キッチンの窓は機能・デザインの両面から選ぶ!
2022年01月13日更新
新築物件やリフォームでキッチンのデザインを考える際に悩むのが窓です。家によってキッチンに窓があるところとないところがありますが、キッチンの窓は一体どんな役割を果たしているのでしょうか。キッチンにある窓の役割やその必要性を知ることで、リフォーム時だけでなくその後の有効活用という意味でもその知識は役に立つはずです。そこで、ここではキッチンに窓がある理由や窓を付けることで得られるメリットなどを見ていくことにしましょう。
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1.キッチンの窓はどんな役割を果たしているの?
キッチンに備え付けられている窓はそもそもなんのためにあるのでしょうか。キッチンの窓の役割を知ることで、その必要性が分かってきます。ここでは代表的な3つの役割について紹介します。
日光を入れるため
キッチンにある窓の役割としてもっとも一般的にいわれているのが、日光を取り入れるためというものです。リビングやダイニングなどと独立したキッチンの場合にはどうしても暗い雰囲気になってしまいます。夜であれば電気だけの明かりでも仕方ありませんが、昼間であればできる限り外の明かりを取り込んだほうが自然な明るさになりますし、節電という意味でもメリットは大きいでしょう。
また、キッチンは料理をするところですので料理や食材の見栄えを良くするという意味でも、外からの明かりを多く取り込んだほうがいいです。一部では太陽の明かりをキッチンに多く取り込んでしまうと、香辛料などの調味料が日光で痛んでしまうという意見もありますが、これは収納場所などを考えることによって解決することができます。
日差しが強い場合のことを考えれば、キッチンに開閉式のブラインドを取り付けて、キッチンを使う時以外はブラインドを下げるなどの工夫をしてもいいかもしれません。
換気のため
実際の機能としてもっとも大きな役割を占めているのは換気でしょう。料理をするキッチンではどうしても色々なにおいがこもりがちです。当然キッチンには換気扇がついてはいますが、換気扇では取り去ることのできない魚の生臭いにおいなども、外の空気を取り入れることで取り去ることが可能です。
基本的な考え方として、入ってくる空気がないと出ていく空気も生まれません。そのため、換気扇を使っていたとしても通常は窓を開けるのが正解です。また、火を扱うキッチンでは熱がこもりやすくなります。これも換気扇を使うことで熱を逃がすことはできるものの、窓から外の空気を取り入れることによってさらに効果的な喚起をすることができます。
特に夏場は要注意で、キッチンが独立している場合にはクーラーなどの冷気はなかなかキッチンまで届きません。このような状態で長時間、キッチンに立っていると熱中症のリスクが高まります。キッチンに窓があれば外の風を取り込むことができてそれだけで熱中症のリスクを下げることができるのです。
見映えのため
3つめの理由は見映えです。言い方を変えればキッチン全体のデザインということになります。キッチン全体を見たときに、窓がないとどうしても狭い印象を受けます。実際の広さは変わらなかったとしても窓があって外が見えるだけでかなり狭い印象は改善されます。どんな家でもできる限りキッチンは広々としていた方がいいですし、ある程度外が見えたほうがモダンな印象を受けます。
もし、周りが住宅街で人の目が気になるなどの悩みを持っている場合には、窓の位置を高くすることである程度は改善します。人の目線の位置ではなく、より高い位置に窓を取り付けることで、外からは家の中が見えなくなります。
もしくはすりガラスなどを用いてもいいかもしれません。
また、これはキッチンに立つ人の好みによっても異なってくるところではありますが、一般的には開放感のある景色のいいところで料理をしたいというのが普通です。暗くて密閉された空間で料理をするよりもおいしい料理を作れそうですし、なによりもキッチンに立つのが楽しくなるはずです。
2.大きさで変わる窓の役割は?有効的な活用方法はある?
キッチンの窓にはさまざまな役割があることは分かりましたが、その窓の大きさはどのようにして決めればいいのでしょうか。実は、どのような目的を重視してその窓を付けるのかによってある程度の大きさは決まってくるのです。
小さな窓と大きな窓で役割は異なる
よくある小さな窓は空気の入れ替えが重要
小さい窓と大きな窓では目的としている役割が異なります。もちろん、小さな窓でもあるのとないのとでは開放感や明るさという面でも大きな差が出てきますが、小さな窓の基本的な役割は空気の入れ替えなどの換気です。
外からキッチンが丸見えになると困るという家庭や、収納スペースなどがあって窓を取り付けるスペースには限りがあるという家庭の場合には、外の空気を取り込む換気という目的で小さい窓を取り付けることが多いです。
大きい窓は開放感を感じられる
一方、大きな窓の場合には広々とした開放感と明るさを目的としています。大きな窓はあるだけで広々とした雰囲気になりますし、日光もたくさん差し込んできます。このようなキッチンにある大きな窓は海外で多く見られるため、洋風でオシャレなキッチンを作り上げたいという場合にはおすすめの窓になります。
ちなみに、窓の大きさと位置関係は日の当たり方と非常に深い関係があります。実際に開放感を持たせたいという理由から大きな窓を取り付けた結果、不快な西日が多く入り込んできて、結局ブラインドなどで締め切ったままになってしまったという人もいるようです。こうならないためにも、キッチンへの日の当たり方をよく検討したうえで、窓の大きさと位置関係を決めていきたいですね。
インテリアとして活かす
窓は前半で見た役割だけでなく、インテリアとしても重要な役割を担っています。窓の形や窓枠の色合いを工夫するだけでキッチンの雰囲気はがらっと変わりますので、機能的な役割だけでなく、インテリアとしてのデザイン性も重視して選ぶようにしましょう。
また、取り付けられた窓枠にいろいろな装飾や工夫をすることによってインテリアとして活用することができます。例えば、観葉植物などを窓枠においたり、貼り付けたりすることによってキッチンが一気に自然に溢れた空間になります。
このほかにも、ヴィンテージの窓枠をイメージして作り上げたり、観音開きの窓枠を取り付けたりすることによって北欧風の落ち着いたデザインにすることができます。特に近年はDIYなども流行っていますので、リフォームで取り付けた窓枠に対して、自分でいろいろな工夫を施しても面白いかもしれません。
収納棚として利用する
窓枠は工夫次第で収納棚として利用することもできます。木材を使い、窓枠に合わせた棚を作ることによって窓の前に食器などを収納することができます。キッチンは毎日使うところですので、どうしても散らかってきてしまいますし、時間の経過とともに物が増えてきてしまう傾向にあります。
そんなごちゃごちゃしやすいキッチンも窓枠を応用した収納棚を使えば、物が片付くだけでなくオシャレな見せる収納にすることができます。
全てのキッチン用品を扉付きの収納スペースに入れることで外側から全く食器などが見えない生活感のないスッキリとしたキッチンというのも人気ですが、物が多くて収納スペースが足りない場合にはあえてしまい込まずに見せる収納にすることでイタリア料理屋さんのキッチンのようなオシャレ感を演出することができます。
3.まとめ:窓を活かせればキッチンの雰囲気が大きく変わる
ここで見てきたように、窓の使い方次第でキッチンの印象はだいぶ変わってきます。後々、自分がどのようなデザインのキッチンにしていきたいのか?ということをしっかりとイメージしてリフォームを行うようにすると失敗するリスクも減らすことができるでしょう。
少しでも窓リフォームに興味が湧いたら一度窓リフォームTOPから料金や施工事例などをご覧になってください。
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