洗面所をリフォーム!方法やかかる費用を徹底解説
2022年02月03日更新
朝の洗顔に、帰宅時の手洗いにと、洗面所は毎日フル回転します。頻繁に使用する場所だけに、いつも快適に使用したいものですよね。経年劣化や家族構成の変化などにより、より良い使い勝手を求めてリフォームを考えることもあるのではないでしょうか。今回は洗面所リフォームについて詳しく解説します。具体的にどのような方法があるのか、費用はどれくらいかかるのかなどを知っておきましょう。
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1.リフォームのタイミングは?
洗面所のリフォームが必要とされるタイミングは、いくつか考えられます。長年使用したために設備に劣化が生じてしまったという理由はもちろんのこと、もっとインテリア性を高めたいからという場合もあるでしょう。よく考えられる事例を紹介します。
設備の経年劣化
水回りである洗面所は、キッチンなどと同様に排水設備の経年劣化は避けられません一般的に、こうした設備の耐久年数は新築時から10~15年といわれています。
これくらい経過すると、蛇口や排水管に不具合が生じることも多くなってくるのです。年数が経過した洗面所で、水の流れが悪いと感じたり、排水口から異臭がしたりしてきたら、交換のタイミングと考えても良いかもしれません。
排水設備だけでなく、洗面台そのものの劣化や壁の汚れなども気になってきたら、リフォームを検討しても良い時期だといえるでしょう。
ライフスタイルの変化
家族が増えたり、子供が大きくなってきたりすると必然的に洗面所回りのものが増えていくものです。そのため、既存の収納では足りなくなってしまう場合があります。より収容量がある洗面所にしたいと考えることもあるでしょう。子供の成長に合わせて洗面台の大きさや高さを変更したいというケースも考えられます。
2.洗面所でできるリフォーム
洗面所のリフォームは、具体的に何ができるのでしょうか。場所別に具体例を紹介します。
床・壁紙の張替え
水回りである洗面所は湿気が多いため、床や壁紙もある程度の劣化は避けられません。排水設備と同様に10~15年くらいに1度は張替えが必要になります。特にカビなどのトラブルには注意しましょう。
床や壁の交換は、湿気やカビに強い材質を選ぶことがポイントです。最も水がはねやすい壁には、防水性のあるパネルを貼るという方法もあります。
棚の配置
洗面台には、歯ブラシやシェーバーなどを収納する棚がついていることが多いですが、それだけでは収納が足りないこともあります。タオルやドライヤー、予備のシャンプーなども洗面所で収納できる方が便利ですよね。そのため、洗面所内のスペースに新たに収納棚を設置することで、さらに使い勝手が良くなります。
間取りの変更をして広くする
洗面所は浴室につながる間取りになっていることが多いため、脱衣場として使ったり、洗濯をしたりするスペースとしても使用することがあります。そこで、浴室と洗面所の間取りを変更して、洗面所のスペースを広くするのです。浴室のスペースに余裕がある場合には有効な方法だといえます。場合によっては間取りを変更しなくても、洗濯機や洗面台の位置を見直すだけで広く感じることもあるでしょう。
洗面台の交換
排水に問題があった場合、洗面台を新しくすることで、内部の排水管も新しいものにできます。洗面台のタイプによっては、収納も増えるでしょう。洗面台にはさまざまなタイプがあり、デザインも豊富です。ニーズに合った適切なタイプの洗面台を選ぶことが重要になります。
3.洗面台選びのポイントは?
さまざまなタイプの洗面台から自分に合ったものを選ぶには、以下のポイントを参考にして選ぶと良いでしょう。
ボウルの形状・素材で選ぶ
洗面ボウルの形状は、
・置き型
・埋め込み型
・半埋め込み型
・壁付け型
があります。
デザイン性を重視するなら置き型
見た目をスッキリさせたいなら埋め込み型
など、デザインや利便性を考えて選択すると良いでしょう。
素材には
・陶器
・樹脂
・ホーロー
などがあります。主流は陶器製ですが、樹脂製は割れにくいといったメリットがあります。酸やアルカリに強く、水仕事向きなのはホーロー製です。
収納力の高さで選ぶ
収納棚が一体化しているユニットタイプや、収納棚と組み合わせたシステムタイプなどを選ぶことで、洗面台回りで必要な小物類を収納することができます。鏡裏の収納や、洗面台下の収納がどれくらいあるかもチェックしてみましょう。
水栓の使いやすさで選ぶ
水栓には単水栓と、水とお湯が出る混合栓があり、それぞれ
・レバータイプ
・ハンドルタイプ
があります。
泡沫水栓といって、気泡を含んだ水が出てくるタイプは、水はねがしにくく、節水効果も期待できるとして人気が高まっています。吐水口が回転するものや、ホース状に伸ばせるシャワー水栓など、ライフスタイルに合った最適なものを選びましょう。
清掃のしやすさで選ぶ
洗面ボウルがカウンター埋め込み型だと凹凸が少ないので清掃しやすいといえます。さらに、掃除がしやすい素材・コーティングであることも重要です。
鏡の性能で選ぶ
左右の鏡を開くことで、三面鏡として使用できるタイプや、くもり防止加工がされた鏡などがあります。洗面所では顔を洗ったり、お手入れしたりしますので、細かいところまで見やすいかどうかがポイントです。
照明機能で選ぶ
光が入る洗面所でも、くもりの日や夜間は照明が必要です。マンションなどでは、間取りによっては洗面所に全く窓がない場合もあります。洗面スペースだけでなく、鏡にまんべんなく照明が当たるかどうかということも考えましょう。
メーカーで選ぶ
各メーカーでは、使用する素材であったり、デザインであったりとそれぞれ得意分野があります。家の他の設備で好みのメーカーがある場合は、同じメーカーで揃えるというのもひとつの方法です。
- ⇒ 洗面台の選び方
4.洗面所のリフォーム費用
洗面所のリフォームは複雑な工事が比較的少ないため、費用の違いは洗面台のグレードで変わると考えて良いでしょう。
ユニットタイプへの洗面台の交換
間口が60cm程度のシンプルなユニット洗面台に交換するだけの簡単な工事だと、総額10万円程度でリフォームできます。基本的な機能性で十分だという人や、特にオプションが必要ない場合にはユニットタイプが最も低価格です。
スタンダードタイプへの洗面台の交換と内装工事
シンプルなユニットタイプよりも機能性がアップしたスタンダードタイプの洗面台に交換した場合はどうでしょうか。同時に壁紙や床の張替えを行った場合、35万円程度は予算を考えておいたほうが良いでしょう。壁紙に調湿機能や防カビ機能が付いている場合は、もう少し予算に余裕を持ちたいところです。
ハイグレードタイプへの洗面台の交換と内装工事
ハイグレードタイプの洗面台は、間口が最大120cmにも及び、3面鏡のタイプが主流です。なかには4・5面鏡のものもあります。
このタイプに交換し、クロス張替えなどの内装工事も行った場合
予算は51万円程度
考えておきましょう。
バリアフリー仕様の洗面台リフォーム
車いすに対応した洗面台設置と、段差をなくす工事を行います。車いすが移動しやすいようにスペースを広げ、手すりなどを設置した場合
総額55万円程度
が必要です。
5.費用を抑えたリフォームの仕方
洗面所リフォームの費用を抑える秘訣は、「メーカーにこだわらないこと」が一番です。
多くのリフォーム会社では、メーカーと提携して洗面台を大量に仕入れることで低価格を実現しています。そのためには洗面所リフォームに強いリフォーム会社に依頼することがポイントです。どのメーカーに強いかはリフォーム会社によって違いがあります。口コミやリフォーム会社のホームページなどを見て確認しておきましょう。予算の上限をあらかじめ決めておくのも重要です。
洗面台はグレードがアップすればするほど価格もアップします。水栓タイプや収納などの便利なオプションを追加したくなるかもしれません。しかし、予定外の場所に劣化が見つかる場合もあり、想定外の工事が発生する可能性もあります。思わぬ出費を防ぐためにも、何を優先してリフォームするのかを考えておきましょう。
安さを優先にするなら、一体型になっているユニットタイプがおすすめです。カウンターやキャビネットを自由に組み合わせられるシステムタイプよりも安く抑えることができます。また、壁紙や床の張替えを洗面台交換と同時に行うと、単体で依頼するよりも工事費用を抑えることが可能です。
6.ニーズに応えるリフォームを!
家庭によって、洗面所に求めるものはさまざまです。収納を増やしたい、掃除がしやすい洗面台を使いたいなど、それぞれのニーズを満たすリフォームをするべきだといえます。
洗面台の機能・グレードや、壁・床の張替えなどの必要性をよく吟味し、何を優先すべきか考えてみることが大事です。財布と相談しながら予算を決め、納得のいくリフォームができるように検討してみましょう。
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