水回りを清潔に!洗面台の収納アイデアまとめ
2022年02月09日更新
洗面台の収納には工夫が必要です。なぜなら、歯ブラシ、ハンドソープ、シェーバー、タオル類と、洗面や身だしなみに使うアイテムだけでも種類が多いからです。家族の人数が多いほど洗面台の収納は不足しがちで、収納しきれない洗面道具に手を焼いている人もいるのではないでしょうか。適当にしまっていては、乱雑になるだけでなく衛生面の心配もあるでしょう。家族全員のぶんを確実に収納するためには、限られたスペースを有効利用しなければなりません。この記事では、水回りを清潔に保ちながらおしゃれに収納するアイデアを紹介します。
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1.洗面台をすっきり収納するコツ
数多くのアイテムを収納しながら、洗面台周りをすっきりと見せるためには収納物の使用頻度を考える必要があります。使用頻度に応じた収納場所を選ぶことで、取り出しやすく片付けやすくなるからです。
たとえば、普段頻繁に使用する歯ブラシなどを奥にしまった場合を想像してみると、分かりやすいかもしれません。出し入れに手間がかかるだけでなく、出し入れの度に周りの物を動かさなければなりません。これでは、せっかくきれいに整理しても、すぐに乱れてしまいます。
使用頻度の高いものと低いものを、分けて収納することで出したいものがすぐに見つかるようになり、取り出しやすくなります。日常的に、手が触れる部分も限定されるので、洗面台の手入れも楽になります。
1.使用頻度によりどこに収納するかを決める
ハンドソープや、歯ブラシなどの毎日何度も使用するものは、扉や引き出しを開けて取り出すのは面倒です。見せる収納をしましょう。
あえて見えるようにするのは、出し入れの手間を軽減するためだけではありません。常に見える状態にすることで、家族それぞれが元の場所に戻すことを意識するようになります。
洗面台収納は、家族それぞれが、使用するアイテムをきれいな状態を保てるように収納にすることが大事です。
ハンドソープや歯ブラシとは逆に、使用頻度の低いものは鏡裏や洗面台下などに隠す収納をします。
たとえば、大掃除などで使用する掃除道具や洗剤などは、普段移動させることが少ないので、洗面台下の奥に収納しても問題ありません。しかし、洗面用具やタオルのストックは、出し入れの頻度は少ないとはいえ取り出す際のことを考える必要があります。先に入れたものから順番に使えるように、収納時の工夫も必要です。
2.使う人と生活動線を考える
洗面台に収納するアイテムは、多岐に渡ります。それらを、すっきりと収納するためには使う人の動線を意識して、収納場所を決めることが大事です。どこに収納すれば、取り出しやすく片付けやすいかがわかるからです。
たとえば、ドライヤーはどちらの手で持つでしょうか。右手で持つなら、右側に収納しておいた方が取り出しやすく、片付けるときも楽です。
左手で容器を持ちながら右手でキャップを開けるような化粧品は、左側に収納すると良いでしょう。左手で取り出して使い、使った後もそのまま元の場所に置くことができます。
家族で使用するものは、子どもの目線で置き場所を考えることも大事です。子どもでも、取り出しやすく片付けやすい位置に収納することで、子ども自らの手で出し入れすることができます。
子どもが、自分で使うものを出し入れできるようにすることは、小さいうちから洗面台をきれいに使用する習慣をつけるためにも、必要なことです。子どもが使うものや家族全員で使うものは低い位置に、大人のみが使うものは鏡裏や棚の上など高い位置に配置することで、使いやすく片付けやすい収納になります。
洗面台自体に収納スペースがない場合は、収納家具などを置いて補わなければなりません。その際も、動線を意識して収納の高さや置き場所を考えることが重要です。動線に合わないと無駄な動きが必要になるので、ストレスを感じる原因になります。
洗面台は、毎日何度も使用するため、できるだけスムーズな動きで使えるようにしておくことが大切です。
3.湿気・カビ対策をする
洗面台に、たくさんのアイテムを収納できてもジメジメと湿ったり、カビ臭いなら気持ちよく使えません。すっきりと収納するためには、洗面台周りの湿気・カビ対策をしっかり行うことが大事です。
もともと水回りは、湿気が多い場所です。洗面所が、脱衣所を兼ねている場合はバスルームに隣接しています。洗濯機が、すぐ隣に置かれるケースも少なくありません。これらが原因で、湿度は高い状態になりやすいため、収納グッズは湿気に強いものを選ぶことが必要です。
紙製のグッズは、湿気を吸って傷みやすくカビも生えやすいので、洗面台周りの収納には向きません。プラスチックケースや、ワイヤーかごなどを選ぶとよいでしょう。ワイヤーかごは、サビを防止する加工が施されているものを選ぶようにします。
また、洗面台下は最も湿気がこもりやすい場所です。洗面台下に、物を隙間なく詰め込んでしまうとカビが生えやすくなります。あまりたくさん、物を詰め込まないように注意しましょう。空間の、8割程度までで抑えるのがコツです。
収納した物の周りに、乾いた空気の層があれば物が湿気を含んでジメジメするのを防げます。特にタオルなど、布製品を収納する際には詰め込みすぎに注意しましょう。
また、石けんやシャンプーなどカビの餌になるものを使う場所であるため、飛び散りを放置していると、カビが生えやすくなります。収納グッズは、カビが生えにくい素材でできているもので、なおかつ掃除がしやすい形のものを選びましょう。まめに洗ったり掃除できるものなら、清潔な状態を保てます。
逆に、収納グッズ自体が汚れてしまうと、中身をきれいに保つことができなくなるため、湿気やカビ対策を意識した収納グッズを選ぶことはとても重要です。
4.「掛ける」「吊るす」収納をうまく取り入れる
数多くのアイテムを収納しても、すっきりと見せるためには
「掛ける」
「吊るす」
収納をうまく取り入れることが欠かせません。
「置く」収納は、平面を利用するのに対して「掛ける」「吊るす」収納は空間を利用します。置く収納ばかりでは、使えるスペースが限られるため多くのアイテムを収納するためには、空間を上手に利用することが大事です。空間に掛けたり吊るすと、ほこりが溜まりにくく掃除がしやすいメリットもあります。
掛けたり吊るしたりする際には、適度の間隔をあけましょう。物の周りに空気の層ができ、乾きやすくなる点も重要なポイントです。湿気や、カビが気になる洗面台周りは、湿ったアイテムはできるだけ速く乾くように収納することも重要です。
洗面台に直置きするアイテムは、できるだけ減らすように心がけることも大事です。直置きした物と接している部分は、乾きにくく水垢やぬめりが発生しやすくなります。放っておくと、掃除しても簡単には取れなくなってしまいます。
直置きを減らすためには、ほかの収納場所を探さなければなりません。この場合はそんな時、「掛ける」「吊るす」ことが新たな収納となり、直置きを減らすことにつながります。
2.洗面所の収納アイデア
1.洗面台の上
まず考えたいのが、洗面台に何を置くかということです。置く物や、置き方によっては「見せる収納」ではなく「ただ見えているだけ」になりかねません。目に触れやすい場所なので、使用頻度の高いものだけを厳選して置くようにしましょう。
洗面所で使用頻度の高いもの |
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手を洗うための石けん歯ブラシ・歯磨き粉・コップ |
置く物をこの4点に絞ったら、次に置き方を考えます。
固形石けんを置く場合 |
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石けんホルダーが必要 ・受け皿に水が溜まりヌルヌルとしやすいホルダーは避ける |
使用するたびにしっかり水切りできれば、石けんやホルダー周辺がヌルヌルしないので、カビの発生を防げます。
液体のハンドソープ |
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ボトルをボウルの縁に置いて使うのが一般的 |
中身をおしゃれなボトルに詰め替えて使うようにすれば、生活感が出すぎるのを防げます。ボウルの縁に直置きせず、トレーの上に置くようにすると手入れが楽です。
歯磨き粉や歯ブラシ |
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スタンドは洗いやすく水はけがよく洗いやすいものを選ぶと良い ・ガラス製のコップは背が低めで底が広くなっているものを選ぶ (安定感が良く、洗うときも簡単) ・プラスチック製の容器は底の広さや重さに注意 ・金属製のメッシュスタンドは洗いやすくサビにくいものを選ぶ |
定期的にスタンドをきれいに洗い、清潔を保つことも大切です。
コップや歯磨き粉 |
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フックやワイヤークリップを使って吊り下げて収納 |
歯ブラシも柄の部分を挟んで吊り下げて置く専用グッズがあるので、洗面台の上に置かずに吊り下げて収納することを考えても良いでしょう。
2.鏡裏
鏡裏に収納するのは、頻繁に使うものではないものの使用する機会は多いアイテムです。普段は見えない場所だからと、棚の上にただ並べるだけにならないように気を付けましょう。
・低い位置は使用頻度が高い物・上には使用頻度が低い物
を置きます。
小物 |
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小さめのケースを用意してその中に入れる ・特にヘアピンやヘアゴムのような細かいものは容器に入れて収納する |
複数のケースを置くときは、素材や色を揃えるとすっきりと見えます。鏡裏に収納すれば普段外からは見えないので、使用するときに中身がすぐわかるように、透明な容器に収納するのもおすすめです。ヘアゴムは、扉の内側に小さなフックを付け、そこに掛ける形で収納することできます。
ドライヤー |
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・粘着式フックを付けて吊るして収納 ・鏡裏の棚下にバーが付いていればS字フックを掛けて吊り下げても良い |
ただし、ドライヤーを吊り下げて収納する場合は、フックやバーの耐荷重を考慮する必要があります。ドライヤーの重量を支えられないと落下してしまうので、ドライヤーの重さを確認してから置き場所を考えましょう。
棚の高い位置に物を置くとき |
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取っ手付きの収納ケースを使うと出し入れしやすい |
ただし、重いものを高いところに置くことはやめましょう。扉を開けたときや、取り出すときに落下する危険があります。目の高さよりも、高い位置に置くものはなるべく軽いものにしましょう。落下しにくく、奥まで有効利用できる収納方法を工夫することが大事です。
3.洗面台の下
洗面台の下に収納するのは、消耗品のストックや普段使用しない物です。しかし、出しやすさを考えて収納する必要があります。奥にしまったものも、取り出せるように収納することが重要です。
シャンプーや洗剤のストックを収納する |
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書類の整理などに使用するファイルボックスを利用 同じ色のファイルボックスを複数並べて使用する |
ファイルボックスには、奥まで深さが均一のタイプと斜めに切り込みが入ったタイプがあるので、上手に組み合わせれば排水溝のある場所も奥まで有効活用できます。中が見えるワイヤーかごを利用しても便利です。いずれも、手前まで引き出して中身を確認できるので、デッドストックの防止にもなるでしょう。
洗面台の下に掃除道具を収納する |
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・突っ張り棒にスプレーボトルを掛けて収納すると便利 ・ラックを設置して棚の数を必要に応じて増やすと使い勝手がよくなる |
細かいものを分けて収納 | 洗面台の下に引き出し付きのケースを収めて使う ・ただし洗面台の下は奥行きがあるのでそれなりの深さがあるもの |
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低い位置に、あまり細々したものを収納するとかえって探しづらくなります。洗面台の下は、高い位置に置けない重い物やかさばるものを収納しましょう。
4.洗濯機の上
洗濯機の上も、収納に利用できます。ランドリーラックなどを設置して、収納スペースを増やすようにしましょう。
洗濯機が、縦型かドラム式かによって利用可能なスペースに差がありますが、ランドリーラックを置くことで棚2段分ほどの収納スペースを増やせます。
洗濯機上の棚 |
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洗濯用洗剤類・タオル・ハンガーなどを収納 |
洗濯かごも、生活感が出やすいプラスチック製のかごではなく、籐のバスケットなどデザイン性の高いものを選べばおしゃれに収納できます。
市販のランドリーラックは、上下に突っ張るタイプや洗濯機を囲むように自立させるタイプなど種類が豊富です。しかし、洗濯パンの位置や前後左右の空きスペースによってはうまく設置できないこともあります。その場合は、DIYで好きな幅や高さの棚を作りましょう。
壁に挟まれるような狭い場所に洗濯機が収まっているなら、両脇の壁のあいだに複数の突っ張り棚を取り付ければ、それだけでランドリーラックになります。壁に直接棚を付けても問題がないなら、板と金具を用意すればかなり丈夫な棚を作ることができるので、できる限り空間を有効利用しましょう。
ただし、市販のランドリーラックを使用する場合もDIYする場合も、ただ単に棚の上に物を並べるだけでは、スペースを有効に利用できません。
棚の上に物を置く場合 |
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・同じ色や素材のケースやかごを置くようにする ・S字フックやバーなどを活用して吊り下げる収納を併用 |
側面や棚板の下まで活用すれば、収納力が大幅にアップします。
5.脱衣所
脱衣所でタオルや着替えなどを収納する場合は、引き出しやフタ付きボックスを利用しましょう。特に、棚の上にタオル類を並べて収納すると、ほこりや湿気が気になります。
引き出しやボックスは
バスマット・着替え・タオル |
などアイテムごとに分けておくと、目的の物がすぐに見つかり便利です。洗濯後も収納場所が細かく決まっていれば、すっきりと収まります。何を、どこに片付けるのかしっかり決めておきましょう。
着替えなどは、家族それぞれ専用の引き出しやボックスを作っておくのがおすすめです。ただし、脱衣所は浴室の横なので、換気がしっかりできていないと湿気がこもります。引き出しやボックスは、できるだけ湿気に強い素材を選び、湿気がこもりにくい場所を選んで置くようにしましょう。
タオル類のストックは、長期間入れっぱなしにならないよう定期的に干したり上下を入れ替えたりすることも大事です。
脱衣所の収納は、隙間を上手に利用することも重要なポイントのひとつです。狭い脱衣所に、棚を設置するなら奥行きの浅いものを選びましょう。高さを有効に利用し、引き出しは斜めに傾けて出し入れするタイプを選べば場所を取りません。
また、引き出しやボックスの素材や色を統一することも必要です。
誰の着替えか、わかるように家族それぞれ色を変えたボックスを置くというのも、アイデアとしては悪くはありません。しかし、見た目をすっきりさせることを重視するなら、同じ色同じ素材の引き出しやボックスに異なるマークを付けて区別したほうが良いです。
3.うまく収納したいアイテム
1.タオル
収納方法が難しいのが、タオル類です。湿気がこもりやすい場所なため、引き出しに無理やり押し込むと湿気でカビが生えやすくなります。洗面所に置くタオルの枚数は、必要な数だけにして隙間を開けて収納できるようにしましょう。
・フェイスタオル洗面台でよく使うので洗面台近くに収納する ・バスタオルはお風呂上りに使うので浴室近くに収納する |
という工夫も必要です。
また、タオルはたたみ方によって、かさばり方が大きく違ってきます。引き出しや、フタ付きボックスに入れて収納するなら高さを合わせ、筒状に丸めて立てて収納するのがおすすめです。
壁に取り付けた、2本のタオルハンガーにバスタオル2枚を掛ける場合、バスタオルを縦横に1回ずつたたんで厚みを作り、ハンガー2本を使って横に並べて掛けてみましょう。どちらのバスタオルも取り出しやすくなり、片方が濡れても乾いた状態を保てるようになります。
洗面所のタオル収納は、どんなアイテムを使って収納するかによってたたみ方を変えることが大切なポイントです。
湿気でカビが生えるのを防ぐために、除湿剤や除湿器も上手に活用しましょう。洗面所の除湿には、重曹が便利です。ガラスの容器に、重曹を入れておけば取り換えどきがよくわかります。湿気を吸って固まった重曹は、そのまま掃除に使用できるので無駄にはなりません。
2.洗剤
洗剤類も、洗面所にうまく収納したいアイテムのひとつです。洗濯に使用する洗剤だけでなく、掃除に使用する洗剤もあります。
洗濯に使用する洗剤も、洗濯機用、おしゃれ着洗い用、頑固汚れ用など種類が多く、柔軟剤なども含めるとそれなりのスペースが必要です。もし、これらの洗剤類がすべて洗濯機上にむき出しで並んでいれば、かなり目立ちます。とはいえ、洗濯洗剤の場合は使用頻度が高く、使い勝手を考えると洗濯機の上に収納するというのも、理にかなっているのです。
洗濯洗剤 |
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並べて置いても違和感のないシンプルなケースに詰め替える↓色やデザインに統一感が出るのでランドリーラックに置いても雑然としない |
掃除用の洗剤 |
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洗面台下に掃除道具と一緒に収納するほうが良い 雑巾やゴム手袋と一緒に掃除用具一式としてファイルボックスやバスケットに収納 ↓ ・一度に取り出してそのまま運べるので便利 ・使い終わったあとも一式全部収納して元に戻せる |
詰め替え用などストックの洗剤 |
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湿気に強い容器に入っており、見せる収納にも適していないため洗面台舌に収納するのがよい。 |
3.コップや歯ブラシ
毎日何度も使用するコップや歯ブラシも、洗面台に上手に収納したいアイテムです。使用頻度が高いため、収納場所としては洗面台の上が妥当ですが、下手な置き方をすると目立ってしまいます。
特に、歯ブラシは誰が使うものかわかりやすくするために、1本ずつ色が違うことも少なくありません。すっきりと収納するためには、同じものを複数置くときは色を揃えるのが基本ですが難しいこともあるでしょう。
ホルダーをすべて同じものにしたり、置くときの角度を揃えたりして統一感を持たせるのもひとつの方法です。イニシャル付きのホルダーに1本ずつ差して収納すれば、同じ色の歯磨きで統一感を持たせることも可能になります。
コップは、洗面ボウルの端に上向きに置いておくと、手洗いのときの石けんの泡や水が飛んで汚れてしまうかもしれません。コップの裏にマグネットシートを貼り、鏡の下などに磁石用のステンレス補助プレートを付けて収納すると、狭いスペースでもひっくり返して複数のコップを収納することができます。壁や鏡収納の下にフックを付け、コップの取っ手をぶら下げて収納するのも使いやすくしまいやすい収納方法です。
もちろん、使用頻度の高い歯ブラシや歯磨き粉、コップは必ず見える収納をしなければならないというわけではありません。歯ブラシ、歯磨き粉、コップをひとつの容器にまとめて収納し、使うときは容器ごと取り出して使い終わったら容器ごと決まった場所に片付けるという方法でも問題ありません。
使うときだけ取り出せば、歯ブラシの色が何色でも目立つことがなくすっきりと収納できます。洗面台の上に置くときにも一式すべてトレーの上に置いたり、かごの中に収納したりすると便利です。
4.便利な収納アイテム
便利な収納アイテム
洗面台や洗面所の収納に利用すると便利なアイテムに突っ張り棒や突っ張り棚があります。横方向に突っ張るタイプだけでなく、天井と床のあいだで突っ張るタイプもあり、洗濯機の上に収納棚を作るときにも便利です。
たとえば、洗濯機の上に突っ張り棒を渡せば、洗濯物を洗濯機から出してハンガーに掛けて、仮干しできます。ただし、壁と壁とのあいだが広いとそのぶんだけ突っ張り棒の長さが必要になり耐荷重が小さくなるので、あまり重いものは干せません。物干し場に持っていくまでの仮干しや、使い終わったあとのハンガーの収納に利用すると良いでしょう。窓枠のあいだに突っ張り棒を渡せば、バスマットを干すのにも使えます。
洗面台の下の収納にも突っ張り棒や突っ張り棚は便利です。特に洗面台の下は排水溝が邪魔になりやすいので、構造によっては突っ張り棒を2本横向きに渡し、その上に棚を乗せる形にしなければ棚を作りにくい場合もあります。
棚を渡さない部分には、スプレーボトルの取っ手などをひっかけて収納したり、S字フックを利用して吊るしたりするとスペースが無駄になりません。また、突っ張り棒と突っ張り棒のあいだを加減すれば、その上に体重計を収納することもできます。体重計を乗せられるだけの厚みがあれば良いので、デッドスペースの有効利用にぴったりです。
洗面台と洗濯機のあいだなどに狭い隙間がある場合には、天井と床のあいだに縦方向の突っ張り棚を設置して、S字フックやかごを掛けて収納に利用することもできます。ほんのわずかな隙間だけしかなくても、突っ張れるだけの幅があれば大丈夫です。天井までの空間がすべて収納場所になります。
2.バスケットやかご
バスケットやかごも、洗面台や洗面所の収納には欠かせない便利なアイテムです。特に、おしゃれな籐のバスケットやかごは、洗濯物など隠したいものを入れるのに重宝します。
籐のような天然素材だけでなく、プラスチックやワイヤーでできたバスケットやかごなどもあるので、どんな雰囲気にしたいのか、求めるテイストに合わせて選ぶと良いでしょう。
棚やラックの上に、色や素材が異なるバスケットやかごを複数置いてしまうと、ごちゃごちゃと物がたくさん置いてあると感じます。バスケットやかごを使ってすっきりとした収納を目指すなら、できるだけ色や素材を揃え、統一感を持たせましょう。
バスケットやかごの網目にはほこりが溜まりやすいので、歯ブラシなどでこすってほこりを取り除いたり、硬く絞った布で表面を軽く拭き取ったりして手入れをすることも大事です。
濡れた布で表面をふき取ったあとは、風通しの良い場所でしっかり乾かすようにしましょう。きちんと手入れをすれば長持ちします。洗面所に窓がある場合は、日光でバスケットやかごが日焼けしてしまうかもしれません。特に、プラスチックは紫外線でもろくなる場合があるので気を付けましょう。しばらく使ったら新しいものと取り換えることも必要です。
長く同じものを使いたいなら、日よけをするなど、紫外線の影響を受けないようにしても良いでしょう。
5.湿気対策をしながらすっきり収納させよう!
洗面台の収納は、使用頻度や生活動線を考慮して、何をどこに置くかを決めることがとても大事です。また、洗面所は湿気のこもりやすい場所なので、湿気対策をしっかり行うことも欠かせません。
狭い洗面所でも、棚を作ったり突っ張り棒を設置すれば、空間を収納スペースにすることができます。
今回紹介したアイデアを参考に、平面だけでなく空間も有効に活用した、取り出しやすく元に戻しやすい収納にチャレンジしてみませんか。今よりももっと使いやすい洗面所になるはずです。
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