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パネルとタイルで優れているのは?キッチンの壁選び!

2022年01月20日更新

キッチンのリフォームをするとき、多くの人が悩んでしまうのが、キッチンの壁をどのようにするかということです。キッチンの壁には、大きく分けてパネルとタイルの2種類があります。キッチンの壁は、パネルとタイルのどちらを選べばいいのでしょうか。それは、利便性とデザイン性のどちらを優先するのかということによって、変わってきます。ここでは、両者の特徴と相違点を紹介していきます。キッチンのリフォームを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
  1. キッチンパネルの特徴と価格相場
  2. キッチンタイルの特徴と価格相場
  3. 2つの壁の大きな相違点とは
  4. どちらにもそれぞれのよさがある!

1.キッチンパネルの特徴と価格相場

シンプルな白色が一般的でお手入れがしやすいのが特徴
シンプルな白色が一般的でお手入れがしやすいのが特徴

特徴

キッチンパネルとは、キッチンのコンロ周辺の壁を化粧する壁面パネルのことで、「ウォールパネル」とも呼ばれています。耐久性が高く、油・汚れ・ニオイが付きにくいとされるステンレス、アルミ、ホーローなどの素材が使用されていることが多いです。

ステンレスはシルバー色なので、クールでスタイリッシュな印象になります。傷がつきやすく、薬品に弱いという点はデメリットでしょう。しかし機能性は高く、価格もリーズナブルなので、人気のある素材です。
アルミは磁気を帯びず、低温に強いという特徴を持ちます。シルバー色ですが光が当たると反射するため、明るい雰囲気にすることも可能でしょう。ホーローは傷つきにくく、耐熱性は800°Cと言われている素材です。見た目は高級感があり、実際の価格もやや高めに設定されています。また、マグネットを使用することも可能です。

キッチンパネルは従来使用されていたキッチンタイルとは異なり、目地を取る必要がないため、簡単に掃除ができるというメリットがあります。ただし、目地を取らずに済むかどうかということは、施工業者の技量によって変わってきます。また、低価格で取り付けることができるという点も、キッチンパネルの魅力の一つと言えるでしょう。

キッチンパネルの場合、一般的なキッチンタイルの2分の1から3分の1程度のコストで取り付けることができます。ただ、キッチンパネルは掃除をしやすくすることを優先した作りになっているため、見た目がかなりシンプルです。そのためキッチンパネルを取り付けることで、キッチンがやや無機質な印象になってしまう可能性は否めません。

価格相場

キッチンパネルを交換するリフォームの場合、工事費込みでおよそ4〜7万円程度かかると言われています。キッチンパネルの厚みを通常よりも厚くしたい場合、さらに料金が高くなるでしょう。一般に、ステンレス、アルミのキッチンパネルは低コストで取り付けることができ、ホーローのキッチンパネルを取り付けるときはやや高コストになる傾向があります。

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2.キッチンタイルの特徴と価格相場

おしゃれな模様が多く自由度が高い
おしゃれな模様が多く自由度が高い

特徴

キッチンタイルは、耐水性・耐火性・耐候性・耐久性のすべてを備えているため、昔からキッチンの壁に使用されてきました。キッチンパネルが普及したことで、キッチンタイルを使用する家庭は減ったものの、形や色など豊富なバリエーションから選ぶことができるため、インテリアにこだわりのある人からは今でもなお愛され続けています。昭和を思い起こさせるレトロな雰囲気がありますし、タイルの組み合わせを自由に選ぶことも可能です。
ただし、キッチンタイルには掃除がしにくいというデメリットも存在します。

タイル自体は汚れにくい素材ではあるものの、目地の部分に使用されているモルタルは汚れやすい素材です。モルタルには吸水性があるため、汚れた水分が付着すると、キレイに掃除するのはなかなか困難です。油汚れが付着すると、さらに掃除が難しくなるでしょう。
目地に汚れの目立たないカラーを使用するという手もありますが、あくまでも目立たなくするだけなので、実際には汚れてしまっています。こまめに掃除ができる人ならば問題ないかもしれませんが、忙しい人や掃除が苦手な人には、向かないかもしれません。

価格相場

キッチンタイルを張替えるリフォームにかかる費用は、5〜10万円程度が一般的です。ただし、高価なタイルを選べば、もっと高額なコストがかかるでしょう。タイルをまっすぐに並べるのではなく、特殊な貼り方をする場合や、大きなタイルを使用する場合、コーナーなどで特殊な形のタイルを使用しなければならない場合など、通常よりも困難な施工を行うときは、料金が高くなることが予想されます。
また、既存のタイルを剥がしたとき、下地が傷んでいるようだと、追加料金が発生することもあります。

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3.2つの壁の大きな相違点とは

【1】種類の豊富さが異なる

キッチンパネルとキッチンタイルの大きな相違点の一つとして、バリエーションの豊富さが挙げられます。

キッチンパネルは、色については選ぶことができますが、デザインはシンプルなものばかりなので、面白みに欠けます。キッチンは主婦にとって毎日長時間過ごす場所ですから、あまり無機質な空間にしてしまうと、気分が塞いでしまう可能性があります。
それに対して、キッチンタイルのデザインはバリエーションが豊富です。カントリー風のタイルや花柄のタイル、無地のタイルやグラデーションタイプのタイルなど、多種多様なタイルの中から、好みのものを選ぶことができます。

タイルは自由に組み合わせることも可能なので、世界に一つだけのオリジナリティー溢れるキッチンにすることもできるでしょう。センスに自信のある人は、腕の見せどころです。

【2】溝の有無が異なる

キッチンパネルとキッチンタイルのもう一つの相違点は、溝の有無です。通常、キッチンパネルには溝がありませんが、キッチンタイルには溝があります。溝は汚れが付着しやすい上に、なかなか汚れが落ちません。
ひどい場合は、カビが生えることもあるでしょう。そのためキッチンタイルを取り付けると、掃除をするときに苦労することになるのが予想されます。食べ物を扱う空間が汚れているというのは、あまり好ましいとは言えないでしょう。

しかしながら、掃除のやり方を工夫するだけで、目地の頑固な汚れを落とすことは可能です。それに最近では、汚れに強い目地剤も販売されています。掃除のしやすさだけを見ればキッチンパネルが断トツで魅力的なのは確かですが、やり方を工夫しさえすれば、キッチンタイルでも清潔に保つことができるのです。

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4.どちらにもそれぞれのよさがある!

どれにメリットを感じるのかよく考えて選んでみましょう
どれにメリットを感じるのかよく考えて選んでみましょう

キッチンパネルとキッチンタイルの特徴や相違点などについて、紹介してきました。キッチンパネルには掃除がしやすいというメリットが、キッチンタイルにはデザインが自由に選べるというメリットがあることがわかりました。それと同時に、キッチンパネルはデザインに面白みがなく、キッチンタイルは掃除がしにくいというデメリットがあるということもわかりました。
では、どちらを選べばいいのでしょうか。それは、何を重視してリフォームするのかということによって変わってきます。

デザインはどうでもいいから、掃除を手早く終わらせたい」という人は、キッチンパネルがいいでしょう。反対に、「掃除はこまめにやるから、デザインにはとことんこだわりたい」という人には、キッチンタイルがおすすめです。また、「利便性やデザイン性よりも、低コストでリフォームしたい」と考えている人もいるかもしれません。そのような人は、比較的低価格で施工できるキッチンパネルを選ぶことをおすすめします。
キッチンを主に使用する人の意見を尊重して、家族でよく話し合って決めるといいでしょう。

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