床リフォームとシロアリ対策はセットがお得
2022年01月26日更新
「床を歩くとギシギシと音がする。」「ふすまやドアの開け閉めがスムーズにいかなくなった。」それはシロアリ被害が原因かもしれません!シロアリ被害は古い住宅に多いイメージがありますが、その件数は火事被害のおよそ4倍と言われ、新築間もない住宅でも被害が多数報告されています。目に見えないシロアリ被害は長年放置すると、住宅を建て替えなければならないほどの被害を受けてしまうことがあり、早めの対策が必要です。しかし、シロアリ対策にはそれなりの費用がかかるため、躊躇される方も多いと思います。そこで今回は、シロアリ対策をお得にできるタイミングを、シロアリ被害の実態とともに、ご紹介したいと思います。
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1.こんな症状はシロアリのサインかも
生活している中で、お住まいに下記のような症状が発生した場合シロアリ被害を疑う必要があります。
床や畳がブカブカする
シロアリ被害の進んだ住宅では、畳や床板がなんとなく、くぼむ感じを受けます。また同様に、襖や障子、雨戸などの建付けも悪くなります。
床に木くずやフンのようなものが落ちている
シロアリは木材から飛び出す際に細かい木クズを排出します。排出口は画鋲で穴をあけたような1mm程度のものから5mm程度のものまで様々です。
住宅から羽アリが大量に飛び出した
4月から7月にかけて、住宅から羽アリが大量に飛び出す光景を見かけたら、シロアリが巣を作り棲んでいる可能性が高いです。
2.昆虫で唯一木材を栄養にするシロアリ
木材以外も被害の対象となってしまいます
シロアリは約3万種類いる昆虫の中で唯一木材を栄養にする昆虫です。 木材以外は餌にすることはありませんが、シロアリの移動の邪魔になる場合、プラスチック、金属、コンクリート、ケーブルであっても噛みくだかれてしまう場合もあります。
また、シロアリは見た目や生態がアリと似ているためアリという名前がついていますが、系統的にはゴキブリに近い種類に分類されています。
3.シロアリの侵入経路は床下が9割
シロアリが羽アリとして飛んできて、家の中に侵入すると思われている方が多いですが、実は9割が床下から侵入してきます。
シロアリは土の中に巣を作り、働きアリが餌となる木材を求め広く徘徊をします。餌場となる家屋、木材を見つけると、その間に蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルを作り、トンネル内を移動しながら餌を運び、巣を拡大していきます。
床下が土造りの場合
床下の土の中や住宅の周囲に生息していたシロアリが、基礎や束柱に蟻道を作り侵入してきます。
床下がコンクリート張りの場合
床下がコンクリートで覆われている構造でも、基礎や束石(つかいし)の境目に、0.6mm以上のひび割れや隙間が生じれば、シロアリはそこから侵入してきます。
玄関の場合
玄関は土壌と木部が近くシロアリが侵入しやすい環境です。また、水を撒いての清掃は、わずかな隙間から水が土間の下に入り込み、さらにシロアリが好む環境をつくる要因となってしまいます。
4.シロアリは湿気が多く温かい場所が大好き
シロアリは光や風が苦手なため、密閉構造になっている風通しの悪い場所、結露や水漏れが多く発生するような湿度の高い場所を好みます。
その条件に当てはまるのが、キッチン、トイレ、洗面台、お風呂などの水回りの空間や、侵入されやすい玄関です。また、換気をあまりしない空き家などもこの条件に当てはまります。
また、基礎断熱や温水パイプなどで床下を暖める床暖房は、冬場でもシロアリ活動できる環境を提供することになり、被害をうける要因となります。
5.シロアリ対策は床リフォームとセットがお得
シロアリ対策は床下に潜り、土台・柱の間に薬物を散布しバリアを張る作業が一般的です。
そのため、お住まいに床下に潜るための点検口がない場合は、床材を剥がさなければなりません。床板を上げ交換する床リフォームは、同時に床下の土台、基礎の状態も確認できるため、作業時間的にもコスト的にも、シロアリ対策にはベストなタイミングと言えます。
また、一般的な消毒薬の効き目は5年で、定期的な薬剤散布が必要となってくるため、床リフォームの際は点検口を設けるなど、床下の状態を確認できる環境を整えましょう。
6.まとめ
床下に潜ることなく、土台、基礎の状態を確認できる床リフォームは、作業時間的にも、コスト的にも、シロアリ対策のベストなタイミングです。今まで費用がかかるシロアリ対策に躊躇されていた方は、床のリフォームと一緒にシロアリ対策をおこなってみてはいかがでしょうか。
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