そのために、家でたばこを吸う場合、換気扇を回しながら近くで吸う人も多くなりました。
キッチンの換気扇下でたばこを吸うと、煙はすべて換気扇に吸い込まれて外へ流れていくので、部屋の中に拡散しませんが、煙に含まれるタールがヤニとなり、換気扇にこびりつきます。
その状態で換気扇を回すと、ヤニの臭いがキッチンの中に拡散してしまうのです。
排水口が汚れている
シンクの排水口は下水管に接続されているため、キッチンの中でもニオイの発生源になりやすい場所です。
換気扇を回すと、キッチン全体の空気が換気扇へ流れていくので、排水口から上ってくる臭いが立ち上ってしまいます。
排水口が原因の場合、換気扇掃除では臭いをなくせません。
排水口の臭気を取り除くには、重曹とお酢で排水口を清掃するのがおすすめです。
換気扇を回していない時に臭う
換気扇を回していないときでも臭いがする場合の原因は次の2つです。
・ 油汚れ
・ フィルター詰まり
それぞれ詳しく解説します。
油汚れが溜まっている
コンロで油を使う料理をすると、換気扇に流れる空気に油が含まれ、その油が換気扇の内側や外側に蓄積します。
換気扇にこびりついた油汚れは酸化すると悪臭を放つため、こまめに油汚れを取り除かないと、換気扇自体が油汚れで臭くなってしまうのです。
フィルターが詰まっている
換気扇汚れを防ぐためにフィルターを使っている場合、フィルターに溜まった汚れが原因で臭いが発生することもあります。フィルターは、換気扇の外側に貼り付けたり、換気扇に被せて使用するのが一般的です。
フィルターをこまめに交換しないと、フィルターに溜まった汚れが臭いを放つようになります。また、汚れがフィルターの目に詰まると空気の通りが悪くなり、換気効率も落ちてしまいます。
換気扇フィルターが原因の場合、新しいフィルターへ交換すれば解決です。また、臭気対策のためにも、フィルターごとに記載されている交換目安で交換するよう心がけましょう。
2.換気扇まわりの掃除手順
換気扇の臭いは、排水口や換気扇フィルターなど、換気扇本体以外にある場合もありますが、本体が原因なら清掃することで臭いを取り除けます。
ここからは、換気扇の清掃手順についてご紹介します。清掃には以下の道具が必要なので準備しましょう。
・ ゴム手袋
・ つけおき洗い用のバケツ
・ スポンジ
・ 雑巾
・ 重曹
・ お湯
・ 新聞紙
重曹がない場合は、キッチンの油汚れ掃除用洗剤でも対応できます。
事前に準備すること
掃除用具が揃ったら、事前準備に取り掛かりましょう。
・ ガスコンロの上に新聞紙を敷く
ファンを外すときに油汚れが落ちたり、重曹や洗剤が飛び散る可能性があります。コンロが汚れないようにあらかじめ新聞紙を敷いておきましょう。
・ ブレーカーを落とす
換気扇が通電している状態では、掃除中に感電する恐れがあります。掃除をする前に必ずブレーカーを落としておきましょう。
ファンなどを外してつけおき洗い
準備ができたら、換気扇を分解してファンなど外せる部品をつけおき洗いしましょう。まずは用意した洗い桶やバケツにカップ1杯の重曹をお湯で溶かしておきます。
換気扇の分解方法は、形や種類によって違いますが多くの場合、次のような手順で外せます。
1. フード付きならまずフードを外す
2. ドラム型はベルマウスを、プロペラ式は換気扇カバーを外す
3. ファンの中心にある固定金具を外す
4. ファンを抜き取る
分解した部品は重曹を溶かしたお湯の中に1時間以上つけおきします。
外せない部分を雑巾で拭く
換気扇には外せない部分もあります。外せない部分は雑巾で拭きましょう。
10倍に薄めた重曹、もしくはキッチンの油汚れ用洗剤をスプレーすると、汚れを浮かすことができます。汚れが浮き上がったら雑巾で拭き取れば完了です。
つけおきしていたファンなどをこすり洗い
1時間から2時間程度つけおきしたら、ファンなどの部品をこすり洗いします。部品はプラスチックなどの柔らかい素材でできている事が多いため、傷のつきにくい素材のスポンジやブラシを用意しておきましょう。
柔らかいスポンジやブラシでは取れないしつこい汚れにはメラミンスポンジがおすすめです。スポンジが入らない部分は歯ブラシなどを使って細かい汚れもしっかりと落としましょう。
乾いたらファンなどを取り付ける
つけおき洗いした部品の汚れがしっかり取れたら、しっかりと乾かしましょう。水滴が付いた状態で取り付けてしまうと、水がモーター部分に入り込んでしまい、電気系統の故障やショートする原因になります。
必ず取り付け前に乾燥していることを確認し、しっかりと乾かしましょう。部品が乾いたら、取り外したときと逆の手順で取り付けます。
3.換気扇掃除で気を付けたいこと
換気扇掃除には、いくつか気をつけたほうがいいポイントや、より換気扇をきれいにするためのポイントがあります。これらを心がけて掃除しないと、換気扇を傷つけてしまったり、壊してしまう可能性も。
換気扇を壊してしまうことがないよう、掃除をする上でどのような点に気をつけるべきなのか、詳しく解説します。
掃除の前にブレーカーを落とす
換気扇掃除の事前準備でもお伝えしましたが、換気扇を掃除をする前には必ずブレーカーを落としましょう。
換気扇が通電状態のときに、電気系統に触れると感電してしまいます。感電してしまうと、命を落とすこともありとても危険です。
必ず電気が通っていない状態にしてから掃除を始めましょう。
また、感電以外にも掃除中に手を怪我してしまう恐れがあります。必ずゴム手袋やビニール手袋をしてから掃除しましょう。
しつこい汚れはつけおき洗い
ファンなどの取り外せる部品は、つけおき洗いができるので、しつこい汚れでも比較的簡単に落とすことができます。
取り外せない部分でも、落としにくい汚れはつけおき洗いで対処できます。ファンなどのように全体をつけ置きすることはできませんが、どうしても落とせない一部分だけなら、つけおきしてしっかり落としましょう。
外せない部分をつけ置きする手順は次のとおりです。
1. 重曹に少量の液体石鹸(もしくは水)を混ぜてペースト状にする
2. 汚れの酷い部分に重曹のペーストを塗る
3. 30分から1時間ほど放置する
4. 雑巾でペーストを拭き取ってきれいにする
重曹がない場合は、キッチンペーパーに洗剤を浸したものを汚れに貼り付けて、乾燥しないよう上からラップをかぶせましょう。
1時間ほど放置すると、しつこい油汚れも落とせます。
金たわしなど硬いブラシは避ける
しつこい汚れは、金たわしや金ブラシのような金属製品でこすると簡単に落とせます。しかし、換気扇はプラスチックなど壊れやすい素材が多いので、硬いものでこすると傷付く可能性があります。
取り外せない部分やフードは金属製でも、汚れがつきにくいようにコーティングされている場合には、金たわしなどの硬いものでこすってしまうとコーティングが剥がれてしまい、汚れ防止効果がなくなってしまいます。
換気扇の汚れは柔らかいスポンジと雑巾を使って掃除することが基本です。しつこい油汚れはつけおき洗いで対処するようにして、決して硬いものでこすらないように気をつけましょう。
換気扇のモーター部分には水や洗剤をかけない
換気扇はファンを回すことで空気を換気します。モーター部分は電気部品なので、水分を掛けることは厳禁です。取り外せない部分を掃除するとき、重曹水、洗剤、水をかけないよう注意しましょう。
モーター部分に洗剤や水がかかってしまうと、電気系統の故障や漏電の原因になってしまいます。
どうしてもモーター部分の汚れが気になる場合、自分で無理して掃除せずにプロの業者にお願いしたほうがいいでしょう。また、モーターから異音がする等の異常を感じた場合、修理をおすすめします。
4.キッチンの換気扇が臭いときの掃除のポイント
最後にこの記事で押さえるべきポイントをまとめました。キッチンの換気扇が臭いときの原因と対処法は次のとおりです。
換気扇が臭う原因は?
換気扇が回っているときだけ臭う場合、換気扇にこびりついたヤニ汚れか、排水口からの臭気が原因です。
換気扇を回していないときでも臭う場合、換気扇にこびりついた油汚れが溜まっているか、換気扇のフィルター詰まりが原因です。
換気扇掃除の手順は?
換気扇掃除の手順は次の手順で行います。
1. ファンを外してつけおきする
2. つけおきできない部分を雑巾で拭く
3. つけおきしたファンをこすり洗いして乾かす
4. 乾いたファンを取り付ける
換気扇掃除で気をつけることは?
換気扇を掃除するときに気をつけるべきポイントは次のとおりです。
気をつけるべきポイントを守らないと、換気扇の故障やあなた自身の怪我につながることもあるで注意しましょう。
・ 掃除前にブレーカーを落とす
・ しつこい汚れはつけおき洗い
・ 金たわしなど硬いものでこすらない
・ モーター部分に水や洗剤をかけない
換気扇の掃除は手間がかかりますが、臭気を発生させないためには定期的な掃除が欠かせません。掃除しにくい構造の換気扇や、掃除してもきれいにならない場合、新しい換気扇へのリフォームがおすすめです。
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