【簡単】キッチン排水口のお掃除方法ならコレ!ドロドロ汚れを落としてキレイに保つ方法や原因も解説
2022年05月24日更新
水回りはお家の中でも汚れやすい場所です。その中でもキッチンの排水口は毎日使うため、汚れがたまりやすく、定期的に掃除を行わないとヌメりやカビが発生して最悪の場合は詰まってしまいます。
ここでは、そんな面倒な排水口を簡単に掃除する方法や、普段からのキレイに保つコツ、詰まってしまった場合の解決方法などを紹介していきます。
リフォームの疑問・お困り事は
電話で
無料相談
1.排水口の汚れの種類と原因
キッチンの排水口は様々なことが原因で汚れが溜まります。特にあげられるのが、「水垢」、「油汚れ・食べかす」、またこれらを放置することで「雑菌」が発生し、ヌメりや悪臭の原因になります。
どれも日常的にキッチンを使っているとどうしても発生するものです。
水垢
水垢とは、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が固まったものです。水は蒸発してなくなりますが、含まれているミネラル分が残り、蓄積することによって白い汚れとなります。
ベトベトする汚れではありませんが、こちらもこまめに掃除をする必要があります。
油汚れ・食べかす
食事で使用した食器や、調理器具を洗うことで排水口に溜まります。特に油は水切りネットをすり抜ける場合が多く、排水口への侵入を防ぐことは難しいです。
例えば、牛脂やラード、バターなどの動物性の脂は加熱しているうちは液体ですが、温度が下がるとぬめりのある固体になってしまいます。
固体に戻った脂が排水口の水切りネット、ゴミ受けにへばりつくことで頑固なヌメりに変化します。
雑菌
油汚れ・食べかすや調理の際に出た生ゴミを排水口に流すことで雑菌が繁殖し、ヘドロのようなヌメりに変化させます。放っておくと悪臭のもとにもなります
特に暖かい時期は雑菌が繁殖しやすくなりますので、まめに掃除をするようにしましょう。
目次に戻る
2.排水口掃除の手順
■ 使用後、毎回簡単に掃除する場合
準備するもの
・ シンク掃除用のスポンジ
・ 台所用の中性洗剤
掃除の手順
1.ゴミ受けにたまった生ゴミを捨てる。
2.排水口のフタやゴミ受けを台所用洗剤をつけたスポンジで洗い、水で流す。
■ より徹底的に排水口掃除をする場合
準備するもの
・ 台所用の中性洗剤/重曹
・ クエン酸(ない場合はお酢)
・ スポンジ
・ 歯ブラシ
・ ゴム手袋
排水口掃除の手順
※ヌメりなど直接触れると手が汚れてしまうので、ゴム手袋をして作業を行いましょう。
1.排水口のパーツを分解する
排水口を「カバー(フタ)」と「ゴミ受け」に分解します。
2.洗剤で清掃
外した部品を台所用の洗剤を使って洗います。
フタはスポンジを使って汚れを擦り落とし、
ゴミ受けは全体をスポンジ、細かい目の詰まりは歯ブラシで掃除しましょう。
3.重曹とクエン酸(お酢)を使ってヌメりを取る
洗浄したゴミかごをもとに戻し、重曹をふりかけます。
排水口の大きさによって量は変わりますがゴミ受けの底が見えないぐらいまでたっぷり重曹をかけましょう。
その後、クエン酸(お酢)を重曹が泡立つまで注ぎます。
そのまま30分程度放置してから、40℃くらいのお湯でキレイに洗い流しましょう。
目次に戻る
3.詰まって水が流れない場合の対処法
軽い詰まりなら雑巾とお湯で解消可能
万が一、詰まってしまった場合でも業者に頼まなくても自分でできる対処法がいくつかあります。
一番手っ取り早いのは、雑巾とお湯を使った方法です。
まず、排水口のワントラップを外してむき出しになった排水管の中に雑巾を隙間なく詰めて蓋をします。
このときに、後々引っ張れるように雑巾の端を排水溝の外まで出しておくことがポイントです。
雑巾をすべて排水管に詰め込んでしまうと引っ張れなくなってしまうので注意してください。
その後、シンクの6~8割程度までお湯を溜めたら、雑巾を引っ張って一気にお湯を流し込みます。
これで詰まっていた汚れや油を洗い流すことができます。この方法は、初期の詰まりにのみ効果的です。
完全に詰まっている状態では、詰まりが悪化したりシンクから水が溢れ出たりする危険があり逆効果となるので避けましょう。
完璧に詰まってしまったならペットボトルで
水が少しも流れないほど完全に詰まってしまっている場合はペットボトルで解消する方法があります。
まず、ワントラップを外して排水管をむき出しにしたら排水管の口とペットボトルの口をあわせます。
この時隙間ができないようにぴったりとくっつけるのがポイントです。 その後、ペットボトルを何度かへこませて排水管に空気を送り込むだけです。
この方法は、ペットボトルで送り込んだ空気で配管の水圧を上げて詰まりを解消するのが目的です。
真空式パイプクリーナーやワイヤーブラシも有効
真空式パイプクリーナーは、パイプクリーナーのカップを排水管に押し当てハンドルを押すだけで水圧を上昇させることができます。水圧上昇後、ハンドルを引けば一気に水が引き上げられるので詰まり解消に効果的です。
ワイヤーブラシは、片方がらせん状のヘッドになっていて、はじめにヘッド部分を排水管に入れて詰まっている部分まで差し込んでいきます。差し込めなくなったところが詰まっている部分なので、そこでハンドルを回すと回転しヘッドが詰まりの汚れを根こそぎ落とします。
もう片方のブラシは排水管にこびりついた汚れを落とすものです。ワイヤーブラシはストレートタイプとクランクタイプがあります。どちらもホームセンターやネットで手軽に購入できるので、詰まってしまったときのために用意しておくといいかもしれません。
流すだけの液体パイプクリーナー
なるべく手間をかけずに詰まりを解消したいのであれば液体・粉末パイプクリーナーがオススメです。
液体パイプクリーナーは高い粘度で排水パイプの中にとどまり、詰まりの原因である汚れを強力に溶かします。
流すだけで良いので始めてパイプクリーナーを使う方は液体タイプが良いでしょう。
粉末タイプは排水口にふりかけた後に水を注ぎ入れることで泡を発生させ汚れを落とします。
粉末タイプのクリーナーは洗浄力が強いため、液体パイプクリーナーを使っても解消されないようなひどい詰まりに使用されます。
どちらのタイプのパイプクリーナーも強力に汚れを落としますがその分含まれている成分も強力なので使用する際は
・換気を徹底する
・直接肌に触れないようにする
・他の液体の混ぜない
といった注意事項をしっかりと守りましょう。
目次に戻る
4.排水口をきれいに保つ方法
せっかく気合を入れて排水口をキレイに掃除したのにすぐに汚れてしまってはショックですよね。普通に使うと汚れやすい排水口ですが少し気をつけるだけで汚れや菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
ここではキッチンを清潔に保つためのテクニックをいくつかご紹介します。
三角コーナーは常に清潔を保とう
調理中に出た生ゴミなどを捨てることが出来る三角コーナー。
きちんと毎回掃除していますか?
生ゴミを放置しておくと雑菌が繁殖し、ヌメリが生まれる原因になります。
それを防ぐためにもゴミはしっかり捨てて、週に2~3回は重曹を使ってキレイに洗いましょう。
掃除するのが面倒!という方は使い捨てタイプのゴミ袋を使いましょう。
ランニングコストが発生しますが生ゴミに触れること無くキッチンを清潔に保つことが出来ます。
仕上げはお湯をつかって洗い流そう
キッチンを使用したら最後は水でなくお湯をつかって洗い流しましょう。
この時に50℃以上の熱湯を流さないように注意します。
一般的にキッチンの排水管には塩化ビニル樹脂が使われているのですが、この樹脂は60~70℃以上の温度で変形する可能性があります。
50度前後の熱めのお湯を流すことで
・油汚れが固まるのを防ぐ
・殺菌作用
・殺虫作用
などを期待することが出来ます。
アルミホイルには抗菌作用がある
アルミホイルを使えば、一度きれいにした排水溝に汚れが付くのを防げます。
アルミホイルは水で化学反応が起きたときに金属イオンを発生させますが、この金属イオンがヌメリや汚れの原因となるカビ、雑菌を排除して清潔な状態を保つ効果が期待できます。
アルミホイルを排水溝に丸めて入れておけば約1カ月はヌメリの発生を防げます。
排水溝に入れるアルミホイルは、面積を増やして効果をアップするためにふんわり丸めるのがコツです。
ビー玉くらいの大きさのものを3個程度が適量となります。
カビや雑菌は金属イオンそのものを嫌う性質があるため、ヌメリ、汚れだけではなく臭いまで防ぐことが可能です。アルミホイルを使って排水口を掃除すれば、汚れをより付きにくくすることもできます。
用意するものは、アルミホイルと割り箸、輪ゴムです。
割り箸の半分程度にアルミホイルを二重にまきつけ輪ゴムで固定します。その後、排水口の汚れやヌメリが気になる部分を直接擦っていきます。アルミホイルでヌメリを取り除いた後に、アルミホイルを排水口に入れておけば長い期間カビや雑菌の発生を防ぐことが可能です。
排水口の掃除の手間を省くためにアルミホイルで清潔な状態を保ちましょう。
目次に戻る
5.(参考)排水口と排水溝はどう違う?
"排水口"と"排水溝"。どちらも読み方は「はいすいこう」ですが、別のものを指します。
ただし、インターネット上などで排水口を指して排水溝と記述していることも多く見受けられますので、文脈からどちらを指しているかを判断する必要がある場合もあります。
排水口
こちらの記事で紹介しているのは「排水口」です。
キッチンやお風呂などの水回りの排水が流れる穴のことをいいます。
排水溝
道端でよく見かける、家の外にある排水用のドブの溝のことです。
6.まとめ
排水口は日々の汚れが蓄積することで詰まる原因となります。詰まらないようにこまめな掃除を心がけましょう。詰まりの主な原因は油汚れによるものなので、フライパンに付いた油は洗う前にキッチンペーパーなので拭き取ってから洗うと詰まりを予防することができます。
排水口をきれいにするには重曹とクエン酸を常備しておくと良いでしょう。重曹とクエン酸は排水口の詰まりを予防するだけではなく、キッチンまわりをはじめ風呂、リビングなどあらゆる箇所に使用可能です。
重曹とクエン酸を使って家全体を清潔に保ちましょう。
排水口の掃除はこまめに行なったほうがいいのはわかっているけどなかなかに面倒ですよね。そんな声に答えるように最新のキッチンではお掃除を楽にする機能が多く搭載されています。特にリクシルのくるりん排水口などは渦の力で排水口をキレイに保ちます。
最新のキッチンではお手入れなど、使う人のことを考えた機能が多数そなわっています。お掃除を楽にするために、キッチンの交換を検討してみることも一つの手段です。
リノコのキッチンリフォームのページも是非参考にご覧ください。
キッチンのリフォームについてはこちら
目次に戻る
電話で
無料相談
- 関連ページ
キッチンリフォームの人気記事
キッチンリフォームの関連記事
リフォームに関することなら
お気軽にご相談ください
お電話でのご相談・見積り依頼はこちら 0120-929-609 10:00 ~ 21:00(土日祝も営業)