使い勝手のいいクローゼットにリフォーム
2022年02月07日更新
衣類の整理がしやすくて使い勝手のよいクローゼットとはどのようなものか、リフォームのポイントをご紹介します。
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- 目次
1.壁面クローゼットとウォークインクローゼットのリフォームはどうやって選ぶ?
クローゼットの種類は数多くありますが、収納量にこだわるのであれば壁面クローゼットやウォークインクローゼットが代表的なものになるでしょう。リフォームを行う際にどちらを選択するかですが、それぞれ長所と短所があります。
壁面クローゼットは、壁の一面を利用して作ります。壁と平行に設置したパイプに洋服を並べるので、ひと目でどこに何があるかが分かるのがメリットです。それに、面積単位の収納量も壁面クローゼットの方が有利です。ただ、壁面クローゼットは、洋服を吊るすのに特化した構造で、あまりかさばるものは置けないという欠点があります。
それに対して、ウォークインインクローゼットは文字通り、中を歩くことができるクローゼットです。部屋の中に棚で区切った小部屋を作り、そこに衣類を収納します。クローゼット自体が部屋になっているので、洋服だけでなくスーツケースや布団といったかさばるものも床に置けるのが魅力です。
普段使わないものは、そこにまとめて収納しておけば他の部屋がすっきりしますし、何かが必要になった時もあちこち探し回らなくてすみます。しかし、いっぱい物が置けるイメージのウォークインククローゼットですが通路を確保しなくてはいけないため、面積単位の収納量は壁面クローゼットに劣ります。そのため、スペースを広めに取る必要があり、結果として、他の生活空間を圧迫してしまいます。
以上から、限られたスペースを有効に使いたいのなら壁面クローゼット、空間を贅沢に使ってでも利便性を高めたいのであれば、ウォークインクローゼットが適しているかもしれません。
2.クローゼットのリフォームでよくある失敗とは
クローゼットをリフォームする上で、意外と忘れがちなのが扉の存在です。クローゼットの扉はかなり大きいため、観音開きにすると服を出し入れする際に邪魔になります。
そこで、あると便利なのが扉をふたつに畳める折り戸です。邪魔な扉を半分に折ることで、クローゼットの中の服が選びやすくなります。また、ベッドや机が邪魔で扉を開閉しづらいという場合は、引き戸がおすすめです。開閉方向が左右なので余剰空間の少ない部屋でも不便を感じさせません。
このように、扉の種類は、部屋の状況に合わせて選択しないと使いづらくて仕方がないということになってします。
さらに、クローゼットをどの部屋に設置するかも重要なポイントです。リフォームをする時は、単純に使っていないスペースを利用しがちです。しかし、そこが廊下やリビングに隣接した場所だったりすると、クローゼットから取りだした服を、着替える場所まで運ばなければなりません。それではあまりにも不便であり、利便性を高めるというクローゼット設置の意図がいささか薄れてしまいます。
したがって、間取りを考える際にはクローゼットと着替えるスペースが分離しないことが大前提になります。もし、ウォークインクローゼットを選択するのであれば、内部に着替えのスペースを作るのがベストでしょう。その際には、照明と鏡を設置するのを忘れないでください。
クローゼットに限らず、必要なスペースはなるべくそのままにして、あまり使っていない場所だけでなんとかしようとすると使い勝手が悪い家になってしまいます。リフォームの際は、ゼロから間取りを考えるくらいの姿勢でいる方が、良い結果をもたらすものです。
3.クローゼットの弱点!湿気対策には調湿建材を
壁面を利用したクローゼットの大敵は湿気です。気がつくと洋服が湿って虫が湧いていたなどというケースがあります。特に、鉄筋コンクリートのマンションのように外壁の断熱性が低くて、しかも日光の当たらない北側に位置していると壁が結露してそういった現象がよく起こります。
さらに、クローゼットの扉をしめ切っていると、空気が悪くなって状況は悪化します。ひどい場合は、洋服がカビだらけになる可能性もあるので注意が必要です。
したがって、クローゼットのリフォームを行う際には、壁面の断熱性についての検討も必要です。ただ、壁一面に断熱材を敷き詰めるとなるとお金も時間もかかります。そこまで手間はかけられないというのであれば、クローゼットを調湿健材で作ることも良いでしょう。調湿建材は、周囲の湿度が上がると湿気を吸い、乾燥すると湿気を放出して湿度を一定に保とうとする性質があります。これを使えば、クローゼットの中は常にほどよい湿度を保つことが可能です。
既存のクローゼットの内壁の上に貼り合わせるだけなら、簡単な作業を半日~1日行うだけですみ費用も数万円程度なので、いつでも気軽に行えます。その上で、扉に空気の流れる隙間を開けクローゼットの中に小さな換気扇を設けてやれば、新しい空気が常時流れ込んで洋服の保存環境もより良いものになるでしょう。
ちなみに、調湿建材はクローゼットだけでなく押し入れなどにも有効なので、湿気の多い部屋のリフォームにもおすすめです。
4.クローゼットのリフォームで心華やぐ便利な生活
快適な生活を送る上で、十分な収納スペースは欠かせません。特に、洋服などは並べるスペースがないからといって箱の中に詰め込んでいては、探すだけでも一苦労です。できれば、衣替えの季節の度に大切なものが行方不明になるなどといった事態は避けたいものです。
クローゼットのリフォームをうまく行えば、そうした悩みも解決できます。自分の買いそろえた服を一望できるのは、便利であると同時に楽しいものですし、おしゃれなクローゼットがあればそれだけで心が華やぎます。
洋服の置き場に困っている方は、一度クローゼットのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。プロである業者に相談すれば、各ご家庭にあったリフォームを提案してもらえるかもしれません。
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