よく耳にするマンション管理組合とは
2022年01月12日更新

分譲マンションに住む場合にあたり知っておかなければならない管理組合についてご紹介します。
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1.管理組合とは

分譲マンションを購入すると、自動的にそのマンションの区分所有者となります。その区分所有者全員で「建物・敷地および附属施設の管理を行うため」に構成された組合組織が管理組合です。
イメージされやすい管理組合が雇っている管理人とは別の存在であることを理解しておくことが必要です。管理組合の組合員は、自分達のマンションの維持管理・運営を議決・判断で行なっていくこととなり、意思決定の場である『総会』でさまざまなことを決定します。
2.マンションの共有・専有部分とは
マンションを購入した方は、居住空間となる部屋の部分を購入したという意識が強いかもしれませんが、実際にはそれ以外の権利も取得しています。例えば、土地に関する権利も取得していますし、ロビーや階段など全員が使う部分の一部についても権利を持っているのです。
購入した人だけが自由に使える空間は、専有部分といいます。これに対して誰でも使えるロビーや廊下、エントランスなどについては共有部分と呼ばれています。共有部分については3種類あります。
1.廊下やロビーなどの法定共用部分

2.規約で定めた場合にのみ共用部分になる規約共用部分
例えば、この部分は専用部分の要件を満たしている部屋を管理室や会議室等として住民全員のために使う部分にすると規約で定めた場合、規約共用部分に該当することになります。
3.専用共有部分
各専用部分に付随しているバルコニーをイメージするといいでしょう。通常の生活をしている間は、その部屋の人しかバルコニーは使えません。しかし火災等の災害が起こった場合、バルコニーを区切っている壁の一部を壊して移動し、避難はしごを使って下へ逃げられるように設計されていますので、災害時には誰でも使えることになっているのです。
3.マンション管理組合に相談できることってどんなこと?
マンションの管理組合にはどんな相談ができるのでしょう?管理組合にはいろいろな役割がありますが、財産である建物の物理的な管理と住人の自治に大別できます。
物理的な管理
長期的な修繕計画に基づく修繕を実行していくことと、日常的に発生する損傷に対して修繕の手配をすることが挙げられます。
地震等で大規模に損壊した場合は、区分所有者の意思を反映した修繕を行う必要もありますが、通常の場合は共有部分の修繕に関する相談は管理組合に持ち込めばいいでしょう。
また、規約に書かれているとはいえ、自分の専用部分をリフォームする場合、やっていいのかどうか許可がいるかどうかに関する相談も、管理組合にすることをおすすめします。

マンションの自治に関することも管理組合が相談窓口になるでしょう。
規約に抵触するような暮らし方をしている人に対処する場合、管理組合に対応してもらう方法があります。
管理組合は、住民を代表して規約違反者に対する行為の停止や退去等の要求ができる権利があります。もちろん、日常のお隣さんとのいさかいについては自力で対処するべきですが、規約がらみのことについては管理組合を活用して解決するのがいいでしょう。
4.マンションの価値の維持にも役立つ管理組合
マンションの価値は立地や設備等によって決まる部分が大きいですが、その管理状況も大きく影響します。
計画的な修繕がなされているか、住民がルール作りやルールを守ることに対する関心が高く、一定のモラルが守られているかといった点もマンションの資産価値に影響があるのです。これらについては、マンションの管理組合がしっかり機能しているかどうかで決まると言っても過言ではないでしょう。
新築マンションを購入する場合はもちろん、中古住宅を購入する場合は管理組合が機能しているかどうかも判断して購入を決めると、普段の生活はもちろんリフォームなどの際にスムーズに事が運びます。
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