トタン屋根の修理を業者に依頼すべき理由
2022年05月11日更新
倉庫や納屋にトタン屋根を使っている人は多いと思います。
トタン屋根は日本の住宅建設において、比較的多く使われてきた工法の一つだからです。
このトタン屋根を修理するときは、自分で行わずに業者に依頼するのが賢い方法です。
また、業者に依頼するなら修理だけにとどまらず、屋根をリフォームするのも良いかもしれません。
今回の記事では、その理由を含めて解説していきます。
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- 目次
1.こんな症状が出たら要注意!トタン屋根を修理するタイミングとは?
トタン屋根を修理するべきタイミングは主に2つのパターンがあります。
まず、最初のパターンはトタン屋根に目立つ程度にまでサビが発生しているときです。
このサビが発生しているときは表面のメッキが剥がれ、鋼板がむき出しになっている可能性が高いです。
そのため、修理が必要と判断できます。
通常のトタン屋根は「亜鉛メッキ鋼板」といわれる、鉄板の表面に薄い亜鉛の膜を付けた板材であるためにサビることはありません。
しかし、そのメッキが剥がれると雨水などによって屋根がサビてしまうのです。
2つ目のパターンは、トタン屋根に穴が空いて雨漏りが起きるときです。
トタン屋根は利点もありますが、耐久力が低いという欠点もあります。
特に亜鉛メッキが剥がれると、サビが進行しやすくなり屋根に穴が空いてしまうことがあるのです。
穴が空いた状態になると緊急で修理が必要となるので、なるべくサビの段階から対処するようにしましょう。
2.自力での修理はあくまで応急処置と理解しよう!
トタン屋根の修理は専門業者に頼むべきであり、自力での修繕は応急処置にしかなりません。
それでも、自分で修理する場合には以下の方法で試してみると良いでしょう。
なお、屋根などの高所での作業は非常に危険が高いため家の内部からできる方法に留めておくほうが安全といえます。
また、高所作業を自分で行う際には足場を組むことが法律で定められている点も注意が必要です。
穴の開いた箇所に防水テープをはる
最も単純で分かりやすい修理方法は穴の開いた箇所に防水テープをはることです。
どの箇所に穴が空いているのかが分かる場合に限られますが、応急処置としては効果があります。
あらかじめ穴の開いた周囲の汚れを拭き取ってから、防水テープを貼り付ければ完成です。
穴の開いた箇所をブルーシートで被う
屋根のどの場所から雨漏りしているのかが分からない場合は、屋根全体をブルーシートで覆ってしまう方法もあります。
屋根の四隅に土のうを置き、テープなどで固定して飛ばされないようにします。
注意点としては、屋根の上での作業となるので1人では行わないことです。
必ず、2人以上で作業を行うようにしましょう。
コーキングでふさぐ
防水テープよりも踏み込んだ方法として、コーキング材で塞ぐという方法もあります。
コーキング材はさまざまな種類がありますが、乾くと防水性や耐熱性に優位性を持つものを選ぶことがポイントです。
穴を塞ぐ具体的な手順としては、雨漏りしている箇所の周辺の汚れを取ってからマスキングテープなどで囲むようにします。
その後、プライマーと呼ばれる建設工事などで利用される下塗り塗料を塗っていきます。
プライマーを塗ることによって、接着力を高めることができるのです。
そして、最後にコーキング材で穴を塞げば完成です。
なお、汚れが残っているとプライマーを塗っても接着力が弱くなるので、しっかりと汚れを取ってから作業に入ることがポイントになります。
3.トタン屋根の部分修理にかかる費用の相場とは?
トタン屋根の部分修理や塗装費は業者によっても変わってきます。
まず、トタン屋根の部分修理にかかる相場は一般的には1平米あたり約4,000円から。
屋根の頂点部分の修理になるとさらに金額は高くなり、一般的にはおおよそ5万円からが相場となります。
ちなみに、トタン屋根の頂点部分とは上部の屋根が合わさる部分を指す言葉です。
次に、トタン屋根の塗装に関する相場です。
一般的な塗装の相場は1平米あたりおおよそ700円といわれています。
この他に養生費が200円、洗浄費も同じく200円が相場となっています。
修理に比べれば、塗装は全体的に安い値段でできると考えて良いでしょう。
また、塗装する前には下地処理が必要になることもあります。
下地をつくることによって、水漏れを防ぐための強度を上げることができるからです。
この下地処理にかかる価格は一般的に、1平米あたり500円程度が相場です。
ただし、使用する塗料の種類によっても価格は変動するといわれているのでその辺も合わせて理解しておきましょう。
どうしても詳細な価格が気になる場合は自分で事前に調べたり、業者に直接問い合わせてみたりすることが有効です。
事前に価格を把握しておけば、後から予想外の費用を請求されたというトラブルを防ぐこともできます。
4.トタン屋根をリフォームする際の屋根材と2つの工法
トタン屋根は比較的施工がしやすいというメリットがありますが、耐久性が乏しいことやサビやすいというデメリットも存在します。
そこで、屋根を新しくする際にはガルバリウム屋根を選んでみてはいかがでしょうか。
ガルバリウム屋根はトタン屋根に比べて、メッキが数倍長持ちするといわれています。
そのため、塗装を繰り返す必要がなくサビにくいというメリットがあるのです。
ガルバリウム屋根はトタン屋根の弱点を克服した、現代的なつくりの屋根といってもよいでしょう。
また、屋根を新しくする際には具体的に以下の2つの工法があります。
葺き替え工法
ほとんどのトタン屋根、亜鉛メッキ銅板と垂木と呼ばれる棒との組み合わせでできています。
トタン屋根が劣化してサビや穴が空いている場合の多くは、その内部も劣化していることが多いです。
つまり、屋根内部の垂木やその下に存在する防水シートまで状態が悪くなっているのです。
このような状態を具体的に把握できるのが、葺き替え工法になります。
なぜなら、葺き替え工法はこれまで使っていた屋根材をすべて取り除いて新しいものにするからです。
屋根を取り外すので手間も費用もかかりますが、現在の屋根の状態を詳細に把握できることがメリットとなります。
カバー工法
カバー工法とは、従来の屋根材の上に新しい屋根材を施工する方法を指します。
葺き替え工法に比べて、リフォーム費用を抑えることができるのがメリットです。
加えて、新しい屋根を従来の屋根の上に被せるので程よい空間ができて断熱性も上がります。
メリットが非常に多い工法ですが、トタン屋根の状態が良くないとこの方法は使えません。
さらに、葺き替え工法のようにトタン屋根の下地の状態を確認できないこともデメリットになります。
そのため、屋根の劣化が激しい場合は他の方法を選択することになるでしょう。
5.トタン屋根を業者に依頼する際のポイントについて
トタン屋根の修理を業者に依頼する際のポイントは複数存在します。
最初のポイントは、自分自身が修理やリフォーム費用の相場を知るということです。
業者によって屋根を修理する費用はさまざまであり、相場を知ることで不当に高い業者を回避することができるからです。
また、複数の業者に見積もりを依頼して比較することも大切な作業になるでしょう。
複数の業者に見積もりを出すことで数社を比較することができ、前述の相場価格の把握にもつながるからです。
最後に、雨漏りの原因や修理にかかる日程などを細かく説明してくれる業者なのかも重要になります。
業者が日程、費用、工程などを細かく説明するのは当然であり、それがしっかりとできているところは信頼性が高いと判断できるからです。
また、これは修理後のアフターフォローがしっかりしている業者かどうかの見極めにもなります。
いずれにせよ、トタン屋根の修理を業者に依頼する場合には自身が納得した形で頼むようにすることが大切です。
リノコでは事前の見積もりでリフォームの金額がわかるので納得のいくリフォームをしていただくことが出来ます。
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