高齢者に一番安全な床材はタイルカーペット!家庭内の事故を未然に防ぐ!
2022年01月20日更新
欧米に比べ、日本では家庭内での事故が増加傾向にあります。 その中でも、特に多いのが高齢者の転倒事故です。 日本は少子高齢化が進んでいるため、目立ちやすいというのはあるかもしれません。 しかし、それでも家庭内事故での死亡事例が多いことは、大きな問題といえるでしょう。 高齢者が安全に暮らせる家にするには、どうすればいいのでしょうか? 今回は、高齢者の安全を考えた家づくりについて考えてみたいと思います。
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1.事故の原因を探る
高齢者の家庭内事故を防ぐためには、まずその原因を探る必要があります。高齢者の家庭内事故で最も多いのが、転倒による事故です。これには、日本の住宅事情が大きく関わっています。
日本は欧米とは違い、家の中では靴を脱いで生活しています。これは日本古来から続いている生活スタイルで、何の疑問もなく続けられています。しかし、この住宅事情こそが、高齢者の転倒事故につながっているのです。
靴を脱ぐということから、日本の床材はフローリングであることがほとんどです。足が汚れないために、スリッパも履きます。しかし、このフローリングにスリッパという組み合わせは最も滑りやすいとされていて、転倒事故の最たる原因になっています。
ただでさえフローリングは滑りやすい床材ですから、高齢者の安全を確保するには、適した床材への変更が最も効果的といえます。
2.転倒防止に効果的な床材の条件
高齢者の転倒事故を防ぐためには、どのような床材に変更するのがいいのでしょうか。いくつか条件があるので、以下にご紹介します。
■ 防滑性
防滑性とは、その床がいかに滑りにくいかを表すものです。CSR値あるいは滑り抵抗係数と呼ばれる値で表され、この数値が大きいほど滑りにくい床材であることがわかります。 床材の滑りやすさは、乾燥時はもちろんのこと、水濡れ時との差も大きな指標になります。
■ 衝撃吸収性
滑りにくい床材を使っていたとしても、高齢者は足腰が弱っていることも多く、何かの拍子に転倒してしまうこともあります。そのような状態でも安全を確保するためには、衝撃吸収性の高い床材を使うことが大切です。
この衝撃吸収性を測るには、人間の頭部を想定したおもりを落とし、その時の衝撃を計測します。この衝撃が小さいほうが、衝撃吸収性が高い床材だといえます。
■ 視認性
高齢者の安全確保のためには、高齢者ならではの気遣いも必要になります。それが、視認性です。高齢になると視力が低下し、どこからどこまでが床なのか、その判断がつきにくくなることもあります。
これも、高齢者の転倒事故の一因になっています。 一般的には黒と黄色の組み合わせが最も視認性がいいとされていますが、家の中で使うには目に痛いともいえます。暖色系の色も視認しやすいとされているので、こういった色の床材を使うのもいいでしょう。
3.最も条件に適した床材はタイルカーペット!
前項でご紹介した3つの条件を元に考えると、最も適切な床材はタイルカーペットになります。何故タイルカーペットなのかは、以下の通りです。
防滑性をみた場合、最も優れているのはカーペットです。カーペットは起毛による凹凸があり、足のグリップ力が高くなります。また、水濡れ時にも水分を吸収するため、乾燥時との差も小さいです。こういったことから、最も滑りにくい床材だといえます。
衝撃吸収性をみた場合、最も優れているのは畳です。畳は主要な床材の中で最も厚く、衝撃を分散させる力が強いです。しかし、畳は衝撃吸収性こそ高いものの、滑りやすく視認性もあまりよくありません。
視認性をみた場合、最も優れているのはタイルカーペットです。タイルカーペットは様々な色を組み合わせて敷き詰めることができるので、視認性の向上に必要な2色以上の組み合わせという基準を容易にクリアすることができます。
部屋のテイストに合わせて色を変更できるのも、大きなメリットです。
以上のことから、カーペットの防滑性を残したまま視認性も高めることができるタイルカーペットが、高齢者の安全確保に最も適した床材だといえます。タイルカーペットは厚いものもあるため、衝撃吸収性についても十分に確保することができます。
タイルカーペットへのリフォームをお考えでしたら商品一覧や施工事例など参考になる情報が盛りだくさんなタイルカーペットTOPページを御覧ください。
4.まとめ
床材には様々なものがありますが、高齢者の家庭内事故を防ぐという観点からみれば、タイルカーペットが最も優れています。これを機に、床材をタイルカーペットに変更してみてはいかがでしょうか?
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