IHキッチンへ交換するメリットとデメリットは?ガスコンロとの違いを紹介
2022年02月17日更新
キッチンのコンロをIHにしたい方へ向けて、IHコンロの特徴やガスコンロとの違い、導入するメリットとデメリットをご紹介します。この記事を読めばIHコンロに関する疑問を解消することができるので、ぜひ参考にしてください。
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- 目次
1.IHキッチンに交換するメリット
IHコンロはキッチンリフォームの中でも人気です。オール電化にするご家庭やマンションも増加しています。
IHキッチンのメリットとはどのようなものでしょう。IHキッチンへ交換する前の基礎知識として覚えておきましょう。
安全性が高い
IHコンロに交換する大きなメリットは安全性の高さです。
IHキッチンは火を使わず、磁力と電流の力で加熱します。そのためヒーターに接している鍋底のみ加熱されるので、ガスコンロの火に比べて火傷などのリスクが低いです。
掃除がしやすく衛生的
IHコンロは掃除がしやすく衛生的です。
IH機器はガスコンロのような五徳がなくフラットな構造となっています。そのため、汚れた部分を拭き掃除できるので、掃除が簡単です。
焦げ付いた汚れもメラミンスポンジなどを利用すれば簡単に除去することができます。
熱伝導スピードが速い
IHコンロは熱伝導スピードが速いです。
IHはヒーター部分に接している鍋底のみが加熱されるため熱効率は90%以上あります。ガスコンロの場合、火力の半分は鍋の外側へ逃げてしまうため、熱効率は50%と低くなります。
したがってIHコンロの方がガスコンロに比べて熱伝導が良いのです。
操作が簡単
IHコンロはボタンスイッチやデジタル表示で分かりやすく、操作が簡単です。
IH製品の中には「揚げ物モード」や「炒め物モード」など調理の種類で火力を指定できるものもあり、火加減が苦手な方にも扱いやすくなっています。
2.IHキッチンに交換するデメリット
IHキッチンにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。交換をお考えの方は、現状のコンロと比較してどのようなデメリットがあるのかも把握しておきましょう。
停電になると利用できない
IHコンロは電力で動くため、停電時に利用できません。
調理中に停電が起こった場合、IH調理器は全て止まります。IH調理器を販売しているメーカーも停電時には使えなくなることの案内があるので、事前に確認しておきましょう。
IH対応の調理器具が必要
IHコンロにはIH対応の調理器具が必要です。
IH対応の調理器具は主に鉄やステンレスです。最近ではアルミ製や銅製の鍋も使える「オールメタルIH」も販売されています。
IHに対応できる調理器具を表にまとめましたので、ご確認ください。
全てのIHヒーターで使える 【鉄/ステンレス】 | 【鍋底】左右:12~26㎝ 後ろ:12~18㎝ 【鍋底の形】平たいもの。ヒーターに密着できる鍋底 |
IHヒーターに使えない 【鉄/ステンレス】 | 鍋底に3mm以上のそりがあるものや丸い鍋底は使えない |
オールメタル対応のみ 【アルミ/銅鍋】 | アルミ鍋は調理食材と合わせて700g以上の重さが必要 【鍋底】15㎝~26㎝【形状】平たいもの |
オールメタル対応に使えない 【アルミ/銅鍋】 | 鍋底に2mm以上の反りがあるものや丸い鍋底は使えない |
3.IHコンロとガスコンロの比較
IHコンロとガスコンロの違いを比較していきます。比較するのは以下の項目です。
・ お手入れのしやすさ
・ ランニングコスト
・ 加熱方法
一つひとつ見ていきましょう。
お手入れのしやすさ
IHとガスコンロのお手入れのしやすさを比較していきます。
IHコンロ | |
---|---|
ガスコンロ | |
【結論】お手入れしやすい ・ ヒーター/天板が全てフラット (拭きやすく汚れがすぐに取れる) ・ 油跳ねやべたべた汚れがつきづらい (熱による上昇気流がないため) | 【結論】お手入れが大変 ・ 天板と五徳の掃除が必要 (凸凹した構造) ・ 油跳ねやべたべた汚れがつきやすい (火の熱による上昇気流のため) |
IHコンロはお手入れが簡単なのに対し、ガスコンロは凸凹な構造と五徳によりお手入れに手間がかかります。
ランニングコスト(電気料金とガス料金)
ランニングコストを比較していきます。
※同じ条件でコンロを利用する場合
IHコンロ | |
---|---|
ガスコンロ | |
電力会社や時間帯により料金が異なる。 (例)東京電力 オール電化プラン 「スマートプランS」60A 1か月の電気料金:約1,716円 | (例)都市ガス 使用量 30㎥/月+基本料金 単価130.46円 1か月のガス料金:1,914円 |
利用時間帯や電力会社によって、料金は異なりますがIHコンロの方がガスコンロよりも比較的安価となります。
加熱方法
料理をする際の加熱方法を比較します。
IHコンロ | |
---|---|
ガスコンロ | |
磁力線と電流による誘導加熱 (接している鍋底のみを加熱する) | ガスと空気の燃焼(炎)で加熱 |
IHコンロは磁力線に電流を流すことで炎を使わずに鍋底のみを加熱する誘導加熱を利用します。そのため、熱を効率よく鍋に伝えられるのが特徴です。
ガスコンロはガスと空気が混合したものを炎として燃焼させ、接している鍋全体に熱を伝えます。炙り焼などのような、炎を直接使う料理にも適します。
4.IHキッチンへのリフォーム事例と費用
リノコをご利用になったお客様のI型キッチンへのリフォーム事例をご紹介します。実際に行ったリフォーム内容と費用相場を見ていきましょう。
【ガス→IH】総額¥232,000のリフォーム事例
バーナーが3口タイプのガスコンロからIHコンロへのリフォーム事例です。
交換されたIHコンロはパナソニックの「G32シリーズ」。キャビネット内に入れ込むビルトインでのご要望でした。
天板操作で火力の調整が楽で掃除もしやすいタイプです。ガスコンロからIHに交換したことで、炎が出ないため安全性も高くなります。費用は工事費込みです。
【IH→IH】総額¥94,500のリフォーム事例
長年利用したことで、IHヒーターからのニオイが気になり新しいものへと交換となりました。
三菱のMシリーズ「CS-G318M」です。
IHヒーター/グリルの操作が全て天板状にあり、操作性が高く簡単に火力調整ができます。費用は工事費込みです。
【IH→IH】総額¥103,000のリフォーム事例
IHコンロの不具合による交換でのリフォーム事例です。
日立「HT-K60S」です。料理の温度を適温キープできる機能「設定目安温度」が付いています。
手動で難しい火加減を自動でコントロールできる機能はIHならではです。費用は工事費込みです。
5.IHキッチンに関するQ&A
最後にIHコンロへ交換するためのポイントをおさらいしていきましょう。
キッチンをIHにリフォームするメリットとは?
IHコンロにリフォームするメリットは以下の通りです。
・ 安全性が高い
・ 掃除がしやすく衛生的
・ 熱伝導スピードが速い
・ 操作が簡単
IHコンロのデメリットとは?
IHコンロにリフォームするデメリットは以下の通りです。
・ 停電になると利用できない
・ IH対応の調理器具が必要
6.IHキッチンのリフォームはリノコがおすすめ
IHはキッチンリフォームで人気があります。
リフォームするためには、IHコンロはどれを選べばよいのか、リフォーム会社はどこが良いのか迷ってしまうものです。
リノコではお客様のご要望に沿いながら、ご家庭の目線で最適なIH商品をご提案いたします。
「リノコ」では、キッチンリフォームの無料見積もり依頼や相談が可能です。リノコと提携している地元の優良施工店が現地の下見に伺い、お客様のご要望を伺った上で見積もりを後日送付しております。
リフォームを検討されている方は、下記からお気軽に問い合わせください。
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