キッチンが快適に!知っておくと便利なカップボード(棚)の特徴
2022年01月14日更新
キッチンのリフォームを考える際に悩みがちなのがカップボード。キッチンの中で使用頻度がとても高く重要ですが、組み合わせの選択肢が多く自由度が高いため、自分にはどんなものが合っているのかわからなくなってしまうことが多いようです。カップボードの種類や特徴を知っておけば、快適なキッチンを造るための大きなヒントとなるでしょう。キッチンがより便利になるカップボード内の収納術についても紹介します。
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1.カップボードってどこの場所のこと?
一般的にカップボードとは食器棚のことを指し、キッチンボードと呼ばれることもあります。カップボードは食器やカップ、キッチン用品などの収納場所となり、家庭には欠かせないものです。
カップボードが生まれたのは中世ヨーロッパ。当初は本棚のような形で食品を置くためのものでしたが、時代とともに変化してきました。最近ではシステムキッチンに組み込まれているものや、色やデザインなどの見た目を揃えたものが多くなっています。
カップボードはリビングなどで使用する棚とは違い、キッチンで使用されることを前提としています。そのため、炊飯器の蒸気を考慮したスペースがあったり、皿立てがあらかじめついていたり、カラトリーを収納するための細かな仕切りが付いていたりとキッチンで必要な機能に特化しています。
2.カップボードを選ぶ時の注意点
メリット・デメリット
カップボードには壁や床に固定された作り付け型と、床に置く据え置き型があります。使用する人の生活スタイルや目的によって、それぞれにメリット・デメリットがあります。
作り付け型
固定されたカップボード
作り付け型のメリットは「壁や天井との隙間がなく見た目が美しい」、「固定されているため地震の際にも倒れず耐震性に優れている」、「収納ユニットを組み合わせることができるのでスペースを有効的に使うことができる」などがあげられます。
デメリットとしては据え置き型よりも比較的値段が高いということや、設置するための工事が必要になること、引っ越しが多い人には向かないということがあります。
据え置き型
据え置き型カップボード
据え置き型のメリットは、「設置が簡単である」、「転居の際にも持って行くことが可能」、「価格が安い」ということがあげられます。
デメリットとしては、地震の際に倒れる恐れがあることや、選択肢の少なさなどがあります。どちらのカップボードのデメリットも、使用する人によってはデメリットとならない場合もあります。
例えば、新居の工事に伴って造り付け型を導入する場合は工事が必要でも生活に影響はありませんし、耐震補強のつっぱり棒などが見えても良い、万が一倒れても反対側に支えとなるものを置く予定がある場合などは、据え置き型の耐震性の弱さは気にならないはずです。
自分の目的や状況に合わせて賢く選択しましょう。
選び方のポイント
キッチンに置く収納棚なら機能性を重視
キッチンはデザイン性もさることながら、機能性が大事です。
食器などの小物類が多いので収納力がないと困りますし、炊飯器や電子レンジなどの家電製品を置けるスペースも必要です。
ダイニングに置く収納棚なら雰囲気を重視する
一方、ダイニングに収納棚を置く場合はインテリアの一部分になるため、部屋の雰囲気に合うものを選ぶのがよいでしょう。
あまりに無機質な棚や、部屋のインテリアから浮いてしまうような棚は避けたほうが無難です。
ほかの家具や部屋全体との統一性を考えることが大事です。収納棚はとても大きな家具なため、ほかの家具と合わないと目立ちます。すでにある家具とデザインの相性がよいものを探しましょう。
棚に何をどれだけ収納したいかで選ぶ
収納したい量からサイズや形を決めれば、選択肢を絞りやすくなります。食器類がたくさんある人は、買ったあとで入りきらなかったということもありえます。入れる量から棚を選ぶようにすれば安心です。重いものをのせるなら、棚板が厚いものを選びましょう。調理家電は何度も置き場所を移動させるものではありません。長い間同じ場所に置き続けるもののため、重量に耐えられるような棚を最初から選択しましょう。
出し入れが楽にできる棚にする
キッチンやダイニングに置く収納棚は、使用頻度が高い家具になります。頻繁に食器類を出し入れするので、使いやすさを確かめるために実際に開け閉めをしてから購入するようにしましょう
3.たくさん収納するための収納術
カップボード内に収納するスペースはたくさんあるはずなのに、食器やキッチン用品が溢れ返っているという人は多いでしょう。お皿やカップなどはなるべく形を揃えることで収納効率が飛躍的に上がります。特にお皿の収納は重ねることが基本となるので、同じ種類でまとめると良いでしょう。
バラバラのものが多い場合は、100均などでも購入できるプラスチックボックスを使うことがおすすめです。サイズが違うものは重ねにくいですが、ボックスに入れればまとまりやすくなります。また、ファイルスタンドやブックスタンドなどの文房具コーナーにあるものも大いに役立ちます。
大きなお皿はよく使うのに、上にお皿をどんどん重ねてしまい取り出しにくい状態になりがちです。ファイルスタンドを使って立てて収納することでスペースを有効的に使うことができます。お皿だけではなくフライパンや鍋なども入れることができるので、コンロ、シンク下に入りきらないものをカップボードに入れているという人は実践してみましょう。
4.収納場所の中をスッキリ整理するための収納術
使用頻度に合わせて収納場所を決める
カップボード内は、重いものは下の段に、軽いものは上の段にしまっていくことが基本となりますが、使用頻度によっても分けて収納しましょう。
一番上の、台に乗らないと手が届かないところには年に一度程度しか使わない行楽用品やシーズンではないもの、二番目には来客用のティーセットなどと分けていくことで、一目で何がどこにあるのかがわかりやすくなります。一目見た時に、何がどこにあるかがわかりやすい状態とは、見た目にもスッキリと美しい状態です。
カップボードによくある擦りガラスは、中身が見えにくいと安心してしまいがちですが、実は普通のガラスよりもかえって目線を集めやすいものです。特に色味のはっきりとしたものは目立つため、あえて見せる収納として同じ色同士で集めておくのも良いでしょう。隠す収納と見せる収納を使い分けることで、インテリアとしても素敵なものになります。カップボードはそのものが収納目的で作られていますから、特別難しいことをしなくてもちょっとした工夫で簡単に収納上手になることができますよ。
同じものや同じ大きさでまとめて収納すること
たとえば、収納ボックスをいくつか置くなら、同じサイズで同じ色のもので揃えたほうが、統一感があるので片づいて見えます。特に、色合いは多色使いにしてしまうと、ごちゃごちゃと落ち着かない印象になるので注意しましょう。
食器の色を統一する
きれいなキッチンにするのに役立ちます。食器はサイズや形がまちまちなので、色が違うだけで雑然とした雰囲気になってしまいます。たとえば、食器をすべて白に揃えれば、いろいろなタイプの食器をまとめて置いても、すっきり整理されているように見えるでしょう。
食器を詰め込みすぎない
食器類の総量そのものを減らすことがポイントになります。キッチンボードなどにしまいきれないほど食器の数が増えてしまったら、収納を増やすのではなく、食器の処分を考えることが先決です。
見せる収納、隠す収納の使い分けをする
美しい収納にするコツです。すべてしまい込んでしまうと、使いにくくなるものも出てきます。出しておくべきものは見せる収納を意識して、美しく並べるようにしましょう。
5.綺麗なキッチンを目指そう!
キッチンボードは、食器などキッチンまわりのものをたっぷり美しく収納することができます。機能性に優れており、使いやすいように工夫されています。
キッチンボードを使えば、スペースをあまりとれないマンションなどでも快適なキッチンが手に入ります。リビングからキッチンが丸見えの間取りでも、おしゃれに収納できるキッチンボードがあればキッチンをいつもきれいに片づけておけるでしょう。
キッチンボード以外にも、キッチン用の収納棚にはいろいろな種類のものがあります。どの収納を使う場合でも、ポイントは機能性とインテリア性です。収納力があって使い勝手がよく、さらに部屋のなかで他の家具などと雰囲気が合うものを選ぶようにしましょう。そうすれば、快適に使うことができますし、おしゃれなキッチンにすることができます。
収納棚やキッチンボードを上手に使って、すっきりとまとまったキッチン、見映えのいいキッチンを目指していきましょう。
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