戸建てでキッチンリフォームを行う際の費用相場や事例を解説
2022年03月10日更新
戸建てでキッチンのリフォームを行うためには多額の費用が必要です。実際にいくらいかかるのでしょうか。この記事では、キッチンリフォームの相場とリフォーム後にどのようなキッチンにしたらいいのか、キッチンの種類と特徴などについて詳しくお伝えします。
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- 目次
1.戸建てのキッチンリフォーム費用
戸建てのキッチンは築年数と共に劣化していきます。ある程度の築年数が経ち、老朽化や不便を感じるようになった場合はリフォームを検討したほうが良いでしょう。
しかし、キッチンのリフォームには多額の費用がかかります。実際にどのくらいの費用が必要なのでしょう。
まずは戸建てのキッチンリフォームにかかる費用の相場と内訳について解説します。
キッチンリフォームの費用相場
キッチンリフォームにかかる費用の相場は約50万円〜150万円です。コンロのみ交換、レンジフードのみ交換といったキッチンの一部分のみの交換修理であれば、数十万円程度で収まります。
システムキッチン本体の交換やキッチンの内装のリフォームまで行うと、100万円を超える費用が必要になります。
キッチンリフォーム費用の内訳
キッチンリフォームにかかる費用のおおまかな内訳を見ていきましょう。なお、記載される内容や内訳は業者によって大きく異なるので下記は一例です。
内訳 | |
---|---|
内容 | |
仮設工事 | 傷がつかないように保護する養生などにかかる費用 リフォーム後のクリーニング費用 |
解体工事 | 古いキッチンを解体する費用/解体で出た廃材処分費 |
内装/電気/衛生設備工事 | 内装や電気、水道関連の工事費用 |
住宅設備工事 | キッチン設備の設置費用 |
諸経費 | リフォーム会社の利益/一般管理費/交通費など |
2.リフォームするキッチンの種類と特徴
一般住宅のキッチンにはいくつもの種類があります。
戸建てのキッチンは比較的自由に設計が可能で、リフォームの場合も以前とは違う種類のキッチンにすることができます。
ここからは、種類ごとの特徴とメリットなどをお伝えします。
シンプルな『I型キッチン』
I型キッチンとは調理台が横にまっすぐの形をしているキッチンです。壁に向かって調理するクローズキッチンと、リビングに向かって調理をする対面キッチンがあります。近年はクローズキッチンから対面キッチンへリフォームする人が増えています。
リビングの様子を見ながら調理ができるのが魅力です。しかし、キッチンの中が丸見えなので、常にきれいに片付けて置かなければいけないという点をデメリットに感じる方もいます。
料理が好きで集中して料理したいという方や、整理整頓に自信がない方などは、あえてクローズキッチンを選ぶこともあります。
調理スペースが広い『L型キッチン』
L型キッチンとは、調理台をL字型に曲げて、一方の辺を壁に、もう一方の辺を対面型に設置したキッチンです。
他のシステムキッチンよりも調理スペースを広く取ることができる上に、調理中の移動距離が短いので、料理が効率よくできると人気です。
ただし、L字の角部がデッドスペースとなってしまい、その分だけ収納の効率が悪くなってしまう点がデメリットになります。
効率重視の『U型キッチン』
U型キッチンとは、調理台をコの字型に配置したキッチンです。
調理スペース、シンク、コンロへの移動が向きを変えるだけでいいので、調理中の動線が最も短く、効率的な調理できて、なおかつ収納も大容量です。
しかし、価格が高額になりがちなのと、設置するのにかなり広いスペースが必要です。また、角が2箇所できることから、収納のデッドスペースが多くなります。
複数人で調理しやすい『セパレート型キッチン』
セパレート型キッチンとは、I型キッチンを壁側と対面側の両方に設置したタイプのキッチンです。Ⅱ型キッチンとも呼ばれます。コンロを壁側に、シンクを対面側に設置することが一般的です。
I型キッチンの対面型とクローズタイプの両方のメリットを兼ね備えたキッチンです。シンクとコンロが離れているので、複数人での調理が楽にできます。
ただし、シンクとコンロが離れていることで、床に水滴が落ちやすい、コンロで沸かした鍋をシンクに運ぶのが大変といった注意点もあります。
開放感がある『アイランド型キッチン』
アイランドキッチンとは、キッチンと壁に接する部分がなく、キッチンが島のように設置されているキッチンのことです。
開放感があり、キッチンの周りを動きやすく、コミュニケーションを取りやすいと、近年特に人気が高まっているキッチンです。
ただし、アイランドキッチンを設置するためには、かなり大きなスペースが必要になるので、LDKが広くないと設置できません。
また、キッチンの上はリビングから完全に丸見えなので、常にきれいにしておかなければいけません。換気扇とコンロが離れてしまうので、臭いが部屋中に拡散しがちな点もデメリットです。
バランスの良い『ペニンシュラキッチン』
ペニンシュラキッチンとは、アイランドキッチンの左右どちらかが壁に付いているタイプです。アイランドキッチンと同じようなデザインで設置できて、アイランドキッチンほどのスペースは必要ありません。アイランドキッチンにしたいけれども設置できないという場合に、ペニンシュラキッチンにする場合が多いです。
ただし、アイランドキッチンよりも動ける範囲が限られてしまい、使い勝手や開放感は多少落ちてしまいます。
システムキッチンの失敗しない選び方
3.戸建てのキッチンリフォーム事例3選
戸建てでキッチンのリフォームをする場合に、どのくらいの費用や工期がかかるのでしょうか。実際のリフォーム事例を3つご紹介します。
I型キッチンへのリフォーム事例
I型キッチンへのリフォーム事例をご紹介します。
工期は3日間でリフォームにかかった総額は税込みで49万5,000円でした。
詳しくはこちら
対面キッチンへのリフォーム事例
築30年のお家でお祖母様の代から使われていたキッチンをリフォームした事例をご紹介します。
壁に沿った形のL字型キッチンで、小さなお子様を抱えて、様子を見ながら調理や片付けができないことを不便に感じられていました。
そこで、対面型のI型キッチンにリフォームしました。壁側は全面収納にしたことで、ご家族全員の食器や調理器具も収納できるようになり、シンクやコンロで調理や洗い物をしながら子どもたちの様子も見られるようになりました。
費用の総額は税込みで191万800円でした。
詳しくはこちら
収納が豊富なキッチンへのリフォーム事例
築15年の一戸建てで収納スペースが少ないことを不便に感じていたお客様が、収納の多いキッチンへリフォームした事例です。
収納が少なく、調理台の上にも物が散らばりがちなキッチンから、収納が多い棚のあるキッチンへとリフォームしました。工期は22日間で、費用の総額は税込みで177万円でした。
詳しくはこちらシステムキッチンのリフォーム事例
4.戸建てのキッチンリフォームの流れ
戸建てキッチンのリフォームはどのように進めればいいのか、リフォームの流れについて見ていきましょう。
キッチンリフォームのイメージ固め
リフォーム会社へ見積を依頼する前に、どのようなキッチンにしたいのか、どの部分のリフォームが必要なのかを検討します。
コンロ交換など一部分であれば、全体のリフォームと比較してかなり低予算でリフォーム可能です。使える予算とリフォームの相場も合わせて検討しましょう。
キッチン全体のリフォームを行うのであれば、キッチンのスペースを測った上で、どのタイプのキッチンが設置可能か調べます。予算とスペースから設置するキッチンのタイプを決めましょう。
また、リフォーム後のキッチンに欲しい機能を箇条書きで書き出して、優先順位を決めておくといいでしょう。
工事を依頼する施工会社を選ぶ
リフォームの方向性を決めたら、施工会社選びを行います。
リノコにご依頼いただいた場合、地元の提携施工店にて無料の下見調査を実施、ご要望などもお訊きした上で見積もりを後日ご提出させていただいております。
工事、引き渡し
見積もりの内容に納得できたら施工会社と契約して工事へ入ります。
工期はリフォームの内容によって数日から1ヶ月ほどかかる場合もあります。工事に入る前によく確認しましょう。
工事が終わったら引き渡しとなります。引き渡しのときに傷などがないか、事前に打ち合わせていた機能がすべて整っているかどうかをしっかりとチェックします。問題なければ引き渡しを完了します。
キッチンのリフォームはこちらから
5.キッチンリフォームで失敗しないコツ
戸建てのキッチンリフォームは高額なので、自分の納得いく仕上がりにしたいですよね。
しかし、施工会社との認識の違いなどで、想像していたものとは違う仕上がりになってしまうこともあります。
戸建てのキッチンリフォームを失敗しないためのコツをお伝えします。
信頼できる施工会社へ見積もりを依頼する
リフォームの価格に定価はないので、全く同じ内容のリフォームでも施工会社によって金額が大きく異なる場合があります。
そのため、信頼できる施工会社へ見積もりを依頼することが、失敗しない最大のコツと言えるでしょう。
リノコでは、提携している優良施工店を全国に抱えています。施工店選びにお悩みの方はぜひリノコの「無料見積り依頼」をご利用ください。
現地へ下見に伺い、お客様の要望を踏まえて見積り書を後日お渡しいたします。まずはお気軽に問い合わせください。
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6.戸建てのキッチンリフォーに関するQ&A
戸建てのキッチンリフォームを検討している方からよく寄せられる3つの質問についてお答えします。
DIYでキッチンリフォームは可能ですか?
DIYでのキッチンリフォームは可能かどうかという質問がよく寄せられます。
壁紙の張り替えや簡単な棚を設置して収納スペースを増やす程度のリフォームならDIYでも可能です。しかし、システムキッチンの設置やコンロやシンクの移動や交換などを伴う大規模なリフォームはDIYでは不可能です。
その理由は、コンロやシンクを変更するためにはガス、電気、水道、下水道の工事が必要なためです。これらの工事は資格を持つ専門家でなければできません。
大規模なリフォームでDIYも取り入れたければ、施工業者とよく相談しましょう。
ショールームに行った方がいいですか?
キッチンのリフォームをするために、ショールームへ行ったほうがいいのか、という質問もよく寄せられます。ショールームにはさまざまなタイプのシステムキッチンが設置されていて、実際のデザインやサイズ感を体感できます。
また、専門的なアドバイスも無料でたくさんもらえるので、本気でリフォームを検討しているのなら、お近くのショールームを何箇所か回ってみることをおすすめします。
リノコでは各メーカーのシュールーム予約代行を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ショールーム予約はこちらから
キッチン以外も一緒にリフォームした方がいいですか?
キッチンをリフォームするのなら、他の箇所もリフォームしたほうがいいのか、という質問もよく寄せられます。キッチンのリフォームを検討する場合とは、上下水道の配管やガス周りに何らかの不具合が出てきたことが理由であることがほとんどです。
キッチンの水回りやガス回りに不具合が生じたということは、トイレとお風呂、洗面台の水回りにも不具合が生じている可能性があります。
リフォームを行うのなら、1箇所ずつ行うのではなく、まとめてリフォームしてもらったほうが値引きしてもらえる可能性があります。
一度の出費は高額になっても、長い目で見るとお得になるので、トイレなどの気になる箇所があればキッチンと一緒にリフォームすることをおすすめします。
気になるところの見積もりを取り、予算感を持てたら、優先順位をつけながら期間をずらしてリフォームを行うのも一つの手です。
まずは検討している内容をお気軽にご相談ください。
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