吹抜けとは
大きなビルなどでは真ん中の空間が上まで広がっていることがよくあります。住宅でも、1階と2階がつながる大きな吹抜け空間を確保しているケースもあります。開放的な印象がある吹抜けについて、メリットとデメリットを解説します。↵↵
意味:吹抜けとは
吹抜けとは、下の階の天井と上の階の床を作らないことで、上階と下階がつながってできる空間のことです。
高層ビルなどでもよくみられますが、戸建ての玄関部分が吹抜けになっていたり、マンションのエントランスホールで吹抜け空間を取り入れた設計になっていたりすることも多いです。
リビングに吹抜けを作っている戸建て住宅も見られます。
吹抜けは、空間的な広がりを作ることができ、下から見上げても上から見下ろしても視覚的に大きなインパクトを与えることができます。
1階と2階にいる家族同士が、お互いの気配を感じながら生活できる点も魅力です。ただし、空間がつながっていることによる冷暖房効率や音の問題もあります。
吹抜けのメリット
吹抜け空間がある住宅のメリットは、主に3つあります。
1つ目は、採光が良くなることです。一階で窓を作ることができない場所であっても、吹抜けを作ることで上階からの光を採り入れて明るい空間に変えることができます。
2つ目は、解放感を感じることができることです。吹抜けがなければ見上げるとすぐに天井があるという状態になりますが、吹抜けがあることによって解放感がある空間になります。
3つ目は、家族同士の気配と感じやすくなり安心して暮らせる住宅になることです。1階と2階の間に天井や床がないことによって、音が通りやすくなります。別の階にいる家族に声をかけたり気配を感じたりできる点がメリットです。
吹抜けのデメリット
吹抜け空間にはメリットもありますが、デメリットもあります。デメリットを知った上で吹抜けを作る決断をする必要があるでしょう。主なデメリットは3つです。
1つ目は、冷暖房の効率が悪くなることです。特に住宅は、吹抜けを作ると人がいる以外の空間が広くなってしまいますので、冷暖房の効率が悪くなるのは避けられません。
2つ目は掃除をするのが難しくなる点です。吹抜けでなければ天井の掃除もそれほど難しくありませんが、吹抜けの上部の掃除は危険も伴いますので専門業者などに依頼せざるをえないなど大変です。
3つ目は、上下階の音が筒抜けになることです。特に、下の階の音が上の階に抜けやすくなりますので上下階で生活のリズムが違う場合などは注意が必要でしょう。
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