給湯器のトラブルNO.1「水漏れ」:原因と対処法まとめ
2022年01月25日更新
給湯器の故障トラブルとしてもっとも多いのは水漏れです。単なる水漏れだからといって修理などを先送りにすると、状況によっては危険な状態に陥る可能性もあります。給湯器の水漏れは一酸化炭素中毒などを引き起こす可能性や、周囲の電気系統に水がかかることでショートを起こす危険性などがあるため、軽く考えずに水漏れに気付いたらすぐに原因を突き止め、修理をするようにしましょう。そこで、ここでは給湯器に多い水漏れの原因とその対処法を紹介します。
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1.水漏れの原因は?
給湯器の水漏れを起こす原因として考えられる代表的なものを4つ紹介します。
【1】劣化
日々の生活の中で頻繁に使う給湯器は時の経過とともに次第に劣化していきます。この経年劣化は給湯器のなかでもゴムパッキンなどの部分で起こりやすいといわれています。内部の部品が劣化したことによって水漏れが起こっている場合には、部品交換をしない限り水漏れは改善されません。
また、一般的に経年劣化が原因で起こる水漏れは目安として少なくとも5年以上使い続けた場合に起こるとされています。このため、給湯器を新しくしてから比較的早い段階で水漏れがあるようであれば経年劣化とは別の原因を疑ったほうがいいでしょう。
【2】整備不良
購入してから間もない給湯器から水漏れがする。もしくは変え買えたばかりなのに水漏れがするという場合には整備不良を疑いましょう。整備不良とは、給湯器を取り付ける際に施工が甘く不備がある状態のことをいいます。本来であればあってはならないことですが、給湯器の取り付け工事ではよく見られるトラブルのようです。
整備不良が原因で水漏れを起こしている場合には取り付け工事を担当した施工業者やメーカーに連絡をすることによって無料で修理をしてもらうことができます。このことを知らずに、別の修理会社に依頼して修理代を無駄にしてしまうことのないように注意しましょう。
【3】長期間の不使用
旅行や出張などで長期間給湯器を使用していなかったという場合にも水漏れが起こることがあります。長期間給湯器を使わないでいると、内部の圧力が下がり、水抜き栓から水が出てきます。万が一、久しぶりに動かした給湯器から水漏れがするという場合には、一度お湯を出してみましょう。
このときに水抜き栓からの水の排出が一時的で、正常にお湯が出るという場合にはそのまま使用して大丈夫です。
一方、頻繁に水が出てきて改善する見込みがない場合には専門の業者に依頼をするようにしましょう。ちなみに、寒い地域の場合には給湯器内部が凍り付くことで膨張し、部品や接続部分が破損することもあります。
【4】水抜き栓から出ているだけ
水抜き栓は給湯器内部の圧力が高くなったとき、減圧をするために水を排出します。もし、水抜き栓から水が出ているだけなのであれば、それは水漏れや故障ではありません。一時的なものですので、すぐに正常に使えるようになります。このため、給湯器の水漏れは水抜き栓以外から水が出てくる状態のみを問題視すればいいということになります。
2.水漏れの放置は厳禁!一酸化炭素中毒の危険性
冒頭でもお伝えしたように、給湯器の水漏れをそのまま放置しておくと一酸化炭素中毒などの恐れがあります。命に係わることですので、水漏れを確認した場合にはなんらかの早急な対策が求められます。
なぜ一酸化炭素が出るの?
一酸化炭素はガスが不完全燃焼をすることにより発生します。不完全燃焼は換気がされない室内などで起こるというイメージがありますが、実は水漏れが原因で一酸化炭素中毒が起きる可能性もあります。これは、給湯器のバーナーに継続的な水漏れの水がかかることによって発生するものです。バーナーに水がかかることで給湯バーナーが不完全燃焼を起こし一酸化炭素を発生させます。
すぐ対処できない場合はどうすべき?
一酸化炭素は密閉した室内に充満することで、一酸化炭素中毒などの症状を引き起こします。一酸化炭素という物質は血中のヘモグロビンと結びつきやすく、その結びつきの強さは酸素の数百倍ともいわれています。
これにより、空気中に一酸化炭素が充満しだすと、次第に血中には一酸化炭素が増えていき、逆に酸素濃度が低下してきます。これによって体中に酸素が足りなくなり、最悪の場合、死に至ります。一酸化炭素中毒はサイレントキラーの異名を取るほど自覚症状がなく、気付かないうちに一酸化炭素中毒に陥っているというケースも少なくありません。
そのため、給湯器の水漏れを発見したらできるだけ早く何らかの対処をすべきです。可能なのであれば水漏れを発見したらすぐに原因を究明して修理をすべきですが、今すぐに対処することができないという場合には給湯器の使用を今すぐ中止しましょう。給湯器のコンセントを抜き、給水バルブなどを閉めてください。
この間、給湯器の使用をすることはできませんが、水漏れを止めることができればとりあえず一酸化炭素中毒のリスクをなくすことはできます。
3.専門業者に依頼して修理してもらおう
給湯機の水漏れ修理は部品の交換などが伴わない限りは自分で行うことができますし、修理を頼むと1万円近い修理代がかかることから、どうにかして自分で修理する方法はないか?と考える人も多いですが、給湯器の修理は危険を伴うため、必ず専門業者に連絡するようにしましょう。
専門業者ならすぐに直る
集合住宅の場合には管理会社や大家さんにまず連絡を入れることで、給湯器の取り付けを行った業者を紹介してもらうことができます。
一方、一軒家の場合には自身で購入した給湯器メーカーに連絡を入れて修理の依頼をするようにしましょう。その給湯器を製造・管理している専門の業者に依頼すれば水漏れはすぐに直ります。自分であれこれ試行錯誤して時間を無駄にしてしまうくらいであれば専門業者に依頼してしまったほうが早いでしょう。また、自己判断で不適切な修理をしてしまうと他のトラブルを引き起こす原因にもなりかねませんので注意したいところです。
原因を突き止めてくれる
給湯器の修理を業者に依頼すると、資格を持った専門スタッフが家に来てくれます。水漏れが発生している給湯器を見て、まず原因を突き止めてくれますので、その原因によって修理を行うかどうかの判断をするようにしましょう。
直せない場合の対処も的確
専門業者に給湯器を見てもらった結果、修理をすることができないという可能性もあります。例えば、経年劣化による部品破損が原因であるため、部品の交換が必要ではあるものの、給湯器の型番が古すぎてその部品自体がもうないという場合には修理を行うことができません。
この場合は新しい給湯器を購入するか、もしくは細かい部品ではなく、大きなパーツ事交換するかなどの選択肢がありますが、コストパフォーマンスなどの点からも専門業者に相談することでベストな選択を提案してくれます。こういった理由からも自己判断ではなく必ず専門業者に相談をしたほうが賢いといえるでしょう。
4.まとめ:水漏れしたら冷静に対処しよう
給湯器の水漏れは死に至る一酸化炭素中毒の危険性があるなどといわれると、水漏れを確認した場合にはどうしても焦ってしまいます。しかし、水漏れをしていたとしても、水漏れの発生からすぐに一酸化炭素中毒などになるわけではありません。あくまでも長い期間水漏れを放置して使っていた場合に起こる可能性があるものですので、水漏れを確認した場合には冷静に対処するようにしましょう。
もし給湯器の設置から数年以上経っている場合は寿命によって各部品が故障してしまっている可能性があります。
その場合は思い切ってリフォームするのがよいでしょう。
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