キッチン収納を増やすリフォームの相場は?種類や選び方もあわせて紹介
2022年02月01日更新
キッチンリフォームにあわせて収納を増やしたいと考えている方は多いのではないでしょうか?この記事では、キッチン収納の種類やリフォームにかかる費用相場、収納の選び方などリフォームに役立つ情報をまとめてご紹介します。
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- 目次
1.キッチン収納の種類
キッチンの収納には、以下の4種類があります。
・ ウォールキャビネット
・ フロアキャビネット
・ 食器棚
・ 背面収納
まずはそれぞれの特徴について解説していきます。
ウォールキャビネット
壁面に設置した収納棚をウォールキャビネットと呼びます。
レンジフードを除き、シンクや調理台、食器棚や冷蔵庫の上など多くの場所に設置することができる汎用性の高さが特徴です。
ウォールキャビネットの中にも、開き扉や昇降するタイプなど様々な種類があり、それぞれ収納量が違うので、用途にあわせてどのようなレイアウトがいいか選びましょう。
フロアキャビネット
キッチン下にあるスペースの収納をフロアキャビネットと呼びます。
基本的にどのキッチンにも設置されており、設置箇所に応じて使用用途が異なります。
・ シンク下:ボールやザルなど水を扱う調理器具
・ 作業台下:使用頻度の高い調味料や調理器具
・ コンロ下:フライパンなどコンロで使用する調理器具
フロアキャビネットは、引き出しと開き扉の2種類があり、デザイン性や収納量が異なるので、何を収納するかに応じてデザインを選ぶのが良いでしょう。
食器棚
食器やカトラリーを収納する棚を食器棚と呼びます。
食器棚は一般的に、上置棚・中置棚・下置棚を組合せて作られており、キッチンとセットで販売されていることが多いです。
キッチンボードタイプとレンジボードタイプの2種類があり、それぞれ用途が異なるため、目的にあわせてタイプを選択しましょう。
また、食器棚だけを購入するとキッチンとの統一感を損なう可能性があるので、キッチンに合わせたデザインを選ぶのがおすすめです。
背面収納
システムキッチン且つ対面キッチンの場合に設置できるダイニング側の収納スペースを背面収納と呼びます。
背面収納は一般的にキッチンセットとして組み込まれているため、デザインの統一感や背面に設置していることによる収納力の高さが特徴です。
その収納力の高さから、食器類だけでなく日用品などもしまうことができるため、部屋全体をスッキリとまとめることができます。
2.キッチン収納を増やすリフォームの費用相場
3.キッチン収納のリフォーム事例
ここからは、キッチン収納を増やすリフォームにはどれくらいの費用がかかるのか種類ごとに紹介します。
ウォールキャビネットの費用相場
ウォールキャビネットは種類によって金額が異なります。
手動昇降型だと、既存収納の撤去から設置まで含めて30万円程です。また、電動昇降型だと、既存収納の撤去から設置まで含めて50万円程となります。
リフォームの場合、本体価格だけでなく既存収納の撤去から設置までの費用がかかるため、予算は本体価格だけでなく、諸々の工程を含む金額を用意しておきましょう。
フロアキャビネットの費用相場
フロアキャビネットをリフォームする場合、リフォーム範囲が広いため、シンクなどもあわせて変える必要があります。
システムキッチンへリフォームする場合、各工程を含めて35~50万円程。セクショナルキッチンへリフォームするなら45〜60万円程の費用が相場となります。
フロアキャビネットのリフォームはデザインも大幅に変わる可能性があるので、リフォーム範囲外の場所とデザインに違和感が発生しないか念頭に入れておくと良いでしょう。
食器棚の費用相場
食器棚は設置費用が掛からないため、他の収納よりも低価格に抑えることができます。
単身者向けの簡易的な食器棚であれば1万円程。家庭用の食器棚であれば2〜5万円程が相場となるでしょう。
ハイクラスな食器棚だと数十万円のものもありますので、予算にあわせて探してみるのがおすすめです。
背面収納の費用相場
背面収納はメーカーの既製品であれば20万円〜50万円程が相場です。ただし、サイズが合わずにオーダーメイドとなる場合は、相場よりも高価格になる可能性があります。
キッチンの食器棚をおしゃれな「見せる収納」へリフォーム|愛知県日進市のお客様
もともとあった食器棚を撤去し、代わりにカップボードを設置しました。壁には新しく棚も取り付け、オシャレな収納スペースが出来ました。
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事例のように、背面収納はキッチン全体の雰囲気を変えることができるので、どのようなデザインが良いか考えて選ぶと良いでしょう。
4.キッチンリフォームをする際の注意点
キッチンのリフォームには、下記のような注意点があります。
・ ゴミ置き場を確保する
・ 作業動線を確保する
・ 収納の高さも意識する
・ 必要な収納だけ増やす
文字を並べるだけだとイメージが湧かないと思いますので、それぞれ詳しく解説していきます。
ゴミ置き場を確保しよう
収納に意識がいってしまい、意外と抜けがちなのがゴミ置き場の確保です。
リフォーム後に想定外のゴミ置き場が必要となると、当初の予定と違うレイアウトになり、結果的に満足できないケースもあります。
リフォーム時は、食器棚や収納だけでなく、ゴミ置き場など必要不可欠なものも含めてレイアウトを考えましょう。
作業動線を確保しよう
デザインだけに意識がいってしまうと、リフォーム前よりも作業動線が狭くなってしまうこともあります。
とくに収納を増やすということは、増えた分のスペースが必要となるため、計画的にレイアウトを考えないと、リフォーム前よりも使いづらい構造となることも。
デザインや収納スペースだけでなく、実際に作業しやすいかを重視して計画を立てましょう。
高さについても考慮しよう
キッチンは毎日使用する場所なので1番重要なのは利便性です。そのため、収納の高さはキッチンで作業する人の身長にあわせてリフォームしましょう。
とくにウォールキャビネットは高さを身長に選ばないと、使いづらくなってしまうため、要注意です。
必要な収納だけ増やそう
収納を増やしたものの、そこまで使わなかったり配置が変わって使いづらくなったというケースはよくあります。
とくに床下収納などは狭いキッチンだと使い勝手が悪く、リフォームしたのに全く使わないことも。
現状、どれくらい収納が足りていなくて、どれだけ増やせば全てを収納できるのか予め考えてリフォームを行いましょう。
5.キッチンリフォーム業者の選び方
ここまで、キッチン収納の種類や費用相場などをご紹介しましたが、いざリフォームを始めるとなると、どんな施工業者に依頼すればよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、リノコでこれまで多くのリフォームに携わってきた知見を活かし、目的別に最適な業者の選び方をご紹介します。
料金重視なら地元工務店
デザインよりも、とにかく利便性と費用を重視したいなら地元の工務店がおすすめです。
大手企業の場合、広告費用などが加算されるため、高額になることが多いですが、地元の工務店であれば、低価格でリフォームを行える可能性もあります。
懸念点としては、業者によって品質が異なるので、地元での評判や口コミは必ずチェックしておきましょう。
品質重視なら大手施工業者
品質やアフターサポートなどを重視するなら大手施工会社がおすすめです。
実績豊富で選べるデザインの幅なども多いため、自分の思い描いたレイアウトを実現できます。
ただし、地元工務店よりも高額となる可能性が高いので、予算面に余裕がある場合に選択すると良いでしょう。
主流になってきたリフォームのネットサービス
今ではネット上でリフォーム内容の相談、商品の確認ができるサービスがたくさんあります。
自ら出向く必要があるハウスメーカーや工務店とは違い、自宅にいながらリフォームに関する情報を集めることができるのがメリットです。
各エリアの工務店と提携を行っているケースも多いため、気に入ったサービスがあれば活用してみてください。
6.まとめ:キッチン収納のリフォームは目的にあわせて行いましょう
最後にここまでご紹介した内容をQ&A方式でまとめてご紹介します。リフォームを検討されている方は、もう一度確認してみてください。
キッチン収納の種類は?
キッチン収納には、以下の4種類があります。
・ ウォールキャビネット
・ フロアキャビネット
・ 食器棚
・ 背面収納
それぞれ収納できる量や用途が異なるので、目的にあわせて種類を選択しましょう。
キッチン収納をリフォームする際の費用は?
リフォームする収納の種類によって大きく異なります。
安価且つ気軽に設置できるのは食器棚で、背面収納、フロアキャビネット、ウォールキャビネットは既存収納の撤去などが必要となるので、費用が高額になりやすいです。
施工業者の選び方は?
品質重視なら大手施工業者、料金重視なら地元の施工店がおすすめです。
ただし、大手なら絶対失敗しない。地元施工店だから品質が悪いという訳ではないので、過去の事例や口コミ、評判を確認して選ぶと良いでしょう。
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