畳のサイズを徹底解説!1畳の大きさとは?江戸間、京間など地域で異なる畳の種類
2022年06月23日更新
6畳(帖)の部屋、と言われても実際の広さはピンときませんよね。
そもそも1畳の大きさとはどれくらいなのでしょうか。
畳のサイズは地域で異なり、京間や江戸間、団地間など日常ではあまり聞かない表現で呼ばれることも複雑さに拍車をかけます。
ここではそんな畳のサイズ一覧や平米に直したときの広さなどをわかりやすく解説しています。
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1.畳のサイズの種類
畳のサイズは地域によって異なり、大きく以下の5つに分類することが出来ます。
どの規格も畳の長辺を丈(たけ)、短辺を巾(はば)と呼び、丈と巾の比率は約2:1です。
また、畳は通常「寸」で表示されますが、最近はわかりやすく「cm」表記も多くなっています。
ここでは㎡(平米)、cm表記で解説します。
畳のサイズ一覧
上から大きいサイズ順です。
畳の名称 | ||
---|---|---|
1畳の大きさ | 使われている地域/別称 | |
京間 (きょうま) | 約1.82㎡ (丈191cm×巾95.5cm) | 主に西日本エリア。 本間(ほんけん)とも呼ばれる。 |
六一間 (ろくいちま) | 約1.71㎡ (丈185cm×巾92.5cm) | 山陰地方、近畿の一部。 全国的にはややマイナーな規格。 |
中京間 (ちゅうきょうま) | 約1.65㎡ (丈182cm×巾91cm) | 主に東海エリア。 三六間(さんろくま)とも呼ばれる。 |
江戸間 (えどま) | 約1.55㎡ (丈176cm×巾88cm) | 東京を中心に関東エリア。 五八間(ごはちま)とも呼ばれる。 最もメジャーで、畳の標準規格とも言える。 |
団地間 (だんちま) | 約1.44㎡ (丈170cm×巾85cm) | 集合住宅で使われる。 五六間(ごろくま)とも呼ばれる。 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
京間(きょうま)
・1畳の大きさ:約1.82㎡(丈191cm×巾95.5cm)
・別称:本間(ほんけん)
畳の中では最も大きなサイズです。
京都を始めとした関西地方と中国、九州地方で使われている畳の大きさです。
六一間(ろくいちま)
・1畳の大きさ:約1.71㎡(丈185cm×巾92.5cm)
広島や山陰地方、岡山など近畿の一部で使われている畳の大きさです。
全国的にはややマイナーな種別の畳の大きさです。
中京間(ちゅうきょうま)
・1畳の大きさ:約1.65㎡(丈182cm×巾91cm)
・別称:三六間(さんろくま)
愛知を中心とした名古屋圏、岐阜、三重、福島、山形などの東海~北陸、東海地方の一部に加え沖縄の奄美大島で使われているサイズです。
次に紹介する江戸間に次いでメジャーな畳のサイズです。
江戸間(えどま)
・1畳の大きさ:約1.55㎡(丈176cm×巾88cm)
・別称:五八間(ごはちま)
江戸間の名前からわかるように東京を中心とした関東圏を筆頭に東北や北海道など、東日本の多くの場所で使われている大きさです。
最もメジャーな大きさの畳で畳の標準規格とも言えます。
団地間(だんちま)
・1畳の大きさ:約1.44㎡(丈170cm×巾85cm)
・別称:・五六間(ごろくま)
名前の通り団地やアパート、マンションなどの集合住宅で使われる単位です。
この大きさは全国共通で地方による変化がありません。
2.6畳の大きさというと?
・京間 (丈 191.0cm× 巾 95.5cm)×6畳=10.9443㎡
・六一間(丈 185.0cm× 巾 92.5cm)×6畳=10.2675㎡
・中京間 (丈 182.0cm× 巾 91.0cm )×6畳=9.9372㎡
・江戸間(丈 176.0cm× 巾 87.8cm)×6畳=9.27168㎡
・団地間(丈 170.0cm× 巾 85.0cm)×6畳=8.67㎡
1畳ではそこまで大きさの違いは気にならないかもしれませんが、6畳ともなると種類ごとの広さの違いがよくわかります。
種類ごとの㎡(平米)一覧
畳数 | |||||
---|---|---|---|---|---|
団地間 | 江戸間 | 中京間 | 六一間 | 京間 | |
6畳 | 8.67㎡ | 9.27㎡ | 9.93㎡ | 10.26㎡ | 10.94㎡ |
8畳 | 11.56㎡ | 12.36㎡ | 13.24㎡ | 13.69㎡ | 14.59㎡ |
10畳 | 14.45㎡ | 15.45㎡ | 16.56㎡ | 17.11㎡ | 18.24㎡ |
3.不動産広告やサイトでの畳数の規格は?
大きさ表示はルールで決まっている
このように地域、用途によって畳のサイズがバラバラだと不動産の広告に出てくる間取りの畳数表記から実際の部屋の広さを想像することが難しくなってしまいますよね。
そうならないように、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」というルールで部屋の広さを畳数で記載する際には、「1畳=1.62㎡(平米)以上」とすることが決められています。
1.62㎡以上といっても不動産屋さんは部屋を少しでも広く見せたいので、広告の1畳=1.62㎡と考えてよいでしょう。
6畳の平米数は?
6畳の部屋の平米数は、1.62㎡✕6畳=9.72㎡(平米)となります。
4.畳のよくある質問
ここまでの内容を踏まえて、畳についてよくある質問を見ていきましょう。
Q:1畳は何センチ?
A:一般的に不動産サイトや広告での1畳は、180cm×90cm(1.62㎡)です。
ただ、畳は地域ごとに使われる大きさが異なるので注意が必要です。
Q:畳の縦横比は?
A:畳の縦横比は2:1で統一されています。
畳の大きさは種類によって異なります。
Q:畳のサイズにはどんな種類があるの?
A:最もメジャーなサイズは関東圏で使われている「江戸間」の一畳176cm×88cmサイズです。
その他に、西日本で使われる「京間」、東海エリアで使われる「中京間」、集合住宅で使われる「団地間」、他にも「六一間」などが一般的です。
Q:6畳はどれくらいの広さ?
A:不動産サイトなどに載っている6畳とは、約9.72㎡です。
180cm×90cmの畳が6枚並んでいると考えるとイメージしやすいかもしれません。
5.まとめ:1畳は基本1.62平米。畳の大きさの地域差に注意。
ここまで畳のサイズについて解説してきました。
不動産サイトや広告では、基本的に同じサイズで表記されていますが、地域で使用する畳が違うこともありますので注意が必要です。
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