標準装備とは
リフォームを行うときに事前に標準装備の内容を知っておくことは大切なポイントです。ここでは、標準装備についての解説に併せてシステムキッチンとバスルームに多い具体的な標準装備例をご紹介します。↵
意味:標準装備とは
標準装備とは標準的な仕様としてもともと装備されることが決められている設備や建具をいいます。オプションとして別途注文したり購入したりしなくても、一般的に必要となるものすべて基本として備えられていることです。
施主が設備や建具といった仕様を一から決めるリフォームや注文住宅のような場合でも、一般的に必要とされる設備や建具までひとつひとつ注文をすることを省き、標準仕様としてすべて付随して装備します。一から個別注文する必要がないことにより費用の節約となったり、手間が省かれたりといったメリットがあるだけではなく、施主にとっては工事にかかる費用の目安が持てるという利点があります。
最低限必要となる装備を含めた基本となる価格を提示してもらえることで、予算計画が立てやすくなり、安心して注文できるようになります。
システムキッチンに多い標準装備は?
調理台や流し台、ガス台、収納棚などがすべてひとつにつながって造られたキッチンをシステムキッチンといいます。
システムキッチンに付く標準装備には、例えば収納のための吊り戸棚や、調理台の下に設けられる引き出し式収納スペースの機能的構造設備があげられます。食器棚一つ分にもなる収納力を持った吊り戸棚の装備は、日常使いと来客用を合わせた食器類や調理器具、貯蔵食品と多くの物が置かれるキッチンで、収納スペースをしっかりと確保できますから安心です。
収納物が多くなると、どこに何をいれたのか、あるいは物がきれいに整理できないといったケースも生じやすくなります。このようなことに対応し、引き出し式収納スペースに物のサイズに分けて収納できる間仕切りや小物を整理しやすいトレイといった機能的な構造をもつ収納スペースが標準装備となっていることも多くあります。
そのほかにもシステムキッチン全体を上質な塗装仕上げとする標準装備や、流し台に水切りプレート、洗剤やスポンジを入れることができるカゴ、蛇口部分を伸ばして使用できるシャワー式水栓やプッシュ式水栓、食器洗い乾燥機が装備されているケースも少なくありません。
バスルームに多い標準装備は?
バスルームでは、内装デザインと設備に関する標準装備がそれぞれ備わっています。内装デザインは柄やデザインをいくつかの選択肢から選べる場合がほとんどです。壁の素材やカウンターの材質も上質なものを標準装備として掲げているところが多くあります。
設備や付属品の標準装備で多い例では、細かい格子状の溝によって水はじきが良くなるドライ機能が付いた床、バスルームで使用するために適した曇りや濡れに強い鏡、ボディソープやシャンプーを置くことができる収納棚、洗濯物を干すことができるパイプや換気システム、バリアフリーに対応したフラットな入り口などです。中には換気システムに加えて暖房や乾燥機能がついた浴室乾燥機を標準装備しているプランもあります。
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