壁紙クロスのお手入れ・キレイに保つ方法
2022年02月21日更新
壁紙クロスはきちんとしたお手入れを続ければ、数十年という長い間もたせることができます。しかし、壁紙は素材や汚れに応じて手入れの方法が存在するため、適した手入れの方法がわからなければ、本来の寿命を全うさせてあげることはなかなか難しでしょう。美しく、気持ちの良い空間を長い間保つために、お手入れの仕方をご紹介いたします。
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1.壁紙の素材にあわせたお手入れを
普段から気をつけているつもりでも、いつのまにか壁紙に汚れが、なんてこともありますよね。そんな風にもし汚れを見つけたら、早めにお手入れをしてください。
壁紙によってケアの方法が異なりますので、次の例を参考にしてそれぞれに応じたお手入れをしましょう。
ビニル壁紙のお手入れ法
ビニル壁紙
壁紙の中でも、比較的お手入れしやすいのがビニル壁紙。一般的なビニル壁紙であれば食べ物や飲み物などが付いた場合でも、水を固く絞った雑巾で拭き取ればほとんどの汚れは取れるようになっています。もしそれでも落ちにくい場合は、家庭用中性洗剤を使うといいでしょう。
ただし、表面に残った洗剤はキレイに拭き取り、最後には乾拭きをします。 防汚機能付きビニル壁紙は表面にフィルムがラミネートされているので、油性マジックやクレヨンなども、乾いた雑巾で簡単に落とすことができます。
紙壁紙のお手入れ法
紙壁紙
紙壁紙はビニル壁紙に比べると摩擦やキズに弱いうえ、水を吸い込みやすいという弱点があります。食べ物や飲み物などの汚れが付いてしまった時は、すぐにティッシュペーパーか乾いた布などでポンポンと軽くたたくように拭き取ってください。
また、小さな汚れや手垢などであれば、消しゴムで軽くこすれば落ちる場合もあります。
織物壁紙(布クロス)のお手入れ法
織物壁紙
織物壁紙の表面は水拭きすることができません。そのためブラシを付けた掃除機やハタキで、ホコリを取るというのが主なお手入れ方法になります。
また、ジュースやケチャップなどの汚れが付いた時は、固く絞った布などで表面を軽くたたくようにして汚れを取ってください。
オレフィン壁紙のお手入れ法
オレフィン壁紙
オレフィン壁紙に食事中の汚れなどが付いた時は、固く絞ったスポンジや布で吸い取るように汚れを拭き取りましょう。
また、汚れ防止機能がついているものは抗菌性のフィルムがラミネートされているため、壁紙内部にまでは汚れが浸透せず、拭き取りやすくなっています。油性マジックやクレヨンなども落とすことが可能です。
壁紙のハガレ
重度なハガレはプロに相談を
部分的なハガレであれば、ほとんどは文具糊や木工用ボンドなどで貼りつけることができます。
補修はまず、ハガレている壁紙の裏面にブラシなどで糊をムラなく、しかもはみ出さない程度に多めに塗ります。それから10分程おき、下地に貼り付ければ完了です。ただ、ハガレた面積が広い場合や何度もハガレるときは、プロに相談したほうがよいでしょう。
関連ページ:お部屋をよりキレイに!クロスの傷みと破れの補修方法
2.壁紙の劣化を防ぐために気をつけたいこと
次のような点に気をつけていれば、壁紙は長い間、美しい状態をキープすることができます。ちょっとしたことかもしれませんが、大切なポイントですよ。
直射日光に当てない
直射日光は想像以上に壁紙を劣化させます
壁紙の大敵は紫外線。普段あまり使わない部屋にはカーテンやブラインドを使って、できるだけ直射日光が当たらないようにしましょう。
強い日差しが気になる場合には、UVカット機能が付いたカーテンを取り付けるのもオススメです。
熱風、高温を避ける
熱風はハガレや歪みの原因となります
ストーブや暖房などの炎の熱で、壁紙が変形・変色することもあります。そうした暖房器具を使うときには、熱風が壁紙に直接あたらないよう注意する必要があります。
また加湿器を使用する際にも、湿度が高くなりすぎないように気をつけましょう。
粘着テープを貼らない
のりが強いテープには特に要注意
セロハンテープやガムテープは変色・汚れの原因となりますので、できるだけ貼らないことをオススメします。
薬品類をつけない
化学薬品は壁紙の天敵です
殺虫剤や塗料、医薬品や口紅なども、壁紙を痛める原因となります。不用意にそれらを付着させないよう気をつけてください。
よく換気する
換気、除湿はしっかりと行いましょう
タバコの煙や台所の油煙は短期間で壁紙を変色させるほか、水蒸気などによる結露はシミやカビ、はがれの原因となります。
それらを防ぐためにも、換気扇や除湿機をこまめに使うことをオススメします。
できるだけキズをつけない
猫の爪とぎなどにも要注意
家具の角を当てたり爪を立てたりして、壁紙にキズをつけないようにしましょう。
また、子供がイタズラ書きしそうな場所にはシートを貼るなどの方法が効果的です。
家具と壁面のスキマをあける
本の表紙なども色移りの原因となりがちです
家具の塗料に含まれる色素は、壁紙を変色させる場合があります。壁と家具の間を少しあけると変色を防ぐだけでなく、結露の防止にもつながります。
3.汚れが目立つ前に早めの貼り替えを
丁寧に使うことで壁紙の寿命を延ばすことは出来ますが、それにも限界があります。
また、子供やペットが傷つけてしまったりすれば張替えを行う必要があります。
その際は是非リノコの定額壁紙リフォームサービスをご利用ください。
材料費や施工費込みでリフォームを行っていただけます。
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