オール電化は電気代がどれくらいかかる?効果的な節約方法もご紹介!
2022年01月25日更新
オール電化とは、ガスや灯油を使わずにエネルギーのほとんどを電気でまかなう住宅のことです。調理はIHクッキングヒーター、給湯はエコキュートなどの導入を行います。色々メリットが多いと聞きますが、オール電化にした場合の電気代の目安が気になりますよね。オール電化を取り入れた場合の電気代の目安や節約方法について詳しくみていきましょう。
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- 目次
1.やっぱり気になる!オール電化住宅の電気代の目安
オール電化への切り替えを考えるとき、気になるのはやはり電気代がどの程度お得になるのかという点です。オール電化は、本当に通常の光熱費よりも安くなるのでしょうか。2014年のデータを確認しながら比較してみましょう。
呼称 | 年間の電気代 | その他光熱費 | 合計年間光熱費 |
---|---|---|---|
一般家庭 | 13万程度 | ガス代や灯油代 | 年間平均額22万3812円 |
オール電化住宅 | なし | 年間平均額19万868円 |
オール電化住宅でないは、電気代だけで年間13万円程度かかります。さらに、電気代プラス、ガス代や灯油代も必要となります。これらの光熱費を合計した一般家庭の年間平均額は、22万3812円です。
地域や家庭にもよりますが、年間20万円以上も光熱費に使っているとは驚きです。
逆に、ガス代や灯油代がかからないオール電化住宅の年間平均額は19万868円となっています。比較してみると、オール電化住宅のほうが年間約3万円安いことが分かります。たった3万円しか変わらないと感じるかもしれませんが、10年では実に30万円も差が生じてきます。
光熱費が安くなるという点以外の、オール電化のメリットも踏まえると断然オール電化が、お得です。
オール電化にするための初期費用は、一般的には約60万円前後必要となります。初期費用の一括払いが難しい場合でも、分割払いやローンを利用すれば月々無理なく支払うことが可能です。初期費用だけ見ると料金が高いためお得かどうか不安になりますが、数年、数十年と長いスパンで考えれば電気代を節約することができるのです。
2.オール電化が向いているのはこんな人
以下のような暮らしや、考えを持っている人はぜひオール電化への切り替えを検討してみましょう。
仕事やバイトで日中家にいないことが多い人
夜遅くまで、仕事やバイトをしている人は日中あまり電気を使用しません。オール電化は、日中の電気代に気をつける必要があるため、夜間メインで家にいる人にピッタリです。通常の、電気料金プランのままではもったいないので、オール電化の深夜割引プランを契約して、今よりも電気代をお得にしましょう。
住宅の安全性を考えている人
IHクッキングヒーターは、ガスコンロよりも安全性が高いのが大きな魅力。ガスコンロと違い火元がないためです。さらに、熱を用いるため二酸化炭素も発生しません。
子どもがいる家庭など、安全性を重視したい人にもオール電化は向いています。
節約好きでもっと光熱費を安くしたいと考えている人
日頃から節約を心がけている人も、オール電化が向いています。ガス代も灯油代もかからなくいため、今より光熱費が節約できること間違いなしです。
オール電化は、小さな意識や心がけにより電気代節約へつながりやすいのも特徴です。
3.オール電化の電気代の節約方法
オール電化だけど、電気代をもっと節約したいと考えているのであれば、以下の点を意識してみると良いかもしれません。
深夜割引プランの人はできるだけ夜間に電気を使用することを心がける
深夜割引プランでなくても、ほとんどのオール電化向けプランは日中より夜間の方が電気代がお得です。
一番電気代が安い時間帯:夜の23時から翌朝の7時頃まで
電気代の高い時間帯:お昼の10時から夕方の17時頃まで
となっています。昼に電気を使いたい場合は、この時間帯を避けるよう意識しましょう。
家電製品のタイマー機能をつかう
電気代節約に特に効果的です。
炊飯器や洗濯機は、タイマー機能を活用して割安な夜間の時間帯に稼動させましょう。洗濯機とともに、消費電力の高い乾燥機もタイマー機能を利用し、電気代の低い時間帯に済ませておくと効果的です。
IHクッキングヒーターを上手に利用する
IHクッキングヒーターは、家電製品のなかでも電気を多く消費する家電の1つです。できるだけ、夜間に使うよう意識するとともに、調理に使う鍋にも気をつけなければなりません。
熱電動の良い鍋を購入すれば、コンロの使用時間を短くすることができ電気代節約へとつながります。変形した鍋は、コンロの熱が伝わりにくく使用時間が長くなるため要注意です。また、ヒーター部分の汚れが原因で熱効率が悪くなってしまいますので、ヒーター部分を綺麗に掃除してから利用しましょう。
湯切れに気をつける
電気代節約で、特に気をつけておきたいところです。せっかく、夜間にお湯を沸かしても日中湯切れを起こしてしまえば、電気代の高い昼間に追い炊きしなければならなくなります。
お湯を沸騰させるのにも、数十分程度時間がかかってしまうため不便です。湯切れを起こさないように、お湯をたくさん使う予定がある日は、余裕を持って前日の夜間のうちにお湯を沸かしておきましょう。
このような節約方法を地道に続けることで、着実に電気代節約へとつながります。特に、消費電力の高い家電は夜間の時間に使うことを第一に心がけて、オール電化を活用していきましょう。
4.オール電化の電気代をさらに安く抑えるには
さらに安く抑えたいのであれば、今よりもお得な料金プランはないか要チェックしてみましょう。特に、家族が増えたなど暮らしに変化があった人はプランの見直しをおすすめします。
電気会社のホームページにあるシミュレーションを使い、住んでいる地域や世帯人数などを入力するだけで簡単に電気代の見直しが可能です。ライフスタイルに合ったプランで、今よりもお得にオール電化を活用できるようにしましょう。
また、思い切って電気会社の切り替えを考えてみるのも良い方法です。同じようなプランでも、電力会社によって料金相場に違いがあります。
以下の電力会社ごとのオール電化の月額料金相場をチェックし、電気代節約の参考にしてみてください。
東京電力 | 北海道電力 | 東北電力 | 中部電力 | 関西電力 | 四国電力 | 九州電力 |
---|---|---|---|---|---|---|
1万3353円/月 | 2万3464円/月 | 1万5271円/月 | 1万7548円/月 | 1万6772円/月 | 1万3012円/月 | 1万2154円/月 |
オール電化の料金相場の平均は月額1万5905円となっています。
住んでいる地域の電力会社を確認して、プランも踏まえて変更するかどうか検討してみましょう。
5.賢く使ってオール電化の電気代を安く抑えよう!
オール電化には、多くの魅力があります。しかし、オール電化の仕組みを理解して上手に付き合わないと料金が割高になってしまったり、不便を感じてしまうことがあります。
オール電化の電気代は、時間帯によって大きく変わってくるため、電気代が安い時間帯に電気を利用することが大切です。小さな心がけも、積み重なれば大きな節約へとつながるので、日頃から時間帯を意識して電気を使うようにしましょう。
また、今よりもさらに電気代を安くしたいのであれば、電力会社や料金プランの変更を考えてみるのも良い方法です。料金プランの比較はインターネットサイトを利用して簡単に行うことができるので、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。
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