キッチンの蛇口が古くなってきた… 水栓をシャワー付きに変える方法
2022年01月12日更新
キッチンの使いやすさを大きく左右する水栓。水栓一つ変えるだけで、毎日清潔に保ちたい水回りの仕事が格段にやりやすくなります。自宅の水栓が古くなってきたら、交換のチャンスです。新しい水栓は機能的なものを選ぶことで台所仕事が便利で楽しくなるうえに、節約にもつながります。ここでは、水栓の寿命や交換のタイミング、その費用や作業時間に加え、おすすめの水栓について紹介します。現在の水栓に不満を持っていない人も、新しい水栓を試してみれば、その使いやすさに驚くことでしょう。
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1.水栓の寿命は10年程度!水漏れは交換のサイン
交換のタイミング
一般的に、水栓の寿命は10年程度と言われています。もちろん、水栓の寿命は使用頻度や使い方にも左右されますが、キッチンの水栓は家の中でも使用頻度が高いため、10年経たずに水漏れや、水を出した時の甲高い音などの不具合が出る場合もあります。
水栓の不具合には、他にも、錆が出て茶色の水が出る、鉄臭い水が出る、レバーの動きが悪い、お湯の温度調節がしづらいなど、いろいろな症状があります。こんな時は、水栓交換のサインです。また、古いタイプのシングルレバー混合水栓を使用している場合には、地震対策として水栓を交換してもいいでしょう。
阪神大震災では、レバーを下げて水を出す従来タイプの水栓から大量に水が漏れ、水道の圧力が低下するという被害がでました。そのことから、シングルレバー混合水栓は、レバーを上げると水が出るように設計されるようになりました。
しかし、未だに自宅の水栓がレバーを下げて水を出すタイプの水栓の場合には、早めに水栓を交換することで地震のときの水漏れを防止することができるでしょう。
交換にかかる費用
蛇口の交換にかかる費用は、水栓本体の値段プラス工事費用になります。工事費用は、一般的に7,000~15,000円程度です。
水栓本体を交換するのではなく、部品を交換して修理したいという場合もあると思いますが、その場合の工事費用も水栓本体を交換する場合とあまり変わらないことが多いようです。しかも、水栓の寿命は10年程度と長いため、水漏れなどの不具合が起きたときには、部品を探してもモデルチェンジや水栓製造業者の吸収合併などさまざまな理由で部品が見つからないことがあります。
そして、たとえ部品が見つかって交換できた場合でも、その時に交換しなかった他の部品もすぐに壊れて、部品交換を繰り返すことになる恐れがあります。部品交換でも新しい水栓への交換でも工賃にはあまり変わりがないため、部品交換を繰り返す費用で新しい水栓が買えたというケースもあるため、10年近くたった水栓ならば部品交換よりも水栓本体を丸ごと交換することをおすすめします。
この際ですから、新しい水栓に交換して、その使いやすさを実感してみるのもいいですね。
交換にかかる時間
水栓交換にかかる時間は1時間から長くても数時間程度です。もともとの水栓の配管が1ホールタイプで新たに2ホールタイプの水栓をつける場合や、その逆の場合など、違ったタイプの水栓をつける場合には多少時間がかかる場合がありますが、それでも普通は数時間程度の作業になります。
後々食洗機の購入を考えている場合には、分岐できるタイプの水栓を選ぶか、最初から分岐している水栓を選ぶなどの必要も出てくるため、今後キッチンをどのようにリフォームしていきたいのか、良く考えてから水栓のモデルを選ぶようにするとよいでしょう。
また、部品交換を希望する場合は、新しい水栓に交換するより時間が掛かる場合があります。
というのも、部品交換の場合、劣化している部品を見つけて、在庫が無い場合には注文する必要があるためです。1回の作業時間は短くても数回にわたって作業を繰り返す必要がある場合もあります。この点からも、やはり、年月を経た蛇口の場合、部品交換より新品に交換した方が手間がかからないと言えるでしょう。
2.キッチンに便利!ハンドシャワー付きの蛇口がおすすめの理由
【理由その1】シンクを洗いやすい
キッチンの水栓は、シングルレバー混合水栓やハンドシャワー付きの蛇口が一般的になってきていますが、ハンドシャワー付きの蛇口が断然おすすめです。
ハンドシャワーはホースが伸縮してシャワーヘッドがシンクの端までとどきます。ですから、広いシンクのお掃除や大きな鍋などを洗う場合にとても便利です。これまでは、シンクを洗うとき、すすぎをするために手で水を掛けたり、他の容器に入れた水を掛けたりしていたかもしれませんが、ハンドシャワー付き蛇口なら、シャワーヘッドを伸ばすだけで簡単にすすぐことができます。
また、背の高いバケツや花瓶などにもホースを引き出して簡単に水を入れることができるなど、使ってみて感じる利便性は整水のみの蛇口とは比べものになりません。製品によってはシャワーと整水を切り替えることができるので、必要に応じて使い分けることで、効率的かつ無駄なく水を使うことができます。
一日の終わりにハンドシャワーで熱いお湯をシンクにかけることで、雑菌の繁殖やぬめりを防いで、シンクを清潔に保つこともでき、家族の健康にもつながりますね。
【理由その2】節水効果が見込める
ハンドシャワー付き蛇口にするメリットは使いやすいだけではありません。シンクの端までハンドシャワーが伸びるため、すすぎにかかる時間が短くなり、節水にもなります。また、蛇口の中には、泡沫水栓といって水の中に空気を混ぜられるタイプのものがあります。これによって、従来と同じ水量のような感覚と使用感でありながら、空気が入っている分使用する水の量を減らすことができます。
シャワー付き蛇口や整水の蛇口の中にもこのような機能がついた製品があり、節水に効果があります。センサーによる自動水栓もあり、お子様のいるご家庭などでは水の出しっぱなしを防ぐことができるうえに、両手がふさがることの多いキッチンでの作業にも便利になるでしょう。
さらに、シングル水栓では水とお湯の使い分けが不明確で、ガス代が無駄になっているケースがありました。しかし、エコシングル水栓を選べば、従来よりも水を出せる範囲が広くなったうえに、ガスを使用してお湯を出す範囲に水栓を回す時にクリック感があり、お湯を使っているということを認識することができます。このことにより、無意識にガスを使うことを減らしガス代も節約することができます。
このように、水栓を変えることは節水やガス代の節約にもつながるため、水道代や光熱費の節約を考えているご家庭にもおすすめです。
3.まとめ:キッチンをより快適に使うために!シャワー付きにしてみよう
水栓は水漏れやお湯の温度の調節が難しくなるなどの不具合が出てきた段階で、新しい水栓に交換する必要があります。水栓は、従来のようにシンプルに吐水するだけのものもありますが、新しい水栓への交換を考えているならハンドシャワー付きのものがおすすめです。
ハンドシャワーは伸縮性のホースで引き出すことができるため、広いシンクの隅々まで掃除がしやすく、背の高いバケツなどにもらくらく水を入れられてとても便利です。そのうえ、お掃除がしやすくなる分節水にもなります。
泡沫水栓や自動水栓などを選べば、さらに節水をすることができます。水仕事の多いキッチンでの作業をより快適に便利にするために、リフォームの際はシャワー付きの水栓を選んでみてはいかがでしょうか?
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