クレセント錠とは
何かと物騒な世の中ですので、防犯の意味でも窓にはしっかりとした鍵をつけたいものです。一般的な家庭の窓に使われているクレセント錠について解説します。
意味:クレセント錠とは

クレセント錠のイメージ
クレセント錠とは、クレセント(三日月)のような半円形をした金具のついた鍵のことで、元々は防音や気密性の確保を目的として窓の密閉性を高めるために作られたものです。
半円形の金具だけだと窓を割られてすぐに開けられてしまうため、防犯性については問題がありましたが、補助錠の追加やクレセントをロックする鍵の追加などを行った防犯性を高めたクレセント鍵が存在します。
クレセント錠の交換方法、交換手順
クレセント錠は劣化すると締め付けが悪くなったり、窓とのかみ合いが悪くなったりして鍵がかからない、勝手に開いてしまうなどの不具合が出てきます。
クレセント錠を交換する場合、同じメーカーの同じ型番のものであれば交換は容易で、固定していたねじなどを外し交換するだけです。
もし同じ型番のクレセント錠が廃番であれば、最悪窓のサッシごと交換することになり、費用も大幅に違ってきます。まずは今のクレセント錠と同じものが手に入るか確認しましょう。
新しい鍵を取りつける時に、クレセント錠を固定しているネジを無理やり外したり無理やり取り付けたりすると、鍵の位置がずれてかみ合いが悪くなる可能性があります。
クレセント錠は自分で交換もできますが、窓のサッシ自体が傷んでしまうことも考えられるので、無理はせず業者に頼んで交換してもらうことを検討しましょう。
形状・タイプで分ける鍵の種類と見分け方
クレセント錠の用途としては窓に使われることがほとんどですが、鍵といってもいろいろな種類のものがあります。
一般的な扉などのカギに使われているのはシリンダー錠です。凹凸や溝のついた鍵と、円筒形の筒(シリンダー)が重なってできた鍵穴の部品で構成されています。
一番簡単な構造をしたものがディスクシリンダー錠で、鍵側面に溝と鍵先の両側に切り欠きがあります。シリンダー内部には穴のあいた皿のような障害(タンブラー)があり、その形に合った鍵が入ると開閉する仕組みです。
他にもタンブラーがピンになっているピンタンブラー錠や、鍵の側面に特徴的なデコボコの凹みがあり、タンブラーのピン数や刺さる方向が複雑化したディンプルシリンダー錠、防犯性を強化したマグネットタンブラーシリンダー錠などがあります。
古くからある鍵には、先端にいくつかの切れこみや穴のある四角い突起のついた鍵を差し込み、鍵穴の中の障害(ウォード)にぶつからなければ鍵が回って開閉できるウォード錠、板状のタンブラーが入っていて、正しい鍵を差し込むと閂(かんぬき)を出し入れして閉めるレバータンブラー錠、ハンドバックのような形状をした南京錠などがあります。
最近では磁気認証式のカードキーや電気式の暗証番号キー、指紋や静脈、虹彩などで対象を判別する生体認証式の鍵があるなど種類も豊富です。
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