冬のお風呂が寒すぎる!浴室暖房やヒーターを取り付ける時に考えておきたいこと
2022年01月14日更新
冬の浴室は寒く、入浴が億劫になってしまう人も多いのではないでしょうか。このような悩みを解決するため、浴室暖房を設置する人が増えています。しかし、浴室暖房にはデメリットもあるため、設置する前によくよく考えなければなりません。浴室暖房には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。また、浴室暖房を使わずにできる防寒対策には、どのようなものがあるのでしょうか。浴室暖房の取り付けを検討している人に向けて、解説していきます。
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- 目次
1.浴室暖房は電気代がかさむ?気になる光熱費。
浴室暖房にかかる電気代
浴室暖房は電気代が多くかかってしまうため、巨大なドライヤーを使っているようなものだと言われています。メーカーにもよりますが、浴室暖房を毎日1時間使った場合、ひと月あたり1,000〜1,500円くらいの電気代がかかります。寒い季節にはありがたい機能ですが、高額な電気代がかかるのを気にして、使用するのを躊躇する人が多いかもしれません。
リフォームすれば節約できる?
浴室をリフォームして暖房やヒーターを取り付けると、電気代を節約することはなかなか難しいでしょう。リフォームをしながら電気代を節約する方法を一つ挙げるとするなら、エコモードが付いた浴室暖房を選ぶことです。エコモードのときは消費電力を抑えてくれるため、少しは節約になると言えます。
2.ヒーター以外の対処法!手軽にできる浴室の防寒対策
浴槽に熱めのお湯を入れる
人は、湿度が高いほど暖かいと感じる性質があります。浴槽に熱いお湯を入れると蒸気がたくさん出るため、湿度を高くすることができます。お湯を入れるときは蛇口ではなく、シャワーから入れるのがおすすめです。その際、できるだけ高い位置にシャワーを設置し、お湯を注ぐようにしてください。
ただ、そうすると、お湯が空気に触れる時間が長いことから、温度が下がってしまうことが考えられます。そのため、シャワーでお湯を溜めるときは、いつもより1°Cくらい高い温度に設定しておくと、ちょうどいいでしょう。
また、浴槽のフタは入浴前から開けておき、お風呂のドアは閉めておきましょう。こうすることでお風呂場全体が蒸気で覆われ、入浴する頃には暖かくなっているはずです。
浴室の床にマットを使う
浴室の床が冷たいことも、寒さを感じる原因の一つです。タイルの床だと、冬場はひんやりと冷たくなっります。あらかじめ床にお湯を撒いておくといいのですが、うっかり忘れてそのまま入浴してしまったり、毎回お湯を撒くのが面倒だと感じる人も多いでしょう。
そのような場合には、浴室の床にマットを敷くのがおすすめです。ホームセンターにはお風呂専用マットも置いてあるので、それを敷くといいでしょう。もっと安く済ませたい場合は、100円ショップで売られている、ジョイント式のクッションマットでも代用可能です。
またマットではなく、すのこを敷いてもいいでしょう。木は冷たさをあまり感じさせないので、浴室の防寒にはうってつけです。ただカビが生えやすい素材なので、入浴後は立てたり、定期的にお手入れをしたりする必要はあります。
防寒対策だけではなく、お風呂でくつろげるようにしたいという人には、畳のマットがおすすめです。
通常、畳は水に濡れると傷みやすいと言われています。しかし最近では、お風呂専用の畳マットが販売されています。お風呂専用の畳マットは、ポリプロピレンを使用しているので水に強く、カビが生えにくい作りになっています。消臭・抗菌作用もあるので、長く使うことができるでしょう。
もっと本格的な対策をしたい場合は、床シートでDIYするのがおすすめです。床シートは防寒対策をできるだけではなく、カラーバリエーションが豊富なので、浴室のイメージを変えることもできます。
断熱シートを窓に張る
浴室が冷える最大の原因は、窓です。浴室に限らず、冷たい空気の多くは窓から侵入しています。二重窓にすれば大部分の冷気をシャットアウトすることが可能ですが、それには多大な費用がかかります。そこでおすすめなのが、断熱シートです。
断熱シートは、ホームセンターで売っています。お金をかけたくない場合は、プチプチを窓に貼るといいでしょう。もっと手軽に対策したい場合は、窓枠に突っ張り棒を取り付け、シャワーカーテンをかけるだけでもだいぶ感じ方が違います。
3.環境次第では使ったほうがいい?気温の差は身体の負担になることも
ヒートショックに気を付けよう
ヒートショックとは、激しい温度変化によって血圧が急激に上昇したり、下降したりする現象のことを言います。日本ではリビングと浴室の気温差が10°C以上になることは決して珍しくないため、ヒートショックで亡くなる人が毎年たくさんいます。
ヒートショックになりやすい人は、65歳以上の高齢者・高血圧や糖尿病などの病気がある人・呼吸器官に問題がある人・不整脈がある人・肥満気味の人などが挙げられます。また、お酒を飲んでから入浴すると、ヒートショックになりやすいと言われています。
ヒートショックを防ぐのに最も有効な方法は、脱衣所や浴室を事前に暖めておくことです。ですので、ヒートショックになりやすい人の特徴に該当する人は、浴室暖房の使用を我慢しないほうがいいでしょう。また、入浴の前後には、コップ1杯分の水を飲むといいでしょう。
入浴時には、いきなりお湯に入らないということを守ってください。まず手や足など、末端にお湯をかけて徐々に暖めていきます。お湯に浸かるときは、肩まで一気に浸かると心臓に負担がかかり、ヒートショックを起こしやすくなるため、ゆっくりと徐々に身体を沈めていくようにしましょう。あまり長湯はせず、少し汗ばむ程度にしておくことも大切です。
お湯から出るときはいきなり立ち上がるのではなく、ゆっくりと立ち上がって下さい。また、お年寄りもしくは持病のある家族が入浴するときには、外から声をかけることを心がけましょう。
寒い地域ほど気温の差が激しくなる
寒い地域ほど、暖かい部屋と寒い部屋の気温差が激しいです。暖かい沖縄は、ヒートショックの発生件数が日本で最も少ない県だと言われています。しかしながら、2番目にヒートショックの発生件数が少ないのは、北海道です。北海道の人々は寒さが命を左右することをよく知っているため、家の中を暖めることをとても大切にしているのでしょう。
ですので、特に注意しなければならないのは、本州や九州にある寒い地域ということになります。寒い地域の人は、浴室暖房を使用したほうがいいかもしれません。
4.金銭面と健康面の両面を考えて検討しよう
はたして、浴室暖房を設置する必要はあるのでしょうか。結論から言うと、金銭面と健康面の両面から検討しなければなりません。浴室暖房やヒーターを取り付けるリフォームに、高額な費用がかかるのはもちろんですが、その後も使うたびに高い電気代が発生することになります。
リビングや寝室の暖房代だけでも頭を悩ませているのに、浴室の暖房代までかかるとなると、かなり大きな負担になるでしょう。しかし、電気代を惜しんだばかりにヒートショックで亡くなってしまっては、元も子もありません。若くて健康な人の一人暮らしであれば、ヒートショックの心配はあまりありませんが、家族にお年寄りや持病のある人がいる場合、ヒートショックが起こる可能性は高いです。
浴室暖房の設置を迷っている人は、家族にヒートショックを起こす可能性のある人がいるのかどうか、経済的な余裕はどのくらいあるのかという観点から、よく考えてみましょう。
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