畳の掃除に水拭きはNG?正しい畳のお手入れ方法をご紹介
2022年02月01日更新
フローリングの床と比べて、畳の掃除には気を使う必要があります。
というのも畳の表面のい草は天然素材であり、間違った掃除の方法をするとい草が傷んだり、カビが生えたり、色が落ちてしまったりするからです。
このページではそんなフローリングの掃除方法や日常で気をつける事についてわかりやすくまとめているので是非ご一読ください。
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1.日常のお手入れ
まずは日常のお手入れについて解説させていただきます。
畳の掃除を行う際に気をつけるべきことは2つです。
1,畳の目に沿って掃除する
2,湿気を避けて乾拭きを行い、換気をする
これらを踏まえて、具体的な掃除の方法について解説します。
掃除機・箒でホコリを取り除く
まずは箒や掃除機で畳の上のホコリを取り除きましょう。
出来るなら畳用の箒を使いたいところです。
というのも畳は目が細かく、ホコリやゴミが隙間にたまりがちです。
掃除機では隙間の奥まで入ったホコリを吸い出しにくい事に加え、また無理に吸い出そうとすると畳を痛めてしまいます。
その点、箒だと隙間の汚れをかき出すことが出来るため畳に優しくきれいにすることが出来ます。
この時、掃除機にしても箒にしても畳の目にそってゆっくり、細かく動かすことを意識しましょう。
雑巾やそうじシートで畳の表面を拭き取る
箒、掃除機でホコリを取り除いたら次は表面の汚れを拭き取りましょう。
雑巾やお掃除シートを使うことになりますがこのときは水拭きをしないように気をつけて行いましょう。
もし汚れがついていて、水拭きをしたい!というときは固く絞った雑巾で行った後に乾拭きをして仕上げます。
その後しっかりと換気を行って、畳に湿気を残さないようにしましょう。
2.汚れてしまった場合の掃除方法
日常的な掃除は先程説明したやり方でよいのですが、生活していると飲み物をこぼしてしまったり子供が汚れを付けてしまうことが多々あります。
そんなときにフローリングなどと同じように拭き取ったり、洗剤を使って掃除しようとするとかえって汚れが広がったり、畳が傷んでしまったりします。
そこで汚れのタイプごとに掃除方法をご紹介します。
飲み物をこぼしてしまった時は
お茶やジュースなどの飲み物をこぼしてしまった場合は出来る限り素早く、乾いた布で水分を吸収しましょう。
その後は日常のお手入れと同じように固く絞った雑巾で汚れを拭き取り、乾拭きを行います。
醤油など色のついた液体をこぼした時は
飲み物と同じく、調味料もこぼしやすいです。
調味料や、色の濃い飲み物は水分を吸い取って拭き取るだけではシミになってしまいます。
そのため、先程紹介した飲み物をこぼしてしまった場合の対応と同じように水分を吸い取った後は塩をふり汚れと水気を吸収させてから使用済みの歯ブラシで優しくこすって汚れをかき出しましょう。
その後、薄めた酢を染み込ませた雑巾で拭き取り、最後は乾拭きで仕上げます。
畳を掃除するときの注意点
畳が汚れてしまった時は思わず洗剤をつかったり、強くこすってしまいそうになりますが、これらは畳を痛めてしまうのでやってはいけません。
特に強くこすると畳の奥に汚れが染み込んでしまうので気をつけてください。
また、家庭の掃除によく使われる重曹も基本的には使わない方がよいです。
畳に使われているい草と反応して黒ずみ汚れになってしまう可能性があります。
3.畳の掃除を楽にする日頃の習慣
畳が汚れた時や日常の掃除を丁寧に行うことで寿命を伸ばすことが出来ます。
それに加えて日常でいくつかのポイントに気をつけることで掃除を楽に行う事ができます。
畳の上に重いものを置かない
畳の上にタンスやベッドなどの重い家具を置きっぱなしにしていませんか?
重い家具を置きっぱなしにしていると畳が凹んでしまい、そこに汚れがたまりやすくなってしまいます。
また、重い家具は頻繁に動かさないためその部分の畳だけ湿気が溜まり、カビが発生しやすくなってしまいます。
どうしても家具を畳の上に置く場合は耐震用のマットや、凹み防止の商品などを敷いてからがよいでしょう。
頻繁に換気を行う
掃除を行う時はもちろんですが、日常でも意識して換気を行うようにしましょう。
フローリング敷の洋室でももちろん重要ですが、畳に使われているい草は呼吸をしますので天気の良い日はなるべく窓を開けて空気の入れ替えをしてあげましょう。
4.まとめ
畳のお手入れは一般的なフローリングと異なり、掃除やお手入れに気を使う必要があります。
とはいっても身構える必要は無く、以下のポイントを押さえておけば大丈夫です。
・畳になるべく湿気を与えない
・畳の目に沿って掃除を行う
・晴れた日は換気を行う
の3点です。
もし、掃除をしてもキレイにならなくなってしまった場合は、畳の寿命がきた可能性があります。その場合には畳の張替えも視野に入れてプロの業者に相談してみましょう。
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