リフォームでウォークインクローゼットを作るときのポイントは?
2022年01月19日更新
ウォークインクローゼットは、荷物をたっぷりと収納できることから、とても人気が高いものです。そして、そんな人気のウォークインクローゼットはリフォームでも作ることができます。この記事では、ウォークインクローゼットをリフォームで作るにあたって、適した場所や広さ、使いやすくするための内装の仕方などを紹介します。また、注意すべき点やリフォームにかかる費用などについても解説していきましょう。
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- 目次
1.ウォークインクローゼットとは
そもそも、ウォークインクローゼットとはクローゼットを1つの部屋とする収納のことです。新築の住宅などでは、このウォークインクローゼットの有無によって物件の人気が左右されるほどです。
一般的には、3畳ほどの広さのウォークインクローゼットが多いですが、たとえば夫婦だけであれば2畳でも十分な広さですし、子どもを含めた4人家族であれば3畳のウォークインクローゼットが、ちょうどいいです。
ウォークインクローゼットのメリット
1カ所に大量の荷物を収納することができるため、物を管理しやすくなるということでしょう。洋服だけでなく、その他の小物なども一括して同じ場所で管理したい人に適しています。
ウォークインクローゼットのデメリット
人が歩くスペースを確保しなければならないため、その分収納できるスペースが減ってしまうことです。そのため、「たくさんの洋服を吊るしておきたい」という人には、ウォークインクローゼットではなく、普通のクローゼットのほうが向いています。
ウォークインクローゼットと似た言葉に「ウォークスルークローゼット」というものがあります。しかし、これら2つは全く別物です。
ウォークスルークローゼット
「クローゼットを通り、別の部屋に抜けられるもの」をいい、ウォークインクローゼットに複数のドアが付いたものと考えるといいでしょう。
ウォークスルークローゼットは、導線の確保にもつながり家族で生活スタイルが異なっていても、気兼ねなくクローゼットを使うことができます。
2.ウォークインクローゼットにはさまざまなタイプがある
ウォークスルークローゼットを含むウォークインローゼットには、さまざまなタイプがあります。それらは「どのように収納するのか」ということによって分けることができ、たとえばひたすら服をかけたいのか、それとも別の物も置きたいのかという自分が理想とする収納を考えることが大切です。
ハンガーラックタイプ
収納は洋服がメインとなるため、たくさんの洋服を吊るしておきたい場合に適しています。このタイプの場合、ウォークインクローゼットをそれほど広くする必要がないのがポイントです。そのため、普通のクローゼットのような使い方をしたいときに、向いています。また、ハンガーに洋服をかけたときに下のスペースをどうするか考えるのも重要です。
収納棚前面タイプ
これは、ウォークインクローゼット内の壁一面が棚になっているものをいいます。このタイプを作る場合は、壁すべてに収納棚を設置することになるのである程度の広さが必要です。スペースのことをあまり考えずに棚を作った結果、「内部が狭くなり移動しづらくなった」とならないように注意しましょう。
ユニット棚タイプ
ユニットキャビネットを用いたタイプです。ユニットキャビネットを使って、壁に収納棚を作ります。ホームセンターなどで、手に入れることができるうえさまざまなサイズの収納場所を、確保することができます。
2の字型
一番効率のよい、収納のタイプです。壁の両側に物を置くように収納し、最奥にも壁面収納を作れば、無駄なスペースなく収納が可能になります。また、もしウォークインクローゼット内で着替えるのであれば、奥に鏡をかけておくこともできます。
コの字型タイプ
壁の両側だけでなく、奥にも収納スペースを作るタイプです。コの字型は、他のタイプと比べてもかなり広めになるため、荷物の多い人にはぴったりのタイプといえます。
3.ウォークインクローゼット設置に適した場所
リフォームでウォークインクローゼットを新設する場合、どこに設置するのかを考えることも重要となります。
どこに作るのが効率的なのか
寝室とウォークインクローゼットを隣接させて設置する
これは、ウォークインクローゼットの設置場所として最も一般的であり、朝起きたらそのまま着替えることができます。
洗面所と隣接
便利で使いやすいです。特に女性には喜ばれることが多い設置場所で、「外出する前に着替える」ということを考えると、パウダールームへ続く場所も便利です。
ウォークスルークローゼットにしてリビングや夫婦の部屋の間に置く
廊下と、寝室をつなぐような形にしておけば、夫婦のどちらかが寝ているときでも、寝室に入らずに着替えることができます。相手に気兼ねなく着替えができるので、特にライフスタイルが異なる夫婦には使いやすいです。
子ども部屋に作る
子どもは持ち物が多く、また、成長するにしたがって処分しづらい物などが増えていくため、ウォークインクローゼットがぴったりです。さらに、こども自身で持ち物を管理できるようになるというメリットもあります。
注意点
ウォークインクローゼットを作る場合、気を付けたいのが「結露」です。
たとえば、結露が発生しやすい北側の部屋などは特に注意が必要です。結露が起きると、収納してある洋服が濡れてカビや虫が発生する可能性があります。
そのため、壁の断熱工事や換気設備をしっかり確認するようにしてください。
4.リフォームにかかる費用は
業者にリフォーム依頼する場合、どの程度の金額がかかるのでしょうか。それは、状況によって大きく変わります。
2の字型のウォークインクローゼットを作る場合
一般的に40万円前後とされています。このとき、工事も数日で完了する場合が多いです。
寝室に大容量ウォークインクローゼットを併設した場合
一般的に70万円ほどかかります。
既存の和室を改造してウォークインクローゼットを作った場合
70万円強というのが一般的です。ただし、この金額はハンガーパイプを2段設置し、可動式の棚や鏡を追加するなど、大規模に手を加えています。また、耐力壁も設置したうえでの値段です。
押し入れや和室を活用して作った場合
一般的に80万円ほどかかります。これは、畳をフローリングに張り替えたり、補強工事をしたりしての値段です。
このように、どこまでリフォームするのかということによっても、金額は大きく違ってきます。
5.ウォークインクローゼットとクローゼットの違い
同じ収納空間を表すウォークインクローゼットとクローゼットですが、2つには違いがあります。名前の通り、クローゼットの中を歩くことができるか否かの違いです。
目安としてはウォークインクローゼットの場合は一般的におよそ3畳以上の広さを有した収納スペースをさし、中を人が歩くことができるようになっています。
それに対してクローゼットは、部屋や廊下の一部を利用して収納場所を作ったものであるため、人が歩くことは難しく、多くの場合は半畳から1畳くらいの広さとなっています。
このようにウォークインクローゼットとクローゼットには広さに違いがあるため、収納することができる量も異なってきます。収納する物と目的に合わせて上手に使い分けると良いでしょう。
6.ウォークインクローゼットを活用して楽しく快適に
ウォークインクローゼットは、あるととても便利なものです。また、リフォームのタイプにもいろいろあるため、自身のライフスタイルに合うものがきっと見つかります。目的に合わせたウォークインクローゼットのリフォームで、部屋をすっきりキレイにしスマートな生活を楽しみましょう。
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